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サンルイ国際ジャズフェスティバル25周年
サンルイの国際ジャズフェスティバルは今年で25周年を迎えた。

http://www.saintlouisjazz.org/

毎年かなり名の知れたミュージシャンが参加するそうなのだが、私はそんなに詳しくないのでラインナップを見てもよく分からない。今年唯一知っていたのが、コンゴ民主共和国出身のロクア・カンザLokua Kanza。ロクア・カンザのCDは最近のもの以外は多分ほとんど持っているのかもしれないくらい一時期ハマって聞いていた。Lokua Kanzaが2日目に来るくらいなので、他の日の方々もそうそうたるメンバーなのだろうと、Lokua Kanzaを基準に考えていた。残念ながらKokua Kanzaが出演する日はサンルイへ行けないため、週末に会わせてフェスティバルへ行ってみることにした。

まずホテルを探すことから始めたのだが、これが見つからない。ようやくサンルイの街外れのホテルに部屋を見つけたのだが、前日になっていきなり、2泊のうち1泊がキャンセルになってしまったと連絡があった。昨年ジャズフェスティバルに行った方も、ホテルに到着したら予約がキャンセルされていたらしく、やっぱりこの時期は予約が混み合い、こういうことがよくあるようだ。最終的に予約をキャンセルしたホテルに別のホテルを探してもらい、なんとか事は収まったのだが、しっかり予約できていても安心できないことはよく分かった。

昨年のジャズフェスティバルは、安全対策が議論になり、一時期中止になるかどうかという話にもなったようだ。それもあってか、今回サンルイの街と会場に着いてから分かったのだが、これでもかというほどに軍と警察と一般警備会社の方々が警備していた。といっても、もちろん油断はできないし、会場警備の一部は音楽に聞き入っていたのだが笑。

ジャズフェスティバルは、これまで滞在した国でも開催されていた。ブルキナファソでも毎年ジャズフェスティバルがあり、ジャズ大国マダガスカルでは大きなフェスティバルが開催されていた。やはりどこにもコアなファンがいるようだ。
アフリカで3本の指に入るジャズ大国マダガスカル
JAZZ in TRAIN


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ジャズフェスティバルは、VIP席、A席、B席とあり、後ろに行くにしたがって安くなる。滅多に来ない機会なので、前の席のチケットを購入。



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Alune Wade
セネガル人ベーシスト。

セネガル軍オーケストラに属していた父の指導で、6歳の頃からベースやピアノ、ギターを習っていた。セネガル人ミュージシャンのイスマエル・ロを師と仰ぐ。





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Nancy Murillo
コロンビア出身のサルサシンガー

サルサの女性シンガーは本当に格好いいのだが、この方も体が小さいのにエネルギッシュでパワフルで、ステージに上がってきた時からオーラがあった。





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Stanley Clarke
アメリカ出身のベーシスト

わざわざこう書く必要もないほどに名声を上げている方だが、私は存じ上げず。。。いやー、やはり観客を楽しませようと意識しながら最も見せるステージをされる方で、最も興奮したステージかも。








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この期間、数多くのスポンサーが様々な協力をしているが、その一つミネラルウォーターのKIRENEはラベルがジャズフェスティバルバージョンになっていた。


街全体がお祭りモードで街を探索するだけでも楽しい。


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by iihanashi-africa | 2017-05-01 09:12 | セネガル | Trackback | Comments(0)
コートジボワール音楽~ZouglouとCoupé Décalé~
前回のコートジボワール音楽の続き。
コートジボワール音楽~Magic System~

Zouglou

Zouglouの歴史は前回の記事(↑)を参照。

Zouglouと言えばMagic Systemだが、他にもZouglou音楽を歌うアーティストは沢山いる。中でも私にとって印象的なグループがEspoir 2000という二人組。

Espoir 2000は、1997年にデビューしたのグループ(Pat SakoとValery)。当初は3人だったが、途中で一人脱退して2人になった。バグボ元大統領支持者と言われているが、今はそこまで政治色は出していない。ただ、社会の痛烈批判や政治を揶揄する歌詞が多い。『Eléphant d’afrique』でデビューし、1998年の『Série C』がコートジボワールで大ヒットした。


1999年 Série C
女性の社会的地位とそれに反して女性が男性に求める物質的愛情を歌った曲。「人生はマラソンのようなものだというが、女性は決まった道しかないじゃないか。エンパワーメントなんてまだまだ。学ぶのは裁縫と散髪だけ。一方、女性たちは結婚すると男性が稼ぐお金しか見ない。請求書が払えなくなると、男性は独身になる。未来の妻よ、これから結婚するのであれば、電気代は私が払うから、水道代は払ってほしい。もし苦しい時期があっても一緒にご飯を食べよう。そして2000年が来たらどうなっているか見直してみよう!」



2006年 Abidjan Farot
これはダンスミュージックとしてとてもヒットした。



2008年 Africain Président
アフリカの多くの大統領たちを揶揄した曲。フランス語の韻を踏んだ歌詞で皮肉っているのがなんともおかしい。何度聞いても、そうそう!っとくすっと笑ってしまう。ブルキナファソで出張中に同僚とこの曲を聴くと必ずと言っていいほど、彼らの前政権への不満で話が止まらなくなった。大ヒットした曲ではないのだが、私にとってはとても思い出深い曲



Coupé Décalé

Zouglouから少し遅れて2002年にパリ郊外のコートジボワール人が多く居住する地区で生まれたのが、Coupé décaléだ。コートジボワールの南東部に位置するAttiéという都市で伝統的に踊られている「Akoupé」という踊りからきているらしい。そしてアビジャンのDJたち(もちろんYopougon地区に居住していた人がほとんど)が「Coupé Décalé」と名付け、広めていった。Coupé Décaléの出現でコートジボワール音楽は、サブサハラアフリカ全土へ広まっていき、各地で踊られるようになった。カメルーン、ガボン、ブルキナファソやコンゴ民主共和国でもCoupé Décaléダンスコンテストが開催されるほど人気が出たようだ。もちろんフランスのアフリカ人コミュニティーでも大流行りだった。

Coupé Décaléは代表的な曲を選ぶのが難しいが、私の知っている中で人気を博したと思われる曲を三つご紹介。


2007年 『Bobaraba』 Dj Mix & Elloh Dj
とっても独特のリズムでいったん聞くと頭から離れない。



2009年 『Seka Seka』 DJ Marechal
西アフリカにいた方なら、この曲を一度は聞いたことがあるかもしれない。とても人気のあった曲だ。



2015年 『Gbobolor』 DJ Arafat
Coupé Décaléの2大スターと言えば、DJ ArafatSerge Beynaud。中でもDJ Arafatの影響力はすごい。私は彼の最初のシングルHommage à Jonathan (2003)は好きだが、徐々に洗練されてきてロック色が強くなってきたので、ほとんど聞かなくなった。しかし、Forbes AfriqueやTRACE Africaは、2015年の最も影響力のあるアフリカ人アーティストに選んでいるそうだ。ただ、いろいろとニュースが絶えない方だからなあ。。。



最近はナイジェリア音楽の方が人気が出てきたようだが、コートジボワール国内の音楽がどのように発展していくかのかも楽しみに見ていきたい。


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by iihanashi-africa | 2016-01-13 00:16 | コートジボワール | Trackback | Comments(0)
コートジボワール音楽~Magic System~
前回の記事(最近流行りのナイジェリア音楽)でコートジボワール音楽の話をちらっと記述したので、Magic SystemZouglouズグル音楽を紹介しようと思う。

Zouglouは、コートジボワールの都市郊外の若者の間で生まれたリズムで、社会や政治を揶揄したり、複雑な恋愛や夫婦関係、友情、正義など詞にメッセージ性があって、リズムもよい上に聞いていても楽しい。

Zouglouは1980年代後半に生まれたとされている。コートジボワールのGagnoaという都市で、新たなダンスを生み出した若者が、大学へ通うためにアビジャンへ上京してから郊外のYopougon地区で友人たちと確立したものにしていき、学生の間に広まっていった。Yopougonと言えば、「Aya de Yopougon」というアニメがあったのを思い出す。コートジボワールの大衆文化はYopougonで生まれると言われるほど、雑多だが活力のある地区なのだ。

そしてこのZouglouを世界的に知らしめたのが、Magic Systemという男性4人組アーティストの台頭だ。当初、Zouglouはダンスから始まったのだが、90年代後半から音楽とダンスがミックスした形に徐々に変化していき、Magic Systemもその流れの中で出てきた。もともとは50人近いメンバーがいたグループだったが、独立して別のグループを作るものも出てきて、その中の一つだった。

彼らがフランスで有名になったのは2002年。『Premier Gaou』という曲のヒットがきっかけだ。すでにコートジボワールでは成功を収めていた曲だったが、紆余曲折を得て3年後にやっとフランスで発売され、フランスの音楽チャート4位に入るヒットとなった。

この歌はリードボーカルA’salfoの実体験を歌っている。お金も名声もなかった時に、他の男性を見つけて彼から離れていった彼女が、テレビやラジオで活躍しだした彼を見て、よりを戻そうとした話。Gaouというのは「愚かなこと・ばからしいこと」という意味。歌では、彼女が離れていったのはGaouではない、戻ってきた彼女を受け入れるのがGaouなのだと歌っている。



その後、いくつもシングルやアルバムを出しているが、その中でもヒットした曲を紹介する。


2004年 『Un Gaou a Oran』(前回の記事で紹介した曲。私がmagic systemを知るきっかけとなった曲) 
アルジェリア人ミュージシャンMohammed Lamineとのフィーチャリング。



2006年 『C'est chô, ça brûle !!!』
アルジェリア人ミュージシャンのCheb AkilとCheb Bilalとのフィーチャリング。フランスの音楽チャート4位。Magic Systemはアラブ系ミュージシャンとのコラボが多く、とても楽しめる。



2007年 『Ki Dit Mié』 フランス音楽チャート4位。



2009年 『Même pas fatigué』 
フランス音楽チャートで7週間1位になった曲。これもまたアルジェリア人ミュージシャンKhaledとのフィーチャリング。ミュージックビデオには、サッカーの元フランス代表リベリー選手が出演していることにも注目。リベリー選手はアルジェリア系フランス人の奥さんと結婚してからイスラム教に改宗している。



2011年 『Chérie Coco』 
フランスのラップ歌手Sopranoとのフィーチャリング。音楽チャート2位。



2014年 『Magic in the Air』 
モロッコ人歌手Chawkiとのフィーチャリング。フランス、ベルギーの音楽チャートで1位。ルクセンブルグとポーランドで3位。スイスで23位、ドイツで64位。私も好きな曲の一つ。「とにかく空に向けて手を掲げよう!近道はないけれど、心配することはない。ばかなことをしてみよう」と歌う。2014年のFIFAワールドカップの前にリリースされ、応援歌にも聞こえる。



Magic SystemのリーダーA’salfoは、2012年、UNESCO親善大使に任命された。歌に込められた平和と正義への思いは聴衆に多くの影響を与えているという評価だった。

2002年からコートジボワールは内戦状態に陥った。3000人が殺害されたと言われており、バグボ元大統領を支持していたアーティストは国外退避を余儀なくされた。Magic Systemは、和解のメッセージを発信し続け、2011年からは国外退避したアーティストが故郷へ戻るキャンペーンを始めた。UNESCOはこれらの活動を評価して親善大使を依頼したようだ。


実は私、一度だけ生でMagic Systemを見たことがある。といっても、顔も判別できないほど遠くからだったのだが、ブルキナファソで2年に一度開催されるパナアフリカン国際映画祭FESPACOの閉会式に招待されていたのだ。
「アフリカ映画の都ワガドゥグ」~フェスパコ便り 3
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Magic Systemだけでなく、他のコートジボワールミュージシャンも紹介しようと思ったが、Magic Syetemだけでこれだけ使ってしまったので、2回に分けることにする。

次回に続く。


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by iihanashi-africa | 2016-01-10 21:23 | コートジボワール | Trackback | Comments(0)
最近流行りのナイジェリア音楽
アフリカ各国には独特のリズムがあり、それぞれとても魅力的である。カメルーンにいた頃にカメルーン音楽やコンゴ民主共和国の音楽を知り、Lokua KanzaRichard Bonaの曲をずっと聞いていた時期がある。その後セネガルでは、ユッス・ンドゥールを初めとする独特のセネガル音楽に魅力を感じ、マリのサリフ・ケイタに酔いしれ、そしてフランス留学をしたときにはコートジボワールのズグル音楽を知り、一時期片っ端からダウンロードした記憶がある。私は仏語圏アフリカへ行くことが多いので、英語圏アフリカの音楽はよく知らないのだが、各国に魅力的な音楽があるのだと思う。

アフリカ仏語圏(独特の音楽文化があるセネガルを除く)の現地のダンスバーやディスコなどで近年一世を風靡していたのがコートジボワール音楽。2004年頃からMagic Systemという4人組のアーティストが、フランスの音楽チャートで曲を発売する度に上位に入っており、私も彼らの『Un gaou à Oran』という曲のミュージックビデオに衝撃を受けて何度も見た。初めて聞くリズムだった。メンバーの平均年齢は徐々に高くなっているにも関わらず、相変わらず新鮮味のある曲を出す。どの国のクラブに行っても彼らの音楽を初めとするコートジボワール音楽がかかっていた。かなり文化の異なるマダガスカルでもアフロビートメインのディスコではコートジボワール音楽が主流だったのを思い出す。



私がコートジ音楽を好きになったきっかけの『Un gaou à Oran』のミュージックビデオ。アラブ系のミュージシャンとのコラボがいい。



しかし、2014年初め頃、私がまだブルキナファソで働いていた時から、同僚のブルキナファソ人に「もうコートジボワール音楽の時代じゃない。今はナイジェリア音楽だ」と聞いていた。そして、今や本当にどこへ行ってもナイジェリア音楽が流れる時代になった。昨年出張に行ったニジェールでもレンタカーの運転手が聞いていたのがナイジェリア音楽だったし、ケニアのテレビで流れていたのもナイジェリア音楽だった。

ただ、私自身、ナイジェリア音楽といってもピンと来ないので、いろいろと調べてみた。近年、ナイジェリア音楽は様々な音楽賞を総なめするほどに注目されているようだ。しかし、その音楽を聴いてみるとアメリカのR&Bやラップに似ており、これといったオリジナリティがあまり感じられない。ただ、欧米の曲と比べても遜色ないほどに完成度の高い曲が多く、ミュージックビデオも素晴らしい。それだけナイジェリアの技術が上がったということなのだろう。それでも、私はやっぱり独自性のある曲に興味を惹かれる。そして、やっと興味の湧く音楽に出会えた。

それが、これ。

Wizkidは今、最も人気のあるミュージシャンの一人だろう。中でもこの曲がいい。



Davidoも検索すると沢山引っかかる。かなり欧米のビートっぽいが、この曲はよかった。ミュージックビデオもいい。



いろいろと動画を辿って行ったらAzonto Danseに辿り着いた。ガーナ発祥のダンスだが、今や欧米にも広まっている。他国が知るきっかけを作ったのがWizkidのAzontoという曲らしい。この動画はAzonto Danseコンペで優勝した作品。



ナイジェリア人歌手Iyanyaの代表曲『Kukere』をAzontoダンスで楽しむ。




探したらきりがなくなってしまうので、この辺で。
いやー、ナイジェリア音楽、層が厚く深い。


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by iihanashi-africa | 2016-01-05 22:47 | アフリカ全体 | Trackback | Comments(2)
セネガルのヒップホップグループKeur Gui来日
パリのテロには想像以上のショックを受けた。シャトレ近くのレストラン周辺の映像もどこかしら見覚えがある。本当に悲しいと同時に恐怖でぞっとする。。

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さて、少し希望のある話題を。

以前、セネガルのヒップホップグループKeur guiクルギの記事を書いたことがある。

Cine Droit Libre3:セネガルの「Y'en a marre!」運動

2012年3月、セネガル大統領選でワッド前大統領が敗れ、マッキー・サール大統領が政権を奪取したが、この政権交代の背景に「Y’en a marre(もううんざりだ)」という運動があった。この運動をリードしたのがKeur guiである。

ブルキナファソにいた頃に、彼らのドキュメンタリー映画「Boy Saloum」を見た。

映画上映後には、Keurguiの二人が登壇して討論会が行われたが、鳥肌が立つほどに彼らに魅了され、特にThiatの論理的で説得力のあるスピーチには、観客全員聞き入ってしまった。本当にカリスマ性があった。


そのKeur guiが来日するらしい。

友人のブログ記事
http://ameblo.jp/sorachari/entry-12095250757.html

11月23日 東京外国語大学
11月24日 馬喰町
11月26日 仙台
11月28日 沖縄 琉球大学

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私は出張中でどれも行けないのだが、関心のある方、是非是非行ってみてください。


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by iihanashi-africa | 2015-11-15 23:58 | セネガル | Trackback | Comments(2)
盲目のミュージシャンAmadou & Mariam
Amadou & Mariamというマリのミュージシャンがいる。アフリカの音楽に通じている方なら大半が知っていると思う。

半年以上前の今年1月の話だが、ワガドゥグのフランス文化センターで、Amadou & Mariamが8枚目のアルバム『Folila』発売記念コンサートを行った。この日CCFは、立ち見が出るほど観客数だった。

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Amadou & Mariam は、1980年に結成されたマリ出身の夫婦のデュオで、二人とも盲目である。

夫のAmadouは現在59歳、妻のMariamは55歳。Amadouは16歳で、Mariamは5歳で失明したが、二人とも子供の頃から音楽の才能を買われ、Mariamは6歳の頃から結婚式などで歌を歌っており、Amadouは2歳からドラムを始め、その後ハーモニカやギターを習得した。

二人は、1975年にマリの首都バマコの若者失明者施設で出会い、当初は施設内のEclipseオーケストラで演奏していたが、1980年に結婚して夫婦ミュージシャンとしての活動を始める。

その後、数枚のアルバムを出し、欧米の音楽フェスティバルに参加するなどの活動を行っていたが、2002年に出したフランス人ギタリストManu Chaoとのコラボアルバム『Wati』がヒットし、名が知れ渡ることとなる。そして2005年に発売されたアルバム『Dimanche à Bamako』が、フランスの2005年音楽大賞(日本で言うところのレコード大賞)のレゲエ部門アルバム賞を獲得する。

そして今年2013年、今度は音楽大賞のワールドミュージック部門アルバム賞を獲得した。そのアルバムこそ、CCFのコンサートで聞いた『Folila』なのだ。

いつも寄り添って歌っており、とても微笑ましく、見る人を幸せな気持ちにさせてくれる。



2011年にはフジロックにも来ていたみたい。

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by iihanashi-africa | 2013-09-02 21:47 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
アフリカで3本の指に入るジャズ大国マダガスカル
マダガスカルに来てからジャズに触れ合う機会が多い。

今まで滞在したアフリカの国々でこれほどジャズを聴く国はなかった。カメルーンも多数の国際的ジャズ演奏者を輩出しているが、国民のジャズ熱はマダガスカルほど高くないと思う。

アンタナナリボのレストランやバーでは、頻繁にジャズの生演奏をしており、ジャズ専門のラジオチャンネルRLIもある。

丁度1年前の11月にはJAZZ in Trainという、ジャズを聴きながらの列車の旅にも参加した。
記事はこちら⇒JAZZ in TRAIN

そして先週末、ある日本人の方のお宅で、マダガスカルの有名なサックス奏者ニコラさんを中心としたジャズグループを招いてプチコンサート開催するというので、友人らと聞きに行った。

行く前にマダガスカルに10年以上住んでいるフランス人の友人にこの話をしたら、ニコラさんはマダガスカル随一のサックス奏者だとのこと。こんなグループを自宅に招いてコンサートをしてもらうなんて、ほんと贅沢。日本でこのような自宅コンサートを開催すると、手の出ない破格の金額になってしまうだろう。とても楽しみに、当日午後2時に伺った。

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到着すると、既にグループは練習中。


練習の段階で既に聞き惚れ、ミュージシャンたちを眺めていると、サックス奏者ニコラさんと目が合い、お互い一瞬止まった。ん?私は以前どこかでニコラさんに会っているかもしれない。いや絶対どこかで会っている。初めてではない。でもどこか思い出せない。ニコラさんのほうも、目が合った時に同じことを思ったらしい。そして開始前の休憩中に話をし、やっと思い出した。

MADAJAZZCAR だ。

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マダガスカルでは、毎年10月にMADAJAZZCARという国際ジャズフェスティバルが開催される。1989年に「ジャズ in タナ」の名で始まったジャズフェスティバルは、翌年「ジャズ in マダ」に名称を変え、1992年に「Madajazzcar」という現在の名前に変わった。この年から国際フェスティバルとなり、海外の著名なミュージシャンが招待されるようになった。

今年、私は2つのコンサートを見に行った。一つはThomas Enhcoという23歳のフランス人ピアニスト。祖父が有名なオーケストラ指揮者の音楽一家の出で、作曲の才能と見せる才能が素晴らしく、聞き惚れた。マダガスカルに来る直前は日本に行っていたらしい。このThomas Enhcoのコンサートの最後にゲスト出演でマダガスカルの若いギタリストが一緒に演奏した。実はこの若いギタリスト、ジョエルも週末の自宅コンサートのメンバーに入っていた。この日と同じシャツを着ていたのですぐに分かった。

もう一つは、レユニオンのジャズグループとJao’s Bandというマダガスカルのグループ。今年になってからオープンしたJao’s Pubが会場。この日、私はJao’s Bandがマダガスカルの有名な歌手Jaojobyと演奏すると聞き、Jaojobyの歌の聞くのが目的だった。

そこで出会ったのがニコラだった。

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この時撮った写真を見直したら演奏者の中にニコラが写っていた(右奥)。真ん中の歌手がJaojoby。一緒にコンサートに行ったフランス人の友人がニコラの友人で、そういえば同じテーブルでビールを飲んだ。ただこの時はテーブルに何人もおり席も離れていたため、挨拶くらいしかしなかったような気がする。名前すら覚えていなかったが顔だけは覚えていた。

MADAJAZZCARのサイト
http://www.madajazzcar.mg/

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自宅コンサートは、「天空の城ラピュタ」から始まり、「風の通り道」、「もののけ姫」、「Water Melon Man」と、子供たちにも親しみやすい曲を弾いてくれ、先入観がないためか彼らなりのとっても素敵なアレンジになっていた。とにかく、、、、素敵だった。

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ニコラによると、この日演奏したメンバーの大半はJao’s Bandのメンバーでもあるという。なので時々Jao’s Pubでも演奏を聞けるかもしれない。

今回は企画してくださった方々に感謝。
とても穏やかで贅沢なひと時を過ごしました。

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by iihanashi-africa | 2011-11-22 05:23 | マダガスカル | Trackback | Comments(0)
JAZZ in TRAIN
今年の目標「1ヶ月に最低5回ブログ更新」を掲げたばかりなのに、やっと今年2回目。頑張らねば。

3ヶ月も前ですが、RLIというジャスのラジオ局が主催するJAZZ in Trainという企画に参加してきた。日帰り列車旅行をしながら1日中ジャズに浸るという企画。アンタナナリボからアンジルAnjiroまで行く。

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ある日偶然ポスターを見かけて友人を誘って参加することに決定。チケットを購入しにRLIラジオ局へ出向くと、「はい、チケット」と言って渡されたのがこのCD。素敵な切符。


私の目的はJAZZよりも列車に乗ること。

途上国の列車は概して車より遅い。列車が車に負けては、客車として利用する意味がない。唯一勝る点は重量のある貨物を運べること。だから、ここマダガスカルでも鉄道は発達していない。でも鉄道を利用する機会が少ないからこそ、一度は乗ってみたいという気持ちが強くなる。

マダガスカルに初めて鉄道が敷かれたのは1901年。1909年にAntananarivo=Brickaville間が開通し、翌年にはTamataveまで繋がる。1915年にはMoramanga=Lac Alaotraが開通し、1923年にはAntananarivo=Antsirabeも開通する。

1974年、それまで民間企業であった鉄道会社を国営としたが、1990年代に入り鉄道の維持管理がなされなくなり、政府は再度会社を手放して民営化した。現在のMadarailの誕生である。現在、ベルギー企業が最大の株主となっているらしい。

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朝9時にアンタナナリボのスアラノ駅を列車で出発。
内装の異なる車両が5両連なり、ぎりぎりに到着した私たちは座り心地の悪い車両へ追いやられてしまった。

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今回のルートであるアンタナナリボ=アンジル間は、毎月1回は出張で通るルートである。見慣れているはずの景色だが、車からの景色とはやはり違う。自然が近く感じる。
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列車の中でジャズの生演奏を聴きながらアンジルへ向かう。
意外にも演奏の質が高く、どの車両の演奏も心地よく聴けた。特にこの女性ボーカルがよく、最後に普段はどこで歌っているのか聞くと、普段は舞台をしており歌ってはいないという。もったいない。。。
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列車の中では、アルコールを含む飲み物が無料でサービスされた。企画はとてもしっかりしていたと思う。
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アンタナナリボを出発して3時間。お昼過ぎにアンジルへ到着。
駅に到着するのかと思いきや、こんな場所に停車。
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アンジル村近くの広場に、既に野外ステージが設置されていた。
到着してすぐにジャスコンサートが開始され、RLIのスタッフが昼食バイキングの準備を始めた。かなりきめ細やかなサービスだった。
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RTAというテレビ局のカメラが2台来ており、カメラマンもビールをポケットに入れて仕事。
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もともとJAZZをそれほど聴かない私は、2時間も聞いていると飽きてきてしまい、線路の上を散歩。生演奏を聴きながらの贅沢な昼寝もしてしまった。


この間、列車は近くの町まで行き、Uターンして午後4時に戻ってきた。
アンタナナリボに到着したのは午後7時。帰りもずっとジャズ三昧。さすがに別の音楽が聴きたくなった。
面白い経験ではあったけれど、かなり疲れたので、もう乗ることはないかもな。

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JAZZ in Trainの一週間後、友人から携帯にメッセージが入り、RTAテレビで私が写っていると教えてくれた。その後も何度か放映されたようで、いろんな方から「テレビで見たよ」と言われたのだが、私自身は結局見られず終い。残念。どこかで番組の録画を入手できないかな。。。

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by iihanashi-africa | 2011-01-26 06:35 | マダガスカル | Trackback | Comments(4)
ソロシンガーとして再出発
フランスのラジオRFIのサイトを見ていて偶然にも知っている人を発見した。

カレス(Kareyce)というカメルーンの女性歌手。

RFIは毎年、アフリカとインド洋の若く才能あるアーティストの発掘のため、コンクール(le concours Découvertes)を実施している。毎年約20組がノミネートされ、その内3組がファイナリストとして残り、1組が大賞に選ばれる。これまでに、マリ人のRakia Traoreやコートジボアール人のTiken Jah Fakolyなどその後活躍している歌手が多く輩出されている。2007年に受賞したチャド人のMounira Mitchalaもお勧め。

c0116370_2020591.jpg先日、2009年のノミネート歌手の記事を見つけ、リストをよくよく見たら、カレスというよく知っている名前を見つけた。それもカメルーン人。写真を見ると、おお!あのカレス!

彼女は、コロンゴ・ジャム(Korongo Jam)というカメルーンの音楽グループのサイド・ボーカリストだった。コロンゴ・ジャムとしても2003年か2004年のRFIコンクールにノミネートされている。世界各国の音楽フェスティバルに参加し、毎年8月に富山県で開催される「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」というフェスティバルにも2006年、2007年と連続で招待されている。ただカレスが参加したのは2006年のみ。2007年は出産のため参加できなかった。そして、母になったカレスは、ソロシンガーとして活動を始め、2008年にフランス文化庁カルチャー・フランス大賞を受賞し、来月9月には「フランス語文化圏音楽フェスティバル」にカメルーン代表として出演する。ソロ・シンガーとして活動していることは私もこの日初めて知った。

コロンゴ・ジャムの記事

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2007でのコロンゴジャムの演奏

RFIのサイトで彼女のインタビュー映像の一部が見られる。今後の予定はという質問に「8月に日本のフェスティバルへ参加し・・・」と話していたので、まさかと思いスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドのホームページを開いてみたら、やっぱり!今年はソロシンガーとして参加するらしい。

コロンゴ・ジャムのリード・ボーカル、エリック・アリアナとカレスは、コロンゴ・ジャムを結成する前に、カメルーンの首都ヤウンデで行われた素人歌唱コンテストで1位、2位を競った仲。男性に負けないカレスの声量は迫力がある。彼女の踊りも魅力。

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドでの彼女のステージは8月22日と23日に行われるらしい。近くにいらっしゃる方、是非行かれては。

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドのホームページ


ちなみに、RFIの過去の受賞者を見ていて気が付いたのだが、意外にもマダガスカル出身歌手が多い。マダガスカルに来てからよく思うのだが、リズム感と独創性に優れた西アフリカの音楽とはまた一味異なり、マダガスカルの音楽には心地よさがある。

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by iihanashi-africa | 2009-08-15 20:25 | アフリカ全体 | Trackback | Comments(1)