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カテゴリ:ガーナ( 12 )
アディンクラというシンボル
ガーナやコートジボワールに広く住むアカン族は、アディンクラAdinkraというシンボルを持っている。

私がアディンクラを知ったのは、昨年ガーナへ出張した時。

ある農家グループが自分たちで野菜市場調査を行ったことで収入が向上したというので、モニタリングで農家インタビューを行った。他国では収入が向上した時のバロメーターとして、「家畜を購入した」とか「家を修理した」とか「借金をしなくても学費を払えるようになった」などが出てきていたのだが、ガーナの農家さんは「プラスチック椅子を購入できた」と発言した。私はプラスチック椅子の価値がなかなか理解できず、それがどれほどの意味を持つのか理解できなかったのだが(未だに理解できているとは言えないのだが・・・)、とりあえず彼らが購入したという椅子を見せてもらったら、なにやら不思議なマークが椅子に描かれている。

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どの椅子にもこのマークが刻まれている。
これはアディンクラというシンボルの一つで、このマークはSupremacy of God(神が最高位であること)とかOmnipotence(全能)を意味するのだという。様々なマークが存在するが椅子にはこのマークが好まれるらしい。

この話を聞いて、早速アディンクラを検索。
最終的に、アクラの空港でこんな本まで見つけて買ってきてしまった。
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アディンクラの起源は定かではないため様々な説があるらしいのだが、イスラム文化に由来する説、アディンクラという呼び方は19世紀のギャマン王国(Gyaman)の王Akinkraに由来する説、等々。その後、アカン族の一派であるアシャンティ族が自分たちの文化に即した形で種類を増やし、布や家屋など様々な用途でシンボルを使い、広く認知されるようになったようだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アディンクラ

ガーナには、アシャンティ王国を中心としたアディンクラ以外にも、北部州やアッパー州など独自のシンボルを持つところもあるらしい。多くは文書化されていないみたい。

こういう文化を少しでも分かることが、全く関係ないと思われる私の農業支援活動を円滑に進める一助になることが身に染みて分かり、単なる自分の趣味と仕事が繋がって、ちょっと嬉しい出来事だった。


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by iihanashi-africa | 2019-03-28 17:27 | ガーナ | Trackback | Comments(4)
ガーナ初代大統領のミュージアム
前回の記事、アクラの野口英世ミュージアムに続き、ガーナのミュージアムをもう一つ。ここにもどうしても行ってみたかった。

Kwame Nkrumah Mausoleum
クワメ・ンクルマ廟とメモリアルパーク

http://kwamenkrumahmemorialpark.ghana-net.net/home

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クワメ・ンクルマはガーナの初代大統領。ただし、アフリカのある一国の初代大統領というだけでない。アフリカ独立運動の父として、1960年前後に独立するアフリカ諸国の原動力となった人である。ブルキナファソの首都ワガドゥグ中心街のメイン道路は「クワメ・ンクルマ通り」と呼ばれていた。それだけ他国にも影響を与えた人である。1960年10月の国連総会でアフリカの自由とアパルトヘイトの不当を訴えたことは有名で、同年12月14日に国連総会は植民地独立付与宣言を採択し、全人類が自己決定権を持っており、植民地支配は人権の侵害であると宣言している。

しかし、ンクルマが初代大統領となってからの一党独裁や彼の推進する工業化や巨大プロジェクト、集団農場はあまり評価されていない。大多数の小規模農家をなおざりにしていたため、不満が徐々に蓄積されていった。そしてカカオ流通公社にも見られるように急速に社会主義思想が強くなり、1966年に資本主義国のアメリカ等に支援された反乱軍によりクーデタが起き、ギニアへの亡命を余儀なくされている。

その後、ンクルマが再評価されるまでかなりの時間を要したが、90年代になってやっとガーナの紙幣のデザインに採用されるなどして、アフリカ諸国の独立に対する彼の貢献が再度認められ始めた。私がクワメ・ンクルマの名前を初めて知った時、既にクワメ・ンクルマの評価は高かったのだが、歴史を知れば知るほど人は完璧ではないのだと感じる。特に経済政策は完璧な政策を立てられる人などいないのかも。何が正しいかも分からないメカニズムを「正しい」政策で「正しく」機能させるのは難しい。。。

まあそれはさておき、ンクルマはクーデタ後、ギニアに亡命したわけだが、当時のギニア大統領はンクルマの同志セク・トゥーレだった。ガーナとギニア独立後に同盟を結ぶなど、国家統治方針が非常に似ており、友人同士でもあった。ンクルマはギニアに貴賓扱いで迎え入れられ、トゥーレ大統領からは共同大統領にならないかとも提案されている(断っているが)。

そして体調を崩していた1972年にブカレストで亡くなった。

遺体はギニアに埋葬されたが、1992年にンクルマ路線復帰を掲げる政権の支持者の呼びかけで、遺体がガーナに戻されることになった。その際にアクラ市内に建てられたのがクワメ・ンクルマ廟とメモリアルパークである。

公園は約2ヘクタールほど。クワメ・ンクルマが1957年3月6日に独立宣言をした場所として知られている(最近になって、あれは独立宣言ではなく、独立宣言はその数時間後に国会で行われたスピーチだという説も出てきているが・・・)。それほど大きな公園ではないが、しっかりと整備されていて安心して散歩できる。独立宣言の日の映像は以下の動画をどうぞ。







公園の中央にはクワメ・ンクルマ大統領の銅像が建てられている。
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その奥のモニュメントが、クワメ・ンクルマ廟。アカン族のシンボル(アディンクラ)で「平和」を意味するらしい。
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モニュメントの中央にクワメ・ンクルマが眠っている。
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公園の中に、クワメ・ンクルマ博物館がある。内部は撮影禁止だったので写真がないが、とても貴重な写真や家具等の数々が展示されており、ガイドが詳しい説明をしてくれるので、満足度は上々。特に私生活の写真やギニア亡命後の写真など、興味深いものが沢山。
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博物館の隣に首が落とされたンクルマの銅像がある。クーデタで失脚した時に首が落とされた。今は隣に首が戻されているが、落とされた当時、一人の市民が首を持ち帰り、家でずっと保管していたものを、メモリアルパーク設置にあたり再び世に出したのだそう。
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すぐにブログを書かなかったので、展示物の詳細を忘れてしまった。。。
もう一度行ってみたいなあ。


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by iihanashi-africa | 2019-03-13 22:27 | ガーナ | Trackback | Comments(0)
アクラの野口英世ミュージアム
折角何度もガーナに行く機会はあったのに、出張だと散歩する時間などない。しかし、昨年11月の出張は図らずも仕事が早めに終わり、少しだけ外にでる時間があった。この機会を逃すと次回ガーナにいつ来られるかも分からないため、急いでタクシーに乗り、これまで行ってみたかった二つの博物館を駆け足で訪問した。

まずは「野口英世ミュージアム」

現在の1000円札の肖像となっている野口英世は、ガーナの首都アクラで生涯を閉じている

私にとって「黄熱病」といえば野口英世なので、勝手に野口英世はガーナに長期滞在して黄熱病の研究をしていたと思いこんでいたのだが、実は6カ月ほどしか滞在していないことを初めて知った。1927年10月に初めてアフリカ(当時はまだ独立前なのでイギリス領ゴールドコーストだったが、現在のガーナ)に出張し、その後ナイジェリアとガーナを行き来しながら、400匹ものサルを使った実験を繰り返し、当初予定の3ヶ月を6ヶ月に伸ばして研究に没頭し、6か月後の1928年5月21日に本人も黄熱病にかかってしまい亡くなられた。実質半年の研究機関で黄熱病の解明に貢献する研究が行われたらしい。野口英世と一緒にガーナで研究していたヤング博士が、英世の死後、その血液をサルに接種したところ発症し、英世の死因が黄熱病であることが判明。そしてそのヤング博士自身も数日後の5月29日に黄熱病で亡くなった。

野口英世はアメリカを拠点に世界各地を渡り歩いている。この地図を見るとほとんどの大陸へ行っていることが分かる。
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ガーナでは、首都アクラのコレブ病院(Korle Bu Hospital)のラボで実験をしていたらしく、今でもそのラボが残っている。そのラボをメモリアルとして保存しようとガーナの日本人会が支援して2010年に「野口英世ミュージアム」と「日本庭園」がオープンした。

コレブ病院は想像していたよりも広大で、まずラボがある建物を探すのに一苦労。でも関係者は誰でも知っているので聞けば迷わず教えてくれる。

まずはこの建物に到着。
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 ここで入場料5セディ(約150円)を支払ってチケットをもらう。


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 ガイドさんが裏の建物へ案内してくれた。現在は、保健省の施設として改修中の建物だが、その中の一つのラボが野口英世が使っていたラボ。

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ここがラボ。ほぼ当時のまま残っているらしい。しっかり埃もかぶっているせいか古めかしく見え、掃除をしていない感じが当時を彷彿とさせてちょうどいい(笑)。
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下の写真の中央のイラストで、野口英世がサルを解体している絵があるのだが、「こうして解体していたのがこの机だ」とガイドさんが教えてくれて、生々しく想像してしまった。。
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ラボの奥の小さな一室が展示室になっている。
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アクラにいる野口英世が妻メアリーに送ったレター。亡くなる1か月半前に書いている。とても愛情たっぷりの文面。
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 母シカ。

野口英世の母シカが送った手紙。原本は福島県の野口英世博物館にあるらしく、これはレプリカ。実は、この博物館を訪問する前に、日本の野口英世博物館に行ったことがある方と話をし、母シカの話を聞いていた。シカは教育を受けておらず、文字を書けなかった。しかし英世に手紙を書くために文字を覚え、覚えたての文字で「早く帰ってきてほしい」という手紙を書いたらしい。この話を聞いていたため、展示物の中でもこの手紙が特に印象深いものとなった。全て平仮名で時折読めない字もあるのだが、「はやくきてくたされ、はやくきてくたされ、はやくきてくたされ」を続けて書いてあり、母の思いがひしひしと伝わる。
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建物の脇に作られた日本庭園。
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最後に記帳をしたら、こんなに小さなミュージアムでもほぼ毎日1組は訪問者があることが分かった。もちろんほとんどが日本人。ガーナに来たらやっぱり訪れてみたくなる場所の一つかな。展示物が豊富なわけではないが、野口英世が実験を行っていたラボに立つだけでも貴重な体験。



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by iihanashi-africa | 2019-03-05 18:37 | ガーナ | Trackback | Comments(2)
アブラヤシの木とパームオイルの原料
ガーナはアブラヤシの生産量も世界第8位。アフリカでは、ナイジェリア、カメルーンに次いで第3位。ガーナのイースタン州を訪問した際は、カカオの木に匹敵するほどアブラヤシの木がそこかしこに見られた。

あまり間近で実を見たことがなかったので、野菜畑へ行くまでに何度も立ち止まってアブラヤシの写真を撮ってしまった。
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これを搾油すると真っ赤なパームオイルが出来上がる。
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パームオイルは安価なため、アフリカではおそらく最も調理に使われている油ではないだろうか。
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日本では、赤い色や独特の風味が好まれず、また健康にも実はよくないとも言われており、パーム油をそのまま調理に使うことはほとんどない。しかし、実は見えないところで私たちの口に大量に入っていることはご存知だろうか。最も知られているのはチョコレート、そしてスナック菓子、カップ麺、クッキー、マーガリンなどなど。私は、職場にいるときほぼ毎日セネガル料理のランチなので、私の体はパームオイルで一杯かも。。


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by iihanashi-africa | 2018-12-04 07:53 | ガーナ | Trackback | Comments(0)
プランテンバナナとその調理法
ガーナで撮りためた農作物を立て続けにアップしているが、今回はプランテンバナナ。調理用バナナと呼ばれることもあるが、基本的に「バナナ」と単独で呼ぶと、生食用の所謂一般的にイメージするバナナのことをさす。私が2002年に初めて赴任したアフリカの国がカメルーンだったが、そこで初めてプランテンと出会った。アフリカでは砂糖を加えた肉じゃがやすき焼きのような料理は苦手な方が多く、なぜ肉を甘くするのだと言われたこともあるが、熟して甘くなったプランテンが入った料理は好きなのかと不思議に思った記憶がある。

プランテンと普通のバナナの違いは、まず大きさ。プランテンは普通のバナナの倍近くの大きさである。そして。プランテンは、かくかくと角があり凛々しいバナナの形をしている。

ただ、プランテンの木と普通のバナナの木は、全く見分け方が分からない。園芸局の方に聞いても分からないという。一瞬で見分ける方法などあるのだろうか。。。下の写真は全てプランテンの木。
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「プランテンはその成熟過程の全てにおいて調理の対象となり、熟れすぎたプランテンは生食も可能である。プランテンが熟するとより甘みが増し、皮はバナナと同様に緑から黄色を経て黒く変化する。緑の時期には硬くデンプンが豊富であり、ジャガイモのような風味がある。黄色になると柔らかくなり、デンプンは豊富であるが甘くなる。とても良く熟したものはさらに柔らかく、果肉は濃い黄色になり、より甘みが増す。」wikipediaより。

この成熟過程に応じて様々な調理法があり、緑色のプランテンはこうして茹でると芋のようないい味がでる。
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熟して甘くなったものは、揚げると美味しい。
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こうして餅のようについてフフという料理にすることもある。
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焼きプランテンも美味しい。
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そして、個人的なヒットは、プランテンチップス。左は甘くなったプランテンチップスで、右は甘くないプランテンチップス。この甘くないチップスが最高に美味しかった。それも、スーパーで売っているものより、路上で女性たちが売っているものが最も美味しい。
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by iihanashi-africa | 2018-11-29 02:26 | ガーナ | Trackback | Comments(0)
ガーナのカカオ畑とカカオニブ製品
ガーナはカカオ豆の生産量世界第2位である。

ただ、ガーナではなかなか美味しいチョコレートには出くわさない。もし作れたとしても、ガーナ人にとってはチョコレートは子どもの食べ物だし、暑いからバターやクリームが多いチョコとはすぐ溶けてしまうし、美味しいチョコレートをガーナで作るメリットはそれほど高くない。ただ、原料を輸出するとしても、可能な限りガーナで加工して付加価値をつけて輸出しようとする動きはあるようだ。

ガーナチョコレートの種類については、「ガーナ料理一覧」の記事でも紹介した通りだが、先日のガーナ出張で、友人から興味深いカカオ豆製品をもらった。

「カカオニブCacao Nibs」と呼ばれる粗びきカカオ豆を使った製品。カカオニブは世間ではスーパーフードと呼ばれているらしい。栄養価が高いらしいが、ちょっとひねくれた私はスーパーフードとというワードを使いたくない気持ちもある。でも、こうして注目されてガーナのカカオが売れるのであれば、それはそれでいい。

友人からもらったのは、Ohene Cocoaというブランドの製品。
カカオ豆をそのまま砕いただけのカカオニブ(写真の右)とカカオニブにブラウンシュガーとバニラエッセンスを加えて板状に固めたカカオクランチ(写真の左)
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カカオニブ100%は、甘くないチョコレートの風味とコリコリという食感がいい。沢山食べるものではないが、おやつの時間に数グラムつまんだりしてもいいかも。あとはお菓子作りにも使えそうだし、サラダにパラパラとかけてもいいかも。
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カカオクランチは、かなりお勧め。
とても美味しかった。チョコレートほどしつこくなく、このくらいはパクっと食べてしまえる。チョコレートにカカオニブを少し入れたものは日本で購入できるようだが、カカオニブをただ固めただけのクランチはなかなか見つからない。もう一度ガーナに行く機会があったら(あるかなあ・・・)、これを買ってきたい!誰か買ってきてくれないかなあ、、、とつぶやいておけば誰か買ってきてくれるかな?
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ガーナの農家さんの畑に行くと、大抵畑の入り口にまずカカオの木が植えられている。
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by iihanashi-africa | 2018-11-28 06:30 | ガーナ | Trackback | Comments(0)
フフの杵と臼
前回の記事、ガーナ料理一覧でも記述した「フフFufu」という料理。フトゥと呼ぶこともある。餅のようにふっくらもちもちで、でも餅ほどねばねばしておらず、喉につっかえることもない。ヤムイモやプランテンの甘味がとても美味しい。

これまでも何度か作っている場面には出くわしたのだが、今回のガーナ出張中にじっくりと眺める機会があったので、映像に収めてみた。

日本の餅つきのように杵と臼があり、一人が杵でつき、もう一人が手返しする。かなり餅つきと似ている。

ガーナでは、まず調理したキャッサバをつぶしていく。
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ある程度ペースト状になったら、既についてあったプランテンのペーストを加えて混ぜ合わす。
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ある程度混ざったら、しっかりともちもちになるまでつき続ける。
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ついている様子。



私もちょっとだけ手伝わせてもらったが、力がないので全然使い物にならないらしい。
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こちらは10年近く前にブルキナファソで撮った写真。
ブルキナファソはヤムイモのフフ(フトゥ)。繁盛していたレストランだったからか、地域の違いかは分からないが、臼が大きい。
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by iihanashi-africa | 2018-11-26 07:02 | ガーナ | Trackback | Comments(0)
ガーナ料理一覧
ガーナに続き、今週はブルキナファソに出張しており、今日セネガルに帰ってきた。報告書も飛行機の中でほぼ書き終わり、10月末から続いていた忙しさがやっと落ち着き、緊張もほぐれ、やっと穏やかな気持ちでブログを書ける。この1カ月全く時間がなかったわけではないため、少し記事を書こうと思った週末もあったが、ストレスを感じていると全く集中できないみたいだ。一カ月もブログを書かないと、書きたいことリストが一杯になり、どれから書いていいか分からなくなる。少しテンポアップして書けるかな。

**************

セネガルに赴任して約2年。この間にガーナに4回出張した。
ガーナの料理も種類が豊富で全種類を食べるには相当時間が必要だし、様々な地域を渡り歩かなければならないが、とりあえずおそらくメイン料理は食したので、まとめてみることにする。

下の写真は、首都アクラのあるレストランのメニュー。
基本的に、炭水化物から1つ、ソースから1つ、トッピングの肉・魚から1つ選ぶ形になっている。フフにはライトスープ、バンクにはオクラソース、パラバソースにはコメなど、ガーナ人お決まりの合わせ方があるらしいが、私のような「基本」を知らないものは、とにかく食べてみたいものをやたら組み合わせる。下の写真にはガーナ人にとってはあり得ない組み合わせもあるだろうが、どうかそれはご了承を。
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そういえばナイジェリアもそうだったが、ガーナ料理ももともとソースがピリ辛で出てくることが多い。セネガルやブルキナ、ニジェールのように、料理が出てくる時点では辛くなく、横に置いてあるトウガラシをお好みで入れて辛くするスタイルとは少し違う。もちろんガーナもトウガラシで更に辛くすることもできる。

ガーナ料理でよく使うトウガラシに「シトShito」というペーストがある。初めて食べた時、「これはうまい!」と思った。トウガラシに加え、乾燥させた魚やエビのパウダーが入っており、「出汁」が効いている。まさに日本の鰹だしのような海の味わいがあり、これは料理に使えると思って自宅用にも買ってきている。様々なガーナ料理に使われているので、最初に紹介しておくことにする。
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フフ:Fufu
ブルキナファソ料理でもフフを紹介したが、フフは基本的にガーナを含めた海岸沿いの降雨量の多い地域の伝統料理。ブルキナファソでは、フフといえばヤムイモかプランテンバナナのどちらかだったが、ガーナではキャッサバとプランテンバナナを餅のようについて捏ねている。ただ、ブルキナファソに近いガーナ北部ではフフというとヤムイモがメインらしい。写真は、サバ入りライトスープ。Lightというだけあって軽めのソース。


c0116370_04290384.jpgバンク:Banku
キャッサバとメイズを発酵させたものを練ったもの。キャッサバの練り物は大抵かなり発酵しており、酸味が強いことが多い。こういう料理、コートジボワールにもあった気がする。この酸味が癖になるらしいが、私はちょっとだけ苦手かなあ。写真は、サバ入りオクラソースとの組み合わせ。ちなみにガーナでは、サバをサーモンと呼ぶらしい。知らないと出てきたときに一瞬がっかりするのだが、このサバは脂がのっていて美味しい。これまでに期待を裏切った「サーモン」はないので、とてもお勧め。



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ケンケ:Kenkey
発酵させたメイズを練ったもの。メイズやプランテンバナナの皮で包み茹でてある。バンクと同じく酸味があり、やはり私自身は沢山食べられない味だったかも。写真のように魚とペペソース(ピリ辛トウガラシソース)とシトを組み合わせて食べるのが一般的らしい。


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テューザフィ:Tuo Zaafi
ガーナ北部の伝統料理。頭文字をとってTZと記述されていることも多い。メイズのパウダーにお湯を加えて練った料理。ケニアのウガリ、仏語圏西アフリカでトウと呼ばれる料理と同じかな。写真は、アヨヨ(ayoyo)という葉物野菜のソースとホロホロ鳥。ホロホロ鳥はガーナ南部ではなかなか食べられないようだ。アヨヨを調べたらCorchorusと出てきた。日本語だとなんていうのだろう。


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レッドレッド:Red Red
豆がベースのシチュー。パームオイルもたっぷり入っていて赤いからこの名前がついたのかな?揚げたプランテンバナナと組み合わせることが多いらしい。加えて、写真の上にある白い粉はキャッサバパウダーで、お好みに合わせてかけて食べる。


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パラバソース:Palava Sauce
私の中でオクラソースに匹敵するおいしさのパラバソース。牛肉やドライフィッシュ、エビ、キャッサバ、ヤムイモ、ホウレンソウのような葉物野菜に加え、あのエグシメロンの種が入っている。だから美味しいのか~~!ナイジェリア料理の中でもとても美味しいと思ったエグシスープ。ガーナのパラバソースはエグシがメインではないが、肉や魚にからまって美味しいペースト感を出している。パラバソースは通常白米と組み合わせるらしいが、私は茹でたプランテンと合わせてみた。



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ジョロフライス:Jollof Rice
ナイジェリア料理でも記述したことのあるジョロフライス。セネガルのジョロフ王国が名前の起源で、セネガル料理のチェブジェンの変化形。トマトソースがベースの炊き込みご飯のようなもの。植民地以前にセネガルから伝わっており、既にガーナの国民食となっている。写真は、地方の現場視察でお弁当として出たジョロフライス。キャベツやトマトなどの生野菜が着いてくることが多いらしい。


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プランテンバナナの炭火焼き
街中のあちこちで見られる焼きプランテン。プランテンをバナナと呼ぶと「これはバナナではなくプランテンだ」と修正される。プランテンバナナの炭火焼きはとても美味しい。購入するときに、「固い方?柔らかい方?」と聞かれる。まだ固いプランテンと少しだけ熟したプランテンの違いなのだが、固い方も十分に甘味があるので、私は固い方が日本の焼き芋っぽくて好きかも。


*******************************

【番外】チョコレート

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日本でガーナといえば、ガーナチョコレートをまずイメージする方も多いと思うが、ガーナではカカオ生産量はコートジボワールに次いで多いものの、チョコレート加工は進んでいない。もちろん一般的なガーナ人は滅多に口にすることはなく、チョコレートは子どものお菓子。5、6年前位まではガーナで作られたチョコレートは美味しくないと言われており、私が当時もらったチョコレートも粉っぽくて全く美味しくなかった。これは一般的に販売されているちょっぴり粉っぽいチョコレート。


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しかし、ここ数年、やっと美味しいと思えるチョコレートが出てきた。まずはNicheチョコレートシリーズ。これが出てきたときはようやく美味しく食べられるチョコレートが出てきたと思った。写真は7種類だが、今はもっと種類が増えている。


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そしてもう一つ、先進国にも負けないチョコレートが出てきた。友人に教えてもらった57 Chocolateというブランド。ガーナ人の姉妹が始めたチョコレートで、これは高くても買いたくなる。
http://www.57chocolategh.com/


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by iihanashi-africa | 2018-11-25 04:31 | ガーナ | Trackback | Comments(2)
アクラの街並み
10月末から仕事が立て込み、今に至るまでブログをアップする余裕がない。
家族からもコアな読者の方からも、アップされていないねと連絡があり、ご心配をかけているようなので、とりあえずちゃんと生きている証しに一本アップしておこうかな。本格的なアップは、あとしばらくお待ちくださいませ。

昨日まで一週間ガーナへ出張していた。
この2年間でガーナには4回出張したが、3回目にやっと見え始めた成果が、4回目で確信に変わった。様々な地域で農家さんの収入向上がみられ、自分としてもとても嬉しい出張だった。

さて、ガーナの首都アクラだが、来るたびに新たなマンションが建設されていたり、新たな店がオープンしていたりと本当に動きの速い街だと感じる。そして、やはり都会だ。もちろん繁華街に行けば、まだまだ雑多で貧困層の多い地域もあり、それはまた時間のある時にアップしようと思うが、まずはアフリカのイメージを覆すアクラの街並みをどうぞ。

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飛行機からの写真は前回の出張の方がキレイに撮れていたかも。




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by iihanashi-africa | 2018-11-19 08:36 | ガーナ | Trackback | Comments(3)
ガーナの南部と北部の降雨量の不思議
先週一週間ガーナに出張していた。

セネガルに赴任してから3回目のガーナ出張で、今回初めて南部の首都アクラから出て、北部のタマレへ行った。アクラからタマレまでは陸路で620km。車だと1日では到着しないらしい。今回は日数も限られており国内線飛行機で移動。直線距離だと約430kmで飛行機で約1時間。やはりこの辺りの海岸沿いの国は南北に長い。

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これだけ離れていると南部と北部でかなり自然環境が異なる。南部の写真はアクラ市内しか撮れなかったのであまり参考にならないかもしれないが、それでも緑の色が濃いことは分かる。
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そして、タマレに近くなるとこうなる。
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ガーナの北部と国境を接するブルキナファソで勤務していたことのある私は、この光景をみて、ブルキナファソに帰ってきたかのような安心感があった。

これだけ緑の多さが異なれば、年間降雨量も相当違うだろうと思いきや、調べてみてびっくり。アクラの年間降雨量は800mm、タマレは1000mmとタマレの方が多かった。これはどういうことなのだろう。。。この二つの都市の雨の降り方で何が異なるかと考えると、アクラは雨期(大雨期と小雨期)、乾期はあるものの、乾期にも若干の雨が降る。タマレは乾期の特に11月から2月はほとんど雨が降らない。そして6月から9月にかけて集中的に降る。この違いだろうか。あとは気温かな?平均気温が3~4度くらい違うかも。

同行してくれた農業局長は、タマレを州都とする北部州の中でも、街中に樹木の多いタマレは、周辺地域に比べて降雨量が多いのだと話していた。タマレの降雨量がタマレ市内の降雨量ということであれば、周辺と少し誤差があるのかもしれない。

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さて、余談だが、国内線は、現在ガーナでほぼ唯一の航空会社Fly Africa Worldに乗った。ほぼと言ったのは、あと一社あるらしいが、最近唯一の機体が壊れて飛んでいないと聞いたから。飛行機の中では行きも帰りもツナパイorミートパイが出てきた。私が知っている西アフリカの航空会社はどこもそうなのだが、1時間のフライトでもしっかり機内食を出してくれる。機内食をなくしてでも、航空券が安くなった方がありがたいのだが、競争が働いていないとそういう方向には向かわないかなあ。



by iihanashi-africa | 2018-03-13 08:45 | ガーナ | Trackback | Comments(0)