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カテゴリ:ブルキナファソ( 329 )
ブルキナファソの祈祷師サイドゥのテレビ番組
日本に帰国して時間があるにも関わらず、ブログの更新が滞ってしまった。。。

最後の更新日を確認したら、5月8日。もう1カ月以上も前だった。こんなに間が空いたのは今までなかったかも。少し前まで、学生に戻った気分で全く合格する気がしない試験に向けて勉強していた。合格するかどうかはもう運に任せるしかなく、とりあえず終わったので解放されて自由を勝ち取った気分。やっと趣味に没頭できる。そうブログ。

ブログをアップしなかったこの間に、ある番組が放送された。

6月6日の「世界くらべてみたら」で、ブルキナファソの祈祷師サイドゥ(サイードゥ)が紹介されたのだ。
https://www.tbs.co.jp/sekakura/archive/20190606.html

今からちょうど7年前の2012年7月、こういう記事をブログにアップしているのだが、放映の翌日、ブログアクセス数が普段の6倍くらいになった。
サイドゥという祈祷師のいる村


いつだったか、アフリカ取材の仕事で活躍されている方から、ブログにコメントをいただいた。祈祷師サイドゥについて教えてくださいという内容だったかと思う。私は自分のブログを毎日確認していないので、しばらくの間コメントに気付かず、少し経ってからお返事をしたのだが、さすがアフリカ取材のプロで、既にサイドゥ氏の仲介人なる方と連絡がとれているということだった。その後、取材をされてこの番組で放映されることになったそうだ。私は何もしていないのだが、このブログ記事がきっかけになったのは本当に嬉しい。

そして、6月6日の放映を見て、私は重要な事実に気が付いた

7年前のブログ記事を読んでいただくと分かるが、私はサイドゥ氏に会いに行ったものの、結局会えずに帰ってきている。しかし、テレビ放映を見て、あれ???私、もしかしてサイドゥ氏に会っているのかもしれない!!!ことが判明したのだ。映像では、長い列でサイドゥ氏を待ちわびていた人々が、サイドゥ氏が出てきたら両手を前に出し、サイドゥ氏が息を吹きかけている場面が出てくる。これ、私もやってもらった。。。でも、その時私の近くにいた人の「あれはサイドゥ氏ではない」という言葉を、今日までずっと信じ込んでおり、サイドゥ氏に会っていないと思い込んでいた。やっぱりあれはサイドゥ氏だったか~~~。今となっては顔も覚えておらず、確認するすべはないけれど。

それにしても、サイドゥ氏の祈祷の映像は興味深かった。衝撃だった笑。でもテレビ放映の通り、あらゆる病気を治すということで周辺国でも有名。さすがにアフリカ全土とまではいかないが、隣国からも何日もかけてサイドゥ氏に会いに来る方々がいる。

放映を見てもう一つ驚いたのが、スタジオでサイドゥ氏についてコメントしていたのが、友人だったということ。

知っている話題なのに、いろいろと驚かせてくれた放映だった。


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by iihanashi-africa | 2019-06-18 17:14 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
タイガーナッツのクッキー
長い間パソコンのデスクトップに貼り付けてあり、いつかアップしようと思っていたタイガーナッツの写真。ただただアップすればいいだけなのに、なぜか機会を逃してきた。

2014年1月にこの記事をアップしたとき、私は初めてタイガーナッツを知った。当時タイガーナッツの加工品と言えば、オシャタというタイガーナッツミルクの飲み物しかなかった。
タイガーナッツという豆

そして、2年後の2016年1月、日本のTV番組で紹介されて一気に有名になった。
タイガーナッツという豆(続編)

なんと今やブルキナファソでもニジェールでもタイガーナッツの様々な加工品が販売されるようになっている。

下の写真はニジェールのタイガーナッツ。
空港の売店で売っていたので買ってきた。加工品というほどのものではないが、左は乾燥させたシンプルなタイガーナッツで、右の金平糖みたいなのが砂糖で絡めたタイガーナッツ。タイガーナッツも、そのまま食べると独特な甘味があり好き嫌いがありそうだが、砂糖に絡めてあるとかなり食べやすくなる。
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下はブルキナファソの出張から持って帰ってきたタイガーナッツのクッキー。何も知らずに食べるとタイガーナッツとは分からず、普通にクッキーとして美味しく食べられるのだが、タイガーナッツと知って食べると特別感があり、なぜかより美味しく感じる。やっぱり人は脳で食べてるのだなあと感じる瞬間。
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by iihanashi-africa | 2019-04-24 16:04 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
ブルキナファソの野球バットが届きました!
ブルキナファソの野球について書くのはこれで何度目だろう。

ブルキナファソ代表野球チームが世界大会に参加するための支援


2018年6月に、かつてブルキナファソで野球を教えていた協力隊員の出合さんが、ブルキナファソの野球ナショナルチームの監督に就任した。2020年の東京五輪出場を目標に、日本での合宿を終え、先日、西アフリカ大会でまずは優勝した。

3月22日の対ナイジェリア戦は13対3で6回コールド勝ち。
3月23日の対ガーナ戦は14対4で6回コールド勝ち。

あとで調べたら西アフリカ大会出場国は3ヵ国だけだったみたい。西アフリカ大会の上位2か国がアフリカ大陸大会に出場できるらしく、ブルキナファソに大差で敗れたナイジェリアも出場が決まった。

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しかし、東京オリンピック出場は実に実に狭き門である。
東京五輪の野球の出場枠は6ヵ国しかない。サッカーの16ヵ国と比べるとその違いは歴然。6か国の中に、アフリカ大陸枠というのはない。ヨーロッパ・アフリカ予選で優勝しないと参加できないという厳しい戦い。

西アフリカ大会で優勝したブルキナファソチームは、次に5月初めに行われる「アフリカ大陸代表決定戦」へ参加する。
これまでに決まっている出場国は、ブルキナファソ、ナイジェリア、ケニア、ウガンダ。南アフリカとかもきっと強いんだろうなあ。まずは、この大会で優勝しなければならない。

優勝国は、アフリカ代表として今年9月にイタリアで開催されるアフリカ/欧州予選に参加できる。この大会では、ヨーロッパの上位5チームとアフリカのトップチームで1枠を争うことになる。この大会で優勝すれば自動的に五輪出場権を獲得するが、準優勝したチームも、2020年4月・5月のオリンピック野球の最終予選、インターコンチネンタル大会に出場でき、最後の1枠をかけて戦う。

いや~~~、厳しい。。。

でも、ものすごく頑張っているので、私もできる限りのことはしたいし、なんか自分ができないことを出合さんを初め支援者の皆さんが実現してくれている気がして、自己満足かもしれないけど応援したくなる。

ご関心のある方は是非応援してあげてください。
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さて、タイトルの野球バットだが、西アフリカ大会出場のために行っていたクラウドファンディングで少しだけ支援して、そのリターンでもらった。バットメーカーのHAKUSOHとのコラボで実現した特別オーダーバット。先週届いたのだが、なんと選手のサイン入りだった。サイン入りだと使うのがもったいないが、折角なので時々野球をするムッシュに活用してもらおう!
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ブルキナファソチーム、がんばれ~



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by iihanashi-africa | 2019-04-13 16:25 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
ブルキナファソ映画『La Forêt de Niolo(ニョーロの森)』と環境汚染
今週、ブルキナファソではFESPACO(Festival Panafricain du Cinéma et de la Télévision de Ouagadougou、ワガドゥグ汎アフリカ映画祭)が開催されている。
https://www.fespaco.bf/fr/

このブログでも何度も登場したのでもはや全てをリンクさせるのは手間になってきたが、ちょうど2年前にFESPACOの携帯アプリの記事でアップしていたので、どうぞ。2年ぶりに携帯アプリをダウンロードしたら、前回より更にパワーアップしている。ワガドゥグで映画を見られないのが本当に残念。
FESPACOの携帯アプリ

FESPACOといえばという訳ではないが、ちょうどアップのタイミングなので、ブルキナファソ映画を一つご紹介。

2017年のFESPACOでシナリオ賞を受賞した映画


『La Forêt de Niolo(ニョーロの森)』
監督:Adama Roamba
2017年、ブルキナファソ
87分




アフリカのハリウッド映画といっていいのか、芸術性というよりは娯楽性を重視していて、最後までドキドキ感が止まらず、感動するという意味でいい映画。やはりシナリオがいい。

タイトルの通りニョーロの森が舞台。もちろん架空の森だが、セネガルにNioroという地域があり、実際にある場所かな?と思いGoogle mapで探してしまった。でもやはりなかった笑。
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NGO代表のアイシャジャーナリストの夫ナタナエルは、ニョーロの森の周辺住民をそそのかして実施されたガス・石油開発の事案を追っていた。元鉱山大臣のおひざ元である漁師の村カリは美しいニョーロの森に守られていたが、ある時、湖の水を飲んだ女性や漁師が亡くなり、多くの魚が死んでしまった。この事件とニョーロの森の地下にあたるガス・石油開発との関連性を調査していたナタナエルが、殺害された。アイシャは夫の無念をはらすため、事件の調査をすすめる。

監督がブルキナファソ人なのでブルキナファソ映画ということにはなっているが、出演者はセネガル、カメルーン、ブルキナファソ、マリなど多様な国籍で、監督曰く多国籍映画。まずは、どうしても出演してもらいたかったカメルーン人俳優のGerard Essombaを説得し、出演が決定してからセネガル人女優のRokhaya Niangに話を持ちかけたらしい。私が見に行った上映会では、監督と主演女優のRokhayaが来ていたが、Rokhayaは「シナリオも魅力だったが、Gerard Essombaと共演できるのはこの上ない機会と思った」と話していた。左が主演女優Rokhayaで、右が監督。
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監督の話では、撮影が開始されてから、当初前向きだったスポンサーの多くが、政治色が強いと判断して支援をやめ、途中で予算不足となったらしい。最終的に当初予算の5分の1でなんとか撮り終えた。この映画を政治色が強いと判断するということは、つまり未だにこういうことが行われており、そういう政治家の気持ちを忖度した結果かな。。。でもしっかりと公開されて映画祭で評価されてよかった。


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by iihanashi-africa | 2019-02-27 18:26 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
ブルキナファソ代表野球チームが世界大会に参加するための支援
このブログでも過去に何度も記述した「ブルキナファソの野球」の話。

2年前には、高知ファイティングドッグスで活躍するラシィナ選手とブルキナファソの野球をここまでの支えてきた一般社団法人北海道ベースボールアカデミー代表の出合さんについて記述した。

高知旅行⑤:高知ファイティングドッグスのブルキナファソ出身ラシィナ選手
ブルキナファソ初のプロ野球選手誕生
ブルキナといえば「野球」

そして、今年6月に、出合さんがブルキナファソ野球連盟から監督就任依頼のレターを受けとり、ブルキナファソ代表野球チームの監督に就任した。

私は、ただただ陰ながら応援したり、こうして記事にしてみたりすることしかできないのだが、出合さんの熱い思いと人柄に惹かれて多くの素敵な方々がサポートにつき、それらの方々に支えられながらすごく大きな夢を実現している姿は、私も励まされるし、勝手ながらなんか自分の夢が実現していっているかのように興奮する。本当にすごい。

監督に就任した出合さんとブルキナファソ代表チームは、2020年に開催される世界大会を目指すため、まずは2019年5月に、北海道富良野市でブルキナファソ代表チームの強化合宿を開催するそうだ。富良野は、出合さんが代表を務める一般社団法人北海道ベースボールアカデミーがある場所。2019年5月上旬~6月下旬の間、北海道富良野市を拠点に、半日トレーニングを行い、大学、社会人、プロ野球チームとの国際親善試合が企画されている。


現在クラウドファンディングでサポーターを募集しているので、関心のある方は是非!


ファンディングのリターンの多くは、北海道で行われる親善試合やトークイベントへの招待券や野球対決など。でも私はこの時期に北海道に行けるか分からないので、特別オーダーバッドにしてみた。野球をする夫が使ってくれそうだし。
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ほんと頑張ってほしいなあ。


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by iihanashi-africa | 2018-10-25 08:38 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
「ザイ農法」を改良したヤクバ・サワドゴ氏が第二のノーベル賞受賞
一週間ほど前に、私の周囲の様々な方々がFacebookでシェアしていた記事がある。
「ザイ農法」のヤクバ・サワドゴ氏(Yacouba Sawadogo)が第二のノーベル賞を受賞したという記事だ。ここ数日、ノーベル賞の発表が注目されているが、個人的にはこのニュースに大きな喜びを覚えた。

https://burkina24.com/2018/09/24/prix-nobel-alternatif-yacouba-sawadogo-ou-le-triomphe-du-zai/
https://www.rightlivelihoodaward.org/2018-announcement/yacouba-sawadogo/

ザイ農法をご存知ない方は、ザイ農法ってなんぞやとまず思われるだろうが、ザイ農法を知っている私は、そこを通り越して第二のノーベル賞って何じゃ?とまず首を傾げた。

Right Livelihood Awardという賞で、1980年にスウェーデンの国会議員ヤコブ・フォン・ユクスキュルにより創設された名誉ある国際的な賞らしい。なぜ第二のノーベル賞と呼ばれるのかというと、ノーベル賞は分野が限られており、多くの場合産業が発展した国々からの受賞者が多いため、ヤコブ氏がノーベル財団に新しい賞を作らないかと働きかけたことが背景にあるようだ。最終的にノーベル財団からは却下されているが、別途ライト・ライブリフッド賞が作られた。主に、環境保護、人権問題、持続可能な開発、健康、平和などの分野で活躍した人物や団体に授与されるそう。過去の受賞者を見ると、確かに世界各国から選ばれている。

さて、本題に戻って「ザイ農法」についてだが、私が以前お世話になったNGO緑のサヘルでは、活動にこの農法を取り入れていたため、このブログでも何度となく記事に出てきた。ザイ農法についてはこの記事をどうぞ。
偉大な伝統農法
アイデアのオーナーシップ

ヤクバ・サワドゴ氏を紹介した日本語のネット記事もあるのでどうぞ。
https://buzzap.jp/news/20140122-yacouba-sawadogo/

ザイ農法はアフリカのサヘル地域には昔から存在する農法で、サワドゴ氏が開発したものではないのだが、彼が高く評価されるのは、今ほどこの農法が広まっていなかった80年代に、ザイ農法を活用して、何もない土地に森を作ったこと。上の日本語のネット記事にも書いてあり、また私自身も2007年にご本人にお会いした時に話されていたが、当時は周囲から頭がおかしくなったのではないかと思われていたらしい。それでもこつこつと木を植え続け、今では40ヘクタールの土地に、60種類以上の低木が植えられている。そしてサワドゴ氏の魅力的なところは、自分の技術を無償で伝承しているところ。ただ、ご本人はとても控えめで実直そうな方なのだが、様々なドナーが彼の技術に注目し、本人の意図しないところで英雄かのようにはやし立てられ、名前を使われている感があった。かくいう私もこうして記事に書いているのだが。。。

でも、やはり彼の地道な活動は名誉ある賞を受賞するにふさわしく、それはそれでとても嬉しい。

あとは、どなたかがコメントで書いていたのだが、ほんと余計なお世話だけど、賞金1億円を周囲からたかられることなく騙されることなくうまく使ってほしい。

写真は、ワイグヤという北西部の街の近くのサワドゴ氏の森を見に行った時の写真。以前は全くの更地だった場所が、現在は低木で覆われている。茶色の服の方がサワドゴ氏ご本人。
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by iihanashi-africa | 2018-10-04 04:16 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(2)
イドリッサ・ウエドラオゴ監督の映画
やっと一時的な激務を終えブログをアップする余裕が出てきた。

半年ほど前のことだが、2018年2月18日に、ブルキナファソの映画監督Idrissa Ouedraogo氏が亡くなられた。セネガルのフランス文化センターでは、今年5月から6月にかけて、4週連続でウエドラオゴ監督の映画を上映しており、4週目の短編映画集だけは見られなかったものの、3本の代表的な映画は見に行き、それをアップしようとずっと思いながら更に5ヶ月が過ぎてしまった。久しぶりに見た映画もあったが、かなり前に見たので内容もすっかり忘れてしまっており、「ブルキナ映画の巨匠」の社会の描き方を改めてじっくりと味わいながら見た。少し年齢を重ねてから再び見ると見方が変わる映画ってやっぱりいい。

イドリッサ・ウエドラオゴ氏は、ブルキナファソの北西部の都市ワイグヤに近い村で生まれ、ワガドゥグ大学で英語学を学んだ後、ワガドゥグの映画専門学校に入学する。卒業映画として取り組んだ短編映画「Poko」は、1981年にFESPACO(Festival Panafricain du Cinéma et de la Télévision de Ouagadougou、ワガドゥグ汎アフリカ映画祭)で最優秀短編映画賞を受賞している。その後、モスクワ、キエフ、パリで映画製作を学び、1986年には最初の長編映画「Yam daabo(選択)」を、そして2年後には「Yaaba(祖母)」を製作した。

1990年、アフリカの現代社会における伝統崇拝の悲劇を描いた映画「Tilaï(掟)」がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員特別グランプリを受賞し、FESPACOでも最優秀賞を受賞している。

その後も2008年まで短編・長編映画を作り続けた。
ウエドラオゴ監督は村でよくある日常を描いた映画が多いのだが、本当にシンプルな人々の日常の一場面をこうして映画にするって結構難しいと思う。早くから世界各国で評価されたのもうなずける。ウエドラオゴ監督はワガドゥグの映画専門学校の第1期生で、1期生が早くから世界で認められた映画を作っていることは学生たちに希望を持たせたらしい。90年代後半に入ってからは映画製作費を出してくれるスポンサーが少なくなり、同時に世界のモダンな映画撮影の潮流に抵抗して時代に合わないと若い監督に言われることもあった。しかし、ブルキナファソの映画界の発展に大きな影響を与えた人であることは言を俟たない。

私自身、実は2007年にウエドラオゴ監督に会ったことがある。当時、ブルキナファソで仕事をしており、フランス人の友人にランチに招待され、その席にウエドラオゴ監督が同席していたのだ。友人と監督が知り合いだった。ただ、恥ずかしながら、この時私は監督のことを全く存じ上げず、友人が耳元で「彼はブルキナファソで最も有名な映画監督」と囁いてくれて初めて知ったというありさま。この時の昼食では、ウエドラオゴ監督が私の関わっている活動に関心を持ってくださり、農業支援の話題に花が咲いたため、私のアフリカ映画に対する無知さが露見せずに済んだのだが、帰宅後すぐに監督の映画を調べたことを覚えている。

今考えれば、アフリカ映画に関心を持ち始めたのは、この出来事がきっかけだったかもしれない。

Youtubeで見られる主な作品をいくつかご紹介。現代映画を見慣れてしまうと、この時期の映画のテンポが遅く感じてしまうので、YouTubeでは1.5倍速で見てしまった(ごめんなさい、監督)。。。80年代の映画だということをお忘れなく。


『POKO(ポコ)』
監督:Idrissa Ouedraogo
1981年、ブルキナファソ
22分


※モレ語で字幕なし。映像からストーリーを想像するしかないが、ドキュメンタリーのように村の生活の一端を描いており、映像を見ているだけで大体理解できる。ただ、ご参考までにざっくり書いておくと、ある村でクドゥグとポコという若い夫婦がおり、妻ポコの第一子出産を待ち望んでいたが、妻の体調が崩れ、村の伝統治療もうまくいかず、最終的に街へ連れて行くという話。




『Yam Daabo(選択)』
監督:Idrissa Ouedraogo
1986年、ブルキナファソ
75分




『Yaaba(祖母)』

監督:Idrissa Ouedraogo
1989年、ブルキナファソ
90分

※ある村の10歳の男の子ビラとその従妹ノポコは、ある時、村から離れたところで老婆サナに出会う。魔術師として恐れられて村から排除された老婆だった。ビラとノポコは徐々に老婆サナとの友情を築いていく。



『Tilaï(掟)』
監督:Idrissa Ouedraogo
1990年、ブルキナファソ

81分

※やっぱりお勧めはこの映画かな。2年ぶりにサガが村に戻ってきたが、弟のクグリから、サガのいい名づけのノグマがサガの父親の第2夫人になったことを聞く。村の伝統とノグマへの感情の間でジレンマを感じながら最終的にノグマと駆け落ちする決断を下すが、それが不幸な結末へと導いてしまう。




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by iihanashi-africa | 2018-10-03 07:53 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(2)
ドキュメンタリー映画『ワガ・ガールズ』
エールフランス航空の機内で、面白い映画を見た。『Ouaga Girls』というブルキナファソが舞台の映画。最初はドキュメンタリー映画だとは知らずに見ており、アフリカ映画にしてはすごく演技が自然だなと新鮮に感じたので、帰国後、ムッシュにその演技の自然さを語ったら、それってドキュメンタリーじゃないの?と言われ、えっもしや、と思い調べたら、やっぱりドキュメンタリーだった。。。

『Ouaga Girls』
監督:Theresa Traore Dahlberg
2017年、スウェーデン、ブルキナファソ、フランス、カタール

80分
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ブルキナファソの首都ワガドゥグに、女性向けの職業訓練所がある。そこで自動車整備を学ぶ女子生徒たちにスポットを当てた映画である。「男性の仕事」と思われてきた職業も女性ができる!ということを見せるのが目的の映画ではない。女子生徒が自動車整備を選ぶことになった背景はそれぞれ全く異なり、子どもを一人で育てなければならない生徒、生活費を稼がなければならない生徒、実は自動車整備ではなく歌手になることを夢見る生徒、授業中に先生の目を盗んで遊びの話もしたり。見る人に希望を持たせるのではなく、現実を見せている。ブルキナファソではどこにでもいるような女子生徒を見せているのが、とても好感を持った点。

批評家によっては希望がないと評価されてもいるが、私は映画にリアリティを求めるので、意外と難しい「ごく普通」を見せているのが結構よかった。



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by iihanashi-africa | 2018-08-25 22:43 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
Lianeというフルーツ
ブルキナファソでもセネガルでも頻繁に見かけるのがこのLianeというフルーツ。そのまま食べると口がしぼむほどに酸っぱいため、砂糖をまぶしてかきまぜ、酸味を抑えて食べるのが一般的。もちろん強い酸味が好みの方はこのままでも食べられる。ビタミンA、K、Cの含有量が多いらしいが、感覚的にCは多そうだ。この記事は先月から書こうと温めていたのだが、ちょうどタイミングよく、私のアシスタントが仕事中の午後のおやつで、砂糖入りのLianeをくれたのが、これ(↓)。
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学名はSaba senegalensisというらしい。セネガルのウォロフ語ではMad、ブルキナファソのモレ語ではWedgaフランス語でLiane sabaと呼ぶ。サブサハラアフリカのサヘル地域が原産で、ブルキナファソでは北部と東部の乾燥地以外では全国的に見られる。

先月7月にブルキナファソに出張した際、道中でLianeを売っていたので購入した。これでいくらだったかな?見た目はちょっといびつなマンゴーかな。
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黄色の厚い皮をパカッとあけると、このような粒が詰まっている。それぞれに種が入っており、食べるというより舐める感じで食す。種は結構大きいのだが、ブルキナファソやセネガルでは人によっては種を出さずに飲み込んでしまうらしい。味は、マンゴーとレモンが混ざったような味。
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Lianeの木は見たことがないのだが、このサイトに分かりやすい写真が掲載されていた。
http://www.burkinadoc.milecole.org/Pieces_Jointes/PDFs/Agriculture_durable/Arbre/liane_goine.pdf

Lianeは果実に注目が集まるが、根は不妊治療に使われ、葉は嘔吐や腹痛の治療薬として使われ、樹液は咳や結核の治療に使われる、多目的な木でもある。


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by iihanashi-africa | 2018-08-22 14:57 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(6)
「カヤのブロシェット」という串焼き
ブルキナファソの首都ワガドゥクから北東に100kmほどのところにカヤKayaという街がある。最近はここに出張することが多い。この街の特産品といえば皮製品なのだが、それと同じくらい有名なのがBrochette de Kayaと呼ばれる牛肉の串焼きである。ブロシェット(=串焼き)はどこにでもあるのだが、カヤの串焼きはピーナッツパウダーがまぶされている。今や「カヤのブロシェット」というブランドになっている。

牛肉の赤身を小さく切って串にさし、ピーナッツパウダーをつけるのだが、このパウダーには乾燥トウガラシ、ニンニク、マギーと呼ばれるコンソメキューブ、塩が混ぜられており、しっかりと味がついている。パウダーをまぶしてからグリルする。
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一本50fcfa(約10円)。一つが小さいので10本くらいは軽く食べてしまう。
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カヤに行かれたら是非ご賞味あれ。


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by iihanashi-africa | 2018-08-21 15:42 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)