2018年 04月 04日 ( 1 )
バラニテス油の需要増とバイオディーゼルの今
バラニテスの記事を書いていて、ふと思い出した会社がある。

もう5年近く前だがブルキナファソのある会社を訪問したことがある。当時モードだったバイオディーゼルの原料となるジャトロファの栽培から事業を始め、その後加工工場を建設していた。その会社が、バラニテス油を海外に輸出しているという話をしていたのを思い出し、写真を探してみた。

バラニテス、ニーム、モリンガの搾油を行っていた会社だが、特にバラニテス製品の需要が高いらしい。ヨーロッパやアジアから大量の注文が入っていた。でも、これ5年前の話。

バラニテスの実は入手しやすく、価格は40~50FCFA/kg。左はきれいに洗ったバラニテスの種。右はそれをパウダー状にしたもの。
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バラニテスの搾油残渣は家畜の餌となる。
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この会社はジャトロファ栽培とバイオディーゼル精製を行っていたので、ついでにご紹介。


ジャトロファは、播種後9か月から1年で実をつけ始める。収穫時期は主に7月~8月と12月の年2回。人工的に潅水すれば年中実を付ける。
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これがジャトロファの実(左)と種(右)。
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ジャトロファの種からまず1回目の搾油で粗油が出来、更に精製されるとバイオ燃料となる。その過程で副産物としてグリセリンが出来る。
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ジャトロファの実は当時高騰しており、かつては60FCFA/kgで購入できたが、100FCFA/kgに値上がりしていた。時期や場所によっては、200FCFA/kgを超えることもあった。収穫時期が7月~8月と雨期の真最中で、また農繁期でもあるため、収穫する農家もそれなりの見返りを求めていることが価格高騰の原因の一つだったと記憶している。

バイオ燃料の価格は最低でも850FCFA/リットル。これ以下で販売すると利益が出ない。粗油の段階で販売する場合は600FCFA/リットル。ガソリンの価格が560FCFA/リットルと考えると、割高であることが分かる。そのため、わざわざこの価格で燃料を購入する顧客はいない。採算が合わず活動は停滞ないし縮小ぎみだった。

2007年頃だったか、バイオ燃料のためのジャトロファ栽培は、食糧用の農地にとって代わってしまうのではないかという懸念からかなり批判的な議論があった。でも、それ以前に全く採算が合わない状況を知ったのが5年前だった。今はどうなっているのだろう。。。


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by iihanashi-africa | 2018-04-04 04:46 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)