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中東情勢によるエミレーツ欠航とその後の対応
3日前、私はチュニジア出張に出発するはずだった。

2026年2月28日の22時20分成田発のエミレーツ航空
エミレーツ航空のチェックインは4時間前から始まるという情報を得て、早めに空港へ向かった。18時15分到着。しかしカウンターは18時半オープンとのこと。空腹だったので、送ってくれた夫と空港内の回転寿司へ向かい、美味しいウニを三皿食べていた。

そこへ、一緒に出張するインド人の同僚も空港に着いたようで、メッセージが入ってきた。
「Presently the emirates check-in suspended due to Iran Israel war. Next update at 19:30(イラン-イスラエル問題の影響でエミレーツ航空のチェックインは中断されいるよう。次のアップデートは19:30とのこと)」

あらま。

お寿司をつまみながらXを開くと、イスラエルのミサイルがイランに着弾した映像が出てくる。

店を出てチェックインカウンターに向かい、同僚と合流したが、どうやら19:30までチェックインカウンターは開かないようだし、コーヒーでも飲もうとカフェに入る。同僚と夫は結構会話が弾んでいる様子なので、そちらはほうっておいて、私は空港内のアナウンスに耳を傾ける。19:30頃、アナウンスがよく聞き取れず、上階からチェックインカウンターを覗くと、チェックインが開始されている様子。あれ、始まったかな? 二人をおいて、一旦カウンター近くの係員に確認すると、「チェックインは開始しましたが、荷物はまだお預かりできない状況です」とのこと。オンラインチェックイン済みの私たちにとって、荷物を預けられないカウンターに並ぶ意味がないので、再びカフェに戻り、Xで頻繁に更新されるAl Jazeera Englishのツイートを追い続けた
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余談だが、Al Jazeeraは本当に情報が速く、偏見が少なく、メディアの中のメディアだと思う。
中東はもとより、アフリカの情報も非常に充実しているので、駐在時は頼りにしていた。とにかく紛争地域に駐在する記者が多く、現地ネットワークに突出しており、中東情勢では、欧米メディアよりも詳細かつリアルタイムなので、今回改めてその即時性に感動してしまった。

そのAl Jazeeraが、「アブダビ空港付近でミサイル攻撃を受けた模様」という速報ツイートを流した。これはもうエミレーツは飛ばないんじゃないかしら、などと3人で話していたら、ほどなくして空港のアナウンスで、キャンセルと発表された。

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***

さて、どうしたものか。

通常の出張なら、一旦仕切り直しとすぐに諦めがつくのだが、今回はチュニジアで後日合流予定の方がいる。その方は別経路なのでチュニジアに問題なく行けてしまうため、こちらだけ不在というわけにもいかない。

どうにかチュニジアに行く方法を考えた。

まずは便の変更。
エミレーツ航空のサイトのチャットは何度トライしてもアクセス集中で開かない。
成田のカウンターでもらった24時間対応の英語窓口に電話するも、繋がらない。執念深くリダイヤルを続け、ようやく同僚の携帯から繋がった。が、そこから更に30分待たされる。何とかオペレーターに繋がったところで、翌日の羽田発エミレーツ便か、2日後の成田発エミレーツ便を提案されたのだが、この状況で明日エミレーツが飛ぶとは思えず、他の航空会社へのフライト変更が可能か聞いてみた。ちゃんと時間をかけて調べてくれたのだが、変更可能な便はないとのこと。やむなく翌日羽田発に変更した。

並行してトルコ航空のサイトでも便を検索。翌日出発の便に数席エコノミーの空きがあったが、正規料金のチケットしか残っておらず、往復エコノミーで50万円。もともとエミレーツは23万円で購入していたので、倍以上の料金になった。私が即断できる金額ではない。

この日はもう遅いので、同僚は成田近くのホテルへ、私は一旦帰宅した。家に着いたのはほぼ深夜。ずっと付き合ってくれた夫に深く感謝。

***

翌朝、トルコ航空の空席はさらに減少。その日の便はもう満席で、明後日の便に空きがあったので、朝一で会社に価格を確認。「問題ない」とのことで、トルコ航空のサイトに行くと、、、、なんとこの一瞬でエコノミーがなくなってしまっていた。ビジネスクラスは100万円、ルフトハンザはエコノミーも70万円、エールフランスは空席がない。

ここまできて、もうこれは諦めるしかないと悟った。
会社にも、今回は見送りがよいかもしれませんと伝え、リスク管理上もそれがよい、との返事で、出張キャンセルとなった。

***

さて、今度はエミレーツ航空券の払い戻しを行う。

私のチケットは本来キャンセル有料。ただ今回は不可抗力。でも規約を読んでも全額返金かどうか判然としない。そのため再びコールセンターへ電話した。40分待ちの後、疲労の滲む男性オペレーターが応対してくれた。

「今回の状況ですので、100%返金になります。ウェブサイトの払い戻し申請にコメント欄があるので、そちらにあなたの状況を記載ください」

淡々と、しかし丁寧に説明してくれた。声があまりに疲れていて、こちらが心配になるほどだった。世界中から電話が鳴り続けているに違いない。

指示通りウェブから申請。
日曜申請、月曜夜には「処理完了。15営業日以内に返金」と連絡があった。
We are pleased to advise that your refund request has been processed by Emirates.
Refund settlement timeline from refund request date:
Credit/Debit card 15 business days


今回の一件で、私のエミレーツに対する印象は更新された。
色々と従業員に対する待遇面での課題は聞いているが、少なくとも今回、混乱下でもコールセンターの対応は丁寧で、払い戻しも迅速。比較するのは申し訳ないが、以前ルフトハンザで消耗した記憶があるだけに、その差は明らかだった。

現在中東はすっぽりと穴が開き、ロシア、ウクライナ、イランに挟まれたジョージア、アゼルバイジャン、アルメニアで飛行機が大混雑している。

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by iihanashi-africa | 2026-03-03 17:57 | UAE | Trackback | Comments(0)
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