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Maurice Bismouthというチュニジアの画家
以前、チュニス市内の国立現代美術館(Musée National d’Art Moderne et Contemporain)について記事を書いた。
チュニスの現代アート国立美術館

前回のチュニジア出張の際に再び立ち寄ってみると、館内は改装されて大幅に拡張され、展示作品も倍近くに増えていた。想像以上に充実しており、非常に見応えがあった。

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帰り際にミュージアムショップを覗いたところ、一枚のポストカードが目に留まった。
日本人を思わせる女性のポートレートで、どう見ても着物をまとっている。気になって裏面を見ると、Maurice Bismouthの《Portrait d’une femme(ある女性のポートレート)》と記されていた。

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Wikipediaによると、モーリス・ビスムート、1891年にチュニスで生まれ、1965年にロサンゼルスで没したチュニジア系ユダヤ人の画家だそう。高校で、美術教師にその芸術的才能を見出され、1912年から1930年までチュニジア・サロンに出品を続け、1927年には佳作を受賞している。

1921年から1922年にかけてエジプトを訪れた際、エジプト美術に深く感銘を受け、帰国後の1922年のチュニジア・サロンでは、この旅の記憶をもとにした作品を発表している。1924年にチュニジア政府から奨学金を得てベネツィアに渡り芸術を学んだ後、パリに移った。

「チュニス派(École de Tunis)」の一員として、チュニスのユダヤ人社会やチュニジアの生活風景を主題とする絵画を多く手がけ、とくにシナゴーグやラビの肖像を通じて表現した。代表作には《祈るラビたち》《シナゴーグの内部》《シナゴーグでの祈り》などがある。

1932年にはローマの国際植民地美術展で受賞し、また会員であったフランス植民地芸術家協会の会場でも作品を展示した。1950年以降はアメリカに住む娘のもとを頻繁に訪れるようになり、1965年にロサンゼルスで死去した。」



あれ、日本との直接的な関係は特に見当たらない。このポストカードの作品も代表作には含まれておらず、Google Lensで検索しても同じ画像は見つからなかった。未だに詳細は分からないままなのだが、チュニスで出会ったこの絵が妙に気になる。


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by iihanashi-africa | 2026-02-22 00:00 | チュニジア | Trackback | Comments(0)
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