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ジェルバの飲料水
今、チュニジアにきている。現在関わっているプロジェクトの一環で、過去3年間、年に2-4回ほどのペースで出張してきたが、今回の出張が最後になりそうである。他案件もあり、チュニジアとの縁はしばらく続くだろうが、頻繁に来られなくなるのはやはり寂しい。

記憶が薄れる前に、ストックしていたタイトルをもとに、いくつか記事を仕上げておきたい。

まずは少し前に書いていたジェルバ島の話を再び。

ジェルバ島は本土と「ジェルバ島のローマ街道(エル・カンタラ街道)」(Djerba-Zarzis Roman CausewayまたはEl Kantara Causeway)でつながっている。全長約7kmのこの道は橋ではなく、堤防状に海を埋め立てた道路で、ローマ時代(2世紀末)に築かれたものだそうだ。ジェルバ島側のエル・カンタラという町に続いているため、エル・カンタラ街道とも呼ぶ。ローマ街道とは言いつつも、その前のフェニキア時代の街道跡に築かれた可能性もあるらしく、実はもっと古いのかもしれない。

1951~1952年にかけて街道の修復工事が実施され、2006年には街道の中間あたりに160mの橋も建設されている。1952年の工事で13.7mの橋が設置されていたそうだが、干潮時に海底が露出してしまったり、浅瀬で舟が座礁するなどの事象が発生していたようで、水や魚や船舶の通過を可能にする大きな橋にしたそうだ。フランスのモンサンミッシェルまでの道と似た問題を抱えていたようだ。

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その道路を車で通過した際、道路脇に太くて丈夫そうなパイプが並行して敷かれているのを見た。水道パイプだそうだ。周囲を海で囲われ、山もなく水を蓄える自然環境ではないジェルバ島では、地元の水資源だけでは住民や観光客の需要をまかなうことができない。そのため大陸からのこの水道管はライフラインらしい。

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by iihanashi-africa | 2025-09-17 01:29 | チュニジア | Trackback | Comments(0)
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