チュニジア南部旅行 序章
チュニジア南部旅行1:オリーブ農園 チュニジア南部旅行2:オアシス、クサール・ギレンへの道 チュニジア南部旅行3:アマジグ(ベルベル)の集落とクサール チュニジア南部旅行4:マトマタのアマジグ(ベルベル)の地下住居 チュニジア南部旅行5:マトマタの地下住居とスター・ウォーズ チュニジア南部旅行6:アマジグ(ベルベル)集落、トゥジャーヌ チュニジア南部旅行7:チュニジアで最古のクサール、シェニニ 今回の旅行で訪れた最後のクサール、クサール・ウレド・スルタンKsar Ouled Soltane。15世紀頃に建設された要塞型の穀物倉庫である。 もうそろそろブログの読者からも、アマジグの住居の写真はお腹一杯という声が聞こえてきそうである。実際、私もお腹いっぱいになっていた。ただ、チュニジア南部にクサールは150以上あると言われており、今回紹介したのはほんの一部にすぎない。
車を降りるとすぐに、下の写真のような建造物が目に入る。壁面には小さな小部屋が縦にも横にも並んでいるが、いくつかの部屋には階段が見当たらない。壁に突き出た石や木の足場があるので、そこを登る仕組みだったのだろう。あとは梯子もあったようだ。この建物は要塞でもあり、穀物や貴重品を侵略者から守る意図があるため、倉庫は高いところに設置されており、人は下の方に居住するという。この地方では「生きている人は死者よりも下に住んでいる」という諺もあるそうだ。 ![]() 上の写真の2階部分に籠があるのが分かるだろうか。倉庫に入れる穀物などは、籠にいれて釣り上げる。そのための滑車を取り付けられるフックが入口の上にある。 さて、この建物を見ただけでも見ごたえがあり満足していたのだが、実はこの奥の壁の向こうに更に圧巻の光景があった。400以上の小部屋があるマンションである。ワンルーム4畳くらいだろうか。おそらく誰もが「おお!」と思わず声を漏らしてしまうと思う。ただ、実際に人が住んでいたことを想像できない。積み木の家を巨大化したかのような建造物である。 ![]() ![]() ![]() それぞれの部屋の奥行きは3-4mくらいだろうか。隣の部屋とはつながっておらず独立している。現在は扉がないが、かつてはオリーブの木で作られた扉が取り付けられていたようだ。 中庭は広く、かつてはここで商取引が行われたりと市場の役割も果たしていたそうだ。 ![]() 建物の保存状態がだいぶ良く、よくぞここまで残っていたと感心していたが、2021年に歴史建造物に指定されてから、イタリア開発庁の支援を得て、2023-24年に修復されたと記載された看板があった。そうそう、ここも『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のロケ地だったそうだ。私はまだ見ていないのだけれど。 ![]() この建造物が要塞であったことが伺える上から撮った写真をMosaic North Africaというウェブサイトから拝借。
by iihanashi-africa
| 2025-05-15 21:38
| チュニジア
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