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セネガルの鉄道⑨:タンバクンダ駅と麻薬密輸禁止
セネガル鉄道駅編の最終話となった。
折角撮りためた写真をブログ記事として残しておこうと書き始めたが、3、4年前に聞いた話はもうすっかり忘れてしまい、写真をアップするだけになってしまった。しかし、20年後、30年後のセネガルの鉄道は一新されているかもしれず、将来記憶を辿った時にこうしてまとめてあると、意外と面白いかなと思ったりもしている。

セネガルの鉄道①:仏語圏西アフリカの鉄道の歴史の原点
セネガルの鉄道②:落花生生産の拡大
セネガルの鉄道③:サンルイ駅とルーガ駅
セネガルの鉄道④:ダーラ駅とリンゲール駅
セネガルの鉄道⑤:ティエス駅
セネガルの鉄道⑥:ダカール駅
セネガルの鉄道⑦:ダカールとバマコを結ぶ路線と友人の小話
セネガルの鉄道⑧:ギンギネオ駅


タンバクンダは、セネガル東部の中心地。
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ご存じの通り、セネガルの真ん中あたりにガンビアという国が横たわっている。ガンビア川という大河川の両岸が国土となっている国である。ガンビア川の幅は10kmもあり、川を挟んで北と南は物流もそれほど盛んではなかった。ガンビア川の南側からセネガル北部へ行く確実なルートは、東部のタンバクンダTambacounda経由しかなったのだ。今でもタンバクンダは、マリやギニアから様々な農産物が集まる場所でもある。
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タンバクンダの駅は、比較的綺麗な形で残っている。私が訪れた2017年も、まだ新しい掲示が貼られてあった。

元々この駅は、この地域の最初の村の長であったモリバ・ディアキテMoriba Diakhiteの土地であったと言われている(タンバ・ソセTamba Soceが最初の村長という説もある)。駅舎や機関車を整備する車庫、従業員の宿舎、そしてホテルも隣接していたらしい。ご想像の通り、今ではどの施設も既に老朽化し、線路の不具合も修理されることなくそのままである。旅客列車が走らなくなった理由は十分に想像できる。それでも2017年に私が訪れた当時はまだ貨物列車は走っていた。

現在の駅舎。
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掲示板にまだ新しそうな「麻薬密輸」に関する注意喚起があった。列車を使った密輸が増えてきたため、運転手は以下の場所をくまなくチェックするようにとあり、モーターケーブルの箱の中やファンとラジエーター、ヘッドライトや後部ライトの中、等々が記載されている。ただ、わざわざ掲示されているということは、列車関係者や運転手本人を暗にけん制している感じもする。

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こちらは減速区間を記載している。最高時速30kmか・・・。ダカールまで丸1日かけてやっとたどり着くくらいだろうか。
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by iihanashi-africa | 2021-11-25 19:17 | セネガル | Trackback | Comments(2)
Commented by sgmhmmr at 2021-11-27 23:51
「タンバクンダ」と聞いて、何かに似てるな、とふと思い、THE GAMBIA と表記された地図を見て、あぁ、そうか、『ルーツ』の「クンタ・キンテ」だなと思い当たりました。
それで、ひょっとして、「タンバクンダ」と「クンタ・キンテ」の生まれ故郷は近いのではないかと思ってググったところ。。。

残念ながら、「タンバクンダ」は「クンタ・キンテ」の生まれ故郷とされるジュフレ村から近くはありませんでした。全然遠い。
(ちなみに、ガンビア、ジュフレ とカタカナで検索するだけで割とすぐににその場所が分かりました。ガンビア川をもっとずっと内陸の方までさかのぼっていったところなのではないかと想像していたのですが、思ったよりも河口側というか大西洋側に近くてびっくりしました。)

や、すみません、またしても記事とは関係のないことを投稿してしまい。。。

オミクロンだなんだと騒いでいますが、早くどこにでも行けるようになると良いですね。。。
Commented by iihanashi-africa at 2021-11-30 23:02
>sgmhmmrさん
反応が遅くなってしまいすいません。タンバクンダ、クンタキンテ、確かに似てますね。聞きなれた地名は何の違和感もなく入ってきていましたが、似てる。タンバクンダの名前は、マリ王国の時代にやってきたタンバ一族に由来しているらしく、クンダは「家」なので、「タンバ一族の家」を意味しているようです。へ~~~(←さっきググって知りました)

ほんと早くガンビアとか旅行してみたいですが、しばらくはまた日本国のボーダーが閉鎖されたみたいなので、国内をウロウロすることにします。
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