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羊を1頭購入できるECサイト
タイミングを逸したのだが、今年は7月末がタバスキだった。
このブログでタバスキ(イスラム教の犠牲祭)について書くのはもう6回目。毎年新たな発見があり、同じタバスキでも各国で過ごし方が微妙に違ったりして、興味深いのだ。過去の記事はこちら(↓)。

タバスキ2週間前
タバスキ(犠牲祭)の日付の決め方
羊、羊、羊、
今年は羊が高い
ニジェールのタバスキ(犠牲祭)の羊たち

今年もニジェールの友人からタバスキの写真が送られてきた。写真のように一つの火の周囲に羊の十文字焼を並べる文化はアフリカでもそう多くない。私も実際には見たことがないのだが、圧巻らしい。
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さて、今年のタバスキの時期に、セネガルにいる友人がある新聞記事をネットにアップしていた。

「Un jeune sénégalais établi au Japon lance Caawogi.com consacré à l’élevage」
日本在住のセネガル人の若者が畜産に特化したCaawogi.comを設立

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https://caawogi.com/

ネット記事も発見(仏語です)
https://www.socialnetlink.org/2020/07/28/japon-un-jeune-senegalais-lance-une-plateforme-de-vente-en-ligne-consacree-a-lelevage/

タイトルからだと日本のイスラム教徒向けに設立したかのように見え、実際私も勘違いしたのだが、日本在住の若者が、まずはセネガル国内向けに設立したらしい。そりゃそうだね、日本の一般家庭がECサイトで羊一頭購入できるってまだ想像できないし、そもそも動物をECサイトで販売することはできないのかもしれないし。動物愛護や感染症やら諸々の観点からハードルが高い気がする。ハラル肉を販売するサイトは見たことがあるけれど、日本にいるイスラム教徒はタバスキの時、どうしているのだろう。

人口の9割がイスラム教徒のセネガルでは、毎年この時期、街は羊であふれる。自分で撮った写真はないのだが、いくつかYoutube動画をアップ。余裕のある商人は地方からトラックで運ぶこともあるが、大半は1か月近くかけて地方から家畜たちと歩いてくる。途中で痩せてしまわないようにしっかり牧草を食べさせるのも一苦労なのだ。






Caawogi.comは、羊の所有者と消費者を結ぶマッチングサイトのようなものかも。配達はどうするのかな。家まで届けてくれるのだろうか。面白いのは、家畜の肥料や加工品等も徐々に販売を始めていること。畜産バリューチェーンに関わる方々のプラットフォームとして面白いものになりそうだ。セネガルの羊はマリやモーリタニアからも運ばれてくるし、コートジボワールはブルキナファソからも運ばれるし、国境を越えた取引が行われているので、サイトも是非アフリカ展開をしてほしいものだ。チャレンジは、クレーム対応や取引条件の履行だろうか。消費者もセネガル人であれば多少の配達の遅延等は多めに見てくれるだろうが、動物は一頭一頭異なるので、想像していたものと違うということが頻繁に発生しそうだ。時代と共にセネガルも制度や人々の考え方が変わっているし、色々経験を積んで成功してほしいなあ。

by iihanashi-africa | 2020-08-08 16:13 | セネガル | Trackback | Comments(0)
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