人気ブログランキング | 話題のタグを見る
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA
1カ月ほど前、マダガスカルへ出張していた方から「頼まれたものを買ってきたよ!」と連絡があった。出張前に何か買ってきてほしいものある?と聞かれ、遠慮なく「ザマが欲しいです」と口走ってしまった。

「ザマ Dzama」とはマダガスカルのラム酒。最近どんどんクオリティーが高くなり美味しくなっている。1年前に友人からザマのCuvée Noire Prestige(下の写真)をもらい、家で友人たちと飲んで、美味しさを再確認した。貴重なラム酒を少しずつ飲み進め、また欲しいなあと思っていた矢先にマダガスカルから何か買ってきてくれるなんていうもんだから、そりゃ~「ザマ」って言ってしまうでしょう。。。「荷物にならない小さいものでいいので・・・」と付け足してお願いした。
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19000102.jpg

早速受け取りに行くと、受け取ったのが想像以上に大きな袋。
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19000200.jpg

そして開けてみてびっくり。見たこともない美しいザマが現れた。
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19000171.jpg


Vieux Rhum de Madagascar 8 years
Finition en vieux fûts de cognac

8年熟成のザマ。仕上げにコニャック樽を使っているらしい。
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19063928.jpg


ザマもこんなに洗練されたデザインになったとは。これだけ美しいと飲むのも憚られると伝えると、飲み終わったらウーロン茶でも入れて飾って置いたらいいよとナイスなアイデア。まだ飲み始めてもいないけれど、カラになったらそうしよう。

調べてみると、ザマも高級志向な商品も増えているようで、私がマダガスカルに滞在していた2010年頃に10年熟成されたザマが発売されて話題になっていたが、今や10年熟成でもこんな高級なものが出ていたり、15年熟成は3万円以上もしたりと、国際的にも認められて値が張ってきているようだ。

ザマ 10年熟成 バニラ(写真はサイトから拝借)
https://www.excellencerhum.com/en/madagascar/32-rum-dzama-10-ans-vanilla.html
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19065151.png

ザマ 15年熟成(写真はサイトから拝借)
https://www.excellencerhum.com/en/madagascar/31-rum-dzama-xv-15-ans.html
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19065106.png

折角なのでザマの歴史もご紹介。
(ザマのHP:https://dzama-international.com/histoire/
(Wikipedia:https://en.wikipedia.org/wiki/Dzama

マダガスカルはかつてフランスの植民地だった。その時代に温暖な気候からサトウキビバニラの一大生産国となっている。マダガスカルのバニラは日本でもブランドになっており、最近テレビCMでも「マダガスカルのバニラを使った・・・」という表現を耳にする。

マダガスカルにおいてサトウキビは国の農業を支える作物の一つであるが、中でもマダガスカル島の北西に位置するヌシベ島の生産量が多い。ここには国営の製糖工場もあり、残渣からモラセス(糖蜜)も製造されている。ここでは昔から地元特有の方法でラム酒を作っていたのだが、約40年前にルシアン・フォイン(Lucien Fohine:マダガスカル人と中国人のハーフ)がこの島を訪れ、ここのモラセスから作るアルコールが独特の風味をしていることを発見した。ヌシベ島にはイランイランという樹木(シャネルN.5にも使われていることで有名)やクローブ、コショウ、バニラが豊富に育っており、これらの香りがサトウキビと混ざり合っているらしい。

ウイスキーのバイヤーだった彼は、1980年、ヌシベの製糖工場の近くにVidzarという会社を設置し、そこで作られるラム酒をザマDzamaと名付けた。ザマは工場が設置された町の名前ザマンザーDzamandzarの略省で、会社の名前は「ザマンザーの古いラム酒」という意味。

その後、首都アンタナナリボに会社を移転し、その後生産量と種類が一気に増加する。さらに、スコットランド産のオーク樽を使ってラム酒の熟成にも挑戦し、価値を徐々に高めていった。

1996年、ルシアンが亡くなり、フランスでワイン醸造学を学んでいた当時17歳の息子のフランクが会社経営を引き継ぎ、独自のブレンドを進めていく。ラムの香りが苦手な女性向けにホワイトラム(White Rhum)の製造も始め、高い評価を得た。

2011年には、一番最初の写真のCuvée Noire Prestigeがマイアミ・ラム・ルネッサンス・フェスティバルで金賞を受賞し、ホワイトラムも1年物のCuvée Noireもシルバーを受賞したことで、更に認知度が高まっていった。

スタンダードなザマの種類
http://www.vizcayawine.com/wp-content/uploads/2015/04/Dzama-Presentation.pdf

日本ではまだ手に入りにくいようだが、風味があってとても美味しいので、バニラと同様に知られてほしいなあ。


マダガスカルではレストランに行くと、食後酒として香りづけされたラム酒をサービスしてくれるところが多い。バニラは定番だが、ライチ、バナナ、ジンジャー、など、数えきれないほど瓶が並んでいるレストランもある。

先月出張した方からはライチのラム酒ももらった。これももったいなくてまだ飲めていない。。。
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19060858.jpg
マダガスカルのラム酒、ザマDZAMA_c0116370_19063942.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村


アフリカランキング

更新を通知する

PVアクセスランキング にほんブログ村


by iihanashi-africa | 2020-01-28 19:22 | マダガスカル | Trackback | Comments(2)
Commented by 石田 at 2020-02-12 23:23
よいですね~!!私も久しぶりにザマ飲みたいです。
しかも高級品だなんて、どんな味がするのでしょう✨
私は安いザマを、さむーいアンチラベで飲んでたのが懐かしいです。
ラムって身体に残らないし、すごく好きです。
Commented by iihanashi-africa at 2020-02-18 23:14
>石田さん
お返事遅くなってすいません。。。このラム酒、ちびちびと飲み始めました。今週末はマダガスカルにゆかりのある方がうちに来てくれるので、ライチの方も開けてみます。でも、あのさむーいアンチラベで飲むと余計に美味しく感じるのかも。
<< 『ルポ<山梨モデル>依存症回復... トゥバのグランモスク >>