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『1987、ある闘いの真実』、31年前の韓国民主化運動
早稲田松竹は、いつもテーマの異なる面白い映画を揃えてくれる。テーマが多様で一辺倒じゃないし、プログラムを見ているだけで飽きない。それに1300円でいい映画を2本見られるんだからとってもお得。

今週のテーマは「その歴史は今も続いている」
韓国の歴史のある真実、レバノンのささいな事件から発生した政治・民族の緊張、歴史から学び今も引き受けるべき教えを映し出してくれる作品を見られた。

まずは、韓国映画。
とても緊張感のある映画で、実話に基づいたストーリーという以上に映画として面白かった。

『1987、ある闘いの真実』
監督:チャン・ジュナン
2017年、韓国
129分


『1987、ある闘いの真実』、31年前の韓国民主化運動_c0116370_18152877.jpg

半年前に、『タクシー運転手』と『ペパーミント・キャンディー』という二つの韓国映画を見た。1980年に民主化ムードの中で発生した光州の大規模デモとその情報を隠ぺいしようとした韓国政府の動きを背景に進むストーリー。この二つの映画で初めて光州事件を知ったのだが、今日見た映画は、その7年後の1987年の話。光州事件から続いていた民主化運動が爆発した年ともいえる。

(以下、劇場に掲載されていたストーリーより)
1987年1月、ソウル大学の学生、パク・ジョンチョルが警察の尋問中に死亡する。彼は学生による反政権デモのリーダーとの関係を疑われ、南営洞警察で取り調べを受けていた。

報せを聞いた南営洞警察のパク所長は、部下に火葬を命令する。「22歳が心臓麻痺?」と、警察からの申請書類を見て、ソウル地検公安部長のチェ検事が眉をひそめた。状況から見て拷問による死だと睨んだチェ検事は、法律通り解剖で死因を解明してから火葬するよう命じる。

そして、チェ検事を慕う後輩検事が、中央日報の記者にソウル大生の死をリークし、「取り調べ中の大学生ショック死」というスクープが流れる。


ここから、どんな手を使ってでも事件を握りつぶそうとする南営洞警察側と、なんとしても真実を明らかにすべきという正義感にかられた人々との闘いが始まる。記者、検事だけでなく、医師、看守も守秘義務と正義感との狭間で葛藤がありながらも、自分が正しいと思うことをする。

警察による拷問致死で亡くなった学生を最初に診断した医師のインタビューを発見。




この映画で、この時代の出来事以外に学んだことが一つ。
民主化運動へのキリスト教の影響
1987年の事件でも、真実を明るみにすることに教会が大きく関わっている。社会の不平等やら人間の本質的に守られるべきものが脅かされていたということなのかな。


とにかく俳優の演技力も構成も素晴らしいし、引き込まれる映画なのでお勧め。



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by iihanashi-africa | 2019-03-15 18:18 | 韓国 | Trackback | Comments(0)
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