ムクウェゲ医師、ノーベル平和賞受賞
過去に何度もノーベル平和賞にノミネートされていたムクウェゲ医師が、やっと平和賞を受賞した。

ちょうど2年前に、『女を修理する男』というドキュメンタリー映画を紹介したが、まさにこの映画がコンゴ民主共和国の産婦人科医ムクウェゲ医師(Denis Mukwege)の話。30年間、ルワンダとブルンジとの国境に接するコンゴ民主共和国東部の南キブ州のブカブBukavuの病院に勤め、レイプ被害に遭った女性たち4万人の手術をしてきた方である。

かなり衝撃的な映画だったので、この時の思いを長い記事にしており、ムクウェゲ医師も紹介したので、こちらをどうぞ。この映画は是非とも見ていただきたい。

「女を修理する男」:コンゴ民主共和国で横行するレイプ

「レイプは最も効果的な武器」で、村を崩壊させるために手っ取り早い方法だという。村の全ての女性を、子供や夫や隣人の目の前でレイプする。夫は守れなかったと嘆き、女性はそのトラウマから立ち直れない。その村の中で生きていけなくなる。そして村は崩壊する。

しかしレイプは「武器」であり、その武器を使って何をすることが目的なのかが分からないと、この問題は解決しない。この地域は、鉱山資源が豊富な地域で、また伝統的な呪術師の影響があったりと、非常に複雑な背景がこの状況を生み出している。レアメタルは日本も多く輸入しているし、この辺りの紛争は日本も間接的に関係しているのかもしれない。「遠い国のお話し」だけでは済まないのだ。

多くの方に知ってほしい現実である。





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by iihanashi-africa | 2018-10-06 03:17 | アフリカ全体 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 兵庫花子 at 2018-10-06 06:29 x
早速、記事を書いて下さってありがとうございます。
本当に日本や先進国にとって「遠い話」では
ないはずです。

一方、これらの問題の複雑さは、アフリカの
「暗い話」ばかりが情報として先進国に
報道されると、先進国の人々はアフリカを
「暗黒大陸」と認識して、アフリカの方々の
創意工夫や努力、あるいは文化のすばらしさが
少しも知られなくなってしまうことです。
私はそれも危惧します。

実際に人権問題に関心の高い人にとって
アフリカとは、女性の地位が低い、
女性の性器がちょんぎられる、児童労働、
ハイパーインフレ、貧困etc・・・と
そんな話ばかりです。

アフリカの諸問題の全てが「先進国の
帝国主義的な経済支配のせい」とまでは
私は言いませんが、実は複雑ながら
先進国にも責任がある一面があるのだし
先進国の一方的な強者の価値観でアフリカを
「遅れた国」とみる、先進国の多数の
人のアフリカ観に不安を覚えます。

いつかアフリカや「南」の方々のことを
小説に書きたい・・・
今の私の実力では「とても無理」ですが
私の夢です。

難しいお話しを書いてしまったことを
お許し下さい。
Commented by iihanashi-africa at 2018-10-09 08:25
いえいえ、頻繁にコメントをいただき本当に感謝です。
そうなんですよね。私はアフリカにいるのでポジティブな面も沢山見えているので、たまにこういう映画も見るとメッセージ性があって重要だなと思うのですが、こういう映画ばかりみているとネガティブイメージが出来上がってしまうのは良く分かります。世の中ってほんと知らないことばかりで、映画も現実のほんの一面を知る手段なのですが、結局見たこと聞いたこと読んだことだけでしか判断ができないのですよね。だからアンテナを張らなきゃっていつも思います。
是非是非小説書いてください!!!
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