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2本目の苗が大人の木になりました
先日、グリムスで2本目の苗が、大人の木になりました。1本目はもみの木のような木でしたが、今回はこんな木。

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実はまだ、成長した1本目のバーチャル木は実際に植えられていません。グリムスさんの登録ブログ数は2万件を越えているようで、これだけ沢山の苗を実際に植えてくれるところって少ないんだろうなあと思うのです。植林する場所はあっても、植えた苗に毎日潅水してくれる人がいなければ、植林て成功しないのです。

緑のサヘルが活動する人口2000人程度の村では、村人が“自発的に無償で”(←これ大事)植林して維持管理できるのは、せいぜい300本、多くて500本が限界。村人も農業で忙しいですからね。もちろん、植樹した苗の管理者を雇ったりして、行き届いた管理が出来るなら話は別ですが。

エコという言葉が飛び交う毎日ですが、環境保全には様々なやり方があると思います。日本だと、ごみを少なくする、リサイクルする、アイドリングストップをする、水を節約する、電気をこまめに消すなど。では、途上国では?植林をするだけ???

確かに、途上国では日本ほどエネルギーの浪費をしていないので、削減すべき部分は少ないかもしれません。出来るとしたら、燃料の薪の消費を減らすくらい。では、木を植えさえすればいいのか。

以前、ブルキナファソでドイツのNGOの方にお会いしたとき、「Investir au sol(土壌に投資を!)」ということを熱弁されていました。私も同感です。土壌肥沃度の回復は、植林に比べじみーな作業です。でも、草も生えないような硬い土地に植林は出来ません。このような土壌を回復していく技術があります。時間はかかりますが。最近、世銀やヨーロッパ系の団体もこの重要性を認識しつつあります。

途上国でも「環境保全活動」は植林だけではないのだという一つの例です。

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by iihanashi-africa | 2008-11-03 12:41 | 日本 | Trackback | Comments(2)
Commented by lazytown at 2008-11-07 06:57
本当にそのとうりだとおもいます。。わたしも、自分に、できることから、ちいさいことですが、つづけていきたいとおもいます。
Commented by iihanashi-africa at 2008-11-10 04:01
いつもありがとうございます!私も、自己満足ではなく、相手のことを思った支援を心がけていきたいです。
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