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ダカールの肺
ダカールの郊外に「ダカールの緑の肺:Poumon vert de Dakar」と呼ばれる森がある。正式名称は「ンバオ指定林:Forêt classée de Mbao」。コートジボワールに住んでいた方が、アビジャンにも「アビジャンの肺」と呼ばれる森があると話していた。

ンバオ指定林は、1918年から徐々に植樹が始まった。当時は土壌保全が目的だった。1940年には815ヘクタールあったらしい。しかし、ダカールの都市が広がるにつれ、2014年には722ヘクタールに減少している。高速道路の建設で35ヘクタールが伐採されている。また空港までのシャトル電車の建設で、さらに伐採されている。とはいえ、もともとダカールの大きさから考えるとそれほど大きな森ではないため、肺というほどの浄化作用はないと思っていたのだが、グーグルマップで見て、あ、確かにダカールという「半島=体」の中に肺のように埋め込まれていると感じた。森の形と位置からして確かに「肺」かも。あるいは、心臓くらいの大きさかな。

Google Mapより拝借。オレンジの矢印の先の丸いところがンバオ指定林。
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高速道路からのンバオ指定林。
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高速道路からのンバオ指定林。映像の最後の辺りでダカール郊外との境が見えてくる。



by iihanashi-africa | 2018-03-23 02:45 | セネガル | Trackback | Comments(0)
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