紛争下で
あるメルマガに投稿した記事です。

「彼らがスーダンに植えた木が大きく育っているのだから、私たちもチャドに木を植えたいのです。」

2005年、チャド東部に設置されたスーダン難民キャンプで育苗・植林活動に関わっていたときのことです。(→チャド地図

私が活動に関わり始めた当初は、多くの難民が、食料、医療、水のような生活に直結する支援しか受け入れない傾向にありました。事実、植林により、即生活が改善するわけではありません。私たちは、生産した苗木の内、難民が積極的に植樹してくれる苗はわずかなのではないかと危惧していました。

しかし、6月の植樹の時期、現場のスタッフから入ってきたのは、苗木を求めに来る難民が多いという喜ばしい情報。上の言葉は、木を植えたいとやって来たある難民の声です。80年代、チャド人が難民としてスーダン側に滞在していた時期がありましたが、その時にチャド難民が植えた木が現在スーダン人の生活の一部となっているそうです。紛争に翻弄された両国の住民がお互いを思いやる気持ちに触れ、私の心も和んだ瞬間でした。
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# by iihanashi-africa | 2007-06-04 09:08 | チャド | Trackback | Comments(0)
クーラー付部屋に泊まる意味
2泊3日のコングシ出張で、中心街にあるホテルに泊まりました。部屋の種類は二つ。クーラー付(7500fcfa=1800円)と扇風機付(4500fcfa=1100円)。事務所のある首都のワガドゥグでも、扇風機をつけて寝れば、朝まで快適に寝られるので、私は扇風機付に泊まりました。

1泊目、ハードスケジュールの一日を終え、夜10時には眠りにつきました。もちろん、扇風機は回したまま。と、突然蒸し暑さで目が覚めました。停電で扇風機が止まりかけています。時計を見ると深夜2時。それからが大変。部屋に唯一の高窓からは風が入らず、暑さで寝付けません。シャワーを浴びて体を冷やしてみますが、5分もすればまた汗だく。扇風機があるとないでは、これほどまでに違うのかと御扇風機の威力を思い知らされました。この日、結局気温が最も下がる明け方4時半頃まで寝付けませんでした。

2泊目、覚悟はしていたものの、結局前日同様もがいて終わりました。

アフリカにおいて、計画停電は珍しくはありません。コングシでも金曜と土曜以外の深夜2時から朝7時まで停電でした。この計画停電、今に始まったものではなく、2年前にここを訪れた人も2時から7時まで停電だったと話していました。

この状況下、クーラー付の部屋に泊まる意味とは。停電があることを知らずに、割高の宿泊費を払ってクーラー付の部屋に泊まった人は、だまされたと思うでしょう。

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# by iihanashi-africa | 2007-05-25 09:17 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
サンタクロースの家?
ブルキナファソだけでしょうか...これまで私が訪れたアフリカの国では見たことがありません。クリスマスに間に合わせてこのようなお城?を家の前に建てるそうです。さもないとサンタクロースが来ないそうです。
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# by iihanashi-africa | 2007-05-25 08:24 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
お菓子の家?
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# by iihanashi-africa | 2007-05-25 08:14 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
我先に
出張で視察した小学校の一つ。全校児童500人で全5クラス。つまり各学年一クラスで、100人学級。児童は学校に来るのがとても楽しいそう。カメラを取り出すと、我先にと寄ってきます。
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10年前に植樹した樹木が、これだけ大きくなって学校に日陰をもたらしてくれました。

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# by iihanashi-africa | 2007-05-25 08:03 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
サワドゴさん
先日、ブルキナファソの中部に位置するバム県のコングシという町に出張してきました。(→ブルキナ地図

出張前に、アポを取りつけようと、バム県環境局、基礎教育局、現地NGOに電話をすると、担当者が全員サワドゴ(Sawadogo)さん。携帯に番号を登録する際も、サワドゴ(教育)、サワドゴ(環境)、サワドゴ(NGO)と入力する必要があります。そして、実際に現地に行って驚いたのは、会う人会う人サワドゴさんなのです。

日本でも、地方に行くと、同じ苗字の世帯が集中している地区がありますよね。私の実家にもあります。でも、バム県のコングシは人口2万人の大きな町です。この人口の7割がサワドゴさんなのです。サワドゴさんでなければ、ウエドラゴ(Ouedrago)さん。

そういえば、セネガルにいたときも、「ママドゥ・ンジャイ」と呼べば誰かが振り向くと言われたなあ。

現在、出張報告を書いていますが、出てくるサワドゴさん全員に形容詞をつけなければならず、形容しなければ報告書もあと半ページは短くなるかも。

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# by iihanashi-africa | 2007-05-25 07:45 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
ブルキナファソ到着
2007年5月4日、西アフリカの内陸部に位置するブルキナファソ国の首都ワガドゥグに到着。(→ブルキナ地図)(→アフリカ地図

以前、父にブルキナファソの話をした際に、父が高校生の時に使用していた地図帳をどこからか探してきて、「ブルキナファソという国がない!」と言っていたことをふと思い出しました。ブルキナファソは、1984年に『オート・ヴォルタ』から国名を変更しました。私にとっては、高校のころの地図帳が残っていることのほうが驚きでしたが。

とにかく、溶けるような暑さです。どのくらい暑いかというと、
① 洗顔後、化粧水をつける前に汗がだらだらと出るため、化粧水をつけるまでもない
② 日中はそれほど汗をかかないが、夕方には顔や首筋に塩が噴く
③ 1日3リットルは水分を取るのに、トイレに行く回数は一日1回(つまり全て蒸発)
④ 扇風機をつけても、風量の弱いドライヤーを向けられているよう

もうすぐ、雨季に入り気温が下がるので、それまで我慢我慢。


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# by iihanashi-africa | 2007-05-18 07:09 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
セネガルのムスタファ君
セネガルの首都ダカール(→セネガル地図)の中心部に「ケルメル市場」があります。その一角に、ジェンベ(西アフリカに多く見られる太鼓)奏者一家の長男であるムスタファ君が小さな民芸品店を構えています。5人兄弟の長男であり責任感は一際高く、また家族思いでもあるため、両親や兄弟から絶大な信頼を得ており、ケルメル市場の仲間たちからの信頼も厚いのです。

私がムスタファ君に出会ったのは、彼からジェンベのレッスンを受けていた日本人の友人が「根っから優しいセネガル人がいる」と紹介されたのが初めてでした。盗難に遭い、金銭や衣服全てを失った日本人バックパッカーに、Tシャツやズボンなど衣服一式を買い与え、その日の昼食もご馳走してあげたというムスタファ君。もちろん彼は十分なお金を持っているわけではありません。それでも、「困っている人がいたら助けてあげなければならない」「稼いだお金は神が与えてくれた物だから皆に分け与えなければならない」と常日頃から口にしています。その後、日本人バックパッカーからは一度電話が来たきり音沙汰がなく、少々悲しんではいますが、この日本人が嫌いになりかけていたセネガルに一つだけ良い思い出ができたと喜んでいたそうで、ムスタファ君も満足しています。

ある日の夕刻、ムスタファ君に会うと、日中に財布をなくしてしまったと落ち込んでいました。落としたのか盗まれたのかは分からないとのこと。思い当たる場所は探したが、結局見つからなかったそう。その時ムスタファ君が言った言葉。「でも、拾った人の役には立っているはず。もし拾った人が家庭に問題を抱えていて拾ったお金で解決できたならそれはそれで意義があるのかもしれない。」
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# by iihanashi-africa | 2007-05-18 05:45 | セネガル | Trackback | Comments(2)
初投稿
2002年からアフリカの開発に関わっています。アフリカの皆さんの生活が改善されるよう、そして素晴らしい能力のある方が、その能力を発揮できる場を得られるよう、微力ながら支援しています。私たち先進国の人間は、財政面や技術面でアフリカの農村を援助していますが、生活面・精神面でアフリカから多くを学んでいます。日本人が忘れかけている家族の大切さ、赤の他人でも困っている人を思いやる心、困難に屈強に立ち向かう精神...このブログでは「豊かなアフリカ」「楽しいアフリカ」「素敵なアフリカ人」を綴っていきたいと思います。

アフリカに滞在しながら厳しい状況に置かれることも多々あります。しかし、それでも私がアフリカで仕事をしたいと思うのは、正義感でもなんでもありません。ただ、楽しいからです。

「思いやり」は、私の父のモットーです。仕事においても、全ては相手を思いやることから始まるという父の言葉を借りてタイトルをつけてみました。これからも、アフリカに「思いやり」。

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# by iihanashi-africa | 2007-05-02 13:11 | Trackback | Comments(0)