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『ヤジと民主主義』という映画
昨年末会った方に薦められた映画。
上映している劇場はそれほど多くないのだが、山梨へ帰郷する前に時間があったので、吉祥寺で途中下車して、アップリンクでこの映画を見た。

『ヤジと民主主義』
監督:山﨑裕侍
2023年/日本/100分

https://yajimin.jp/intro.html

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2019年、当時の安倍首相の札幌駅前の演説時に、「安倍ヤメロー!」とヤジをとばした男性や「増税反対!」などと大声で訴えた女性が、突如北海道警察によって取り囲まれて、その場から排除されたという出来事から始まる。特に政党に属しているわけでもなく、ただただ多少の生きづらさを感じ、現状の不満を直接首相に届けようと声を出した一個人だった。

怖いのは、メディアのカメラが多数ある中で、警察が堂々と彼らを引きずるように移動させる。何の法的根拠があって、警察はこのような行為を行ったのか。排除された二人は表現の自由を侵害されたとして北海道警察を所管する北海道を相手取り、札幌地裁に提訴する。地裁では勝訴したが、高裁では判断が分かれ、女性は勝訴維持、男性は逆転敗訴となり、2023年7月に最高裁に上告している。現在も係争中の事案だった。

大声で政権批判をすること=危険人物なのか。
それすらできない世の中になることの方が危険なのではないか。

個人的には意見を大声で叫ぶタイミングとか、もう少し拗れないやり方もあった気もするが、私も実際に経験があるわけではないので仮想でしかない。それに2019年の札幌駅前では沈黙のプラカード抗議さえ排除されていたので、どんなやり方でも弾圧されていたかもしれない。

いろいろと考えさせられる映画だった。

それにしてもこのドキュメンタリーを製作した北海道放送にあっぱれだ。


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# by iihanashi-africa | 2024-01-20 23:37 | 日本 | Trackback | Comments(0)
ミュンヘンの聖母教会
ミュンヘン市内で一際高い尖塔があり、その上部まで上れると聞いたので行ってみた。正面からだと全体をカメラの画角に収められない。歴史はネットで調べていただくとし、とりあえず内部の写真と尖塔の先から眺めたミュンヘン市内の写真を掲載しておく。

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# by iihanashi-africa | 2024-01-18 00:58 | ドイツ | Trackback | Comments(0)
ミュンヘン市庁舎のからくり時計
ミュンヘン新市庁舎の中央に時計台があるのだが、このからくり時計が11時に動くと聞いていた。そのため、間に合うようにレジデンツを駆け足で見学し(前回の記事)、ぎりぎり11時前に到着。多くの観光客が前のマリエン広場で待っていた。

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この仕掛時計は「Glockenspiel(グロッケンシュピール)」と呼ぶらしい。

11時に鐘が鳴り始め、2段あるからくりが上から動き出す。大分上の方にあるので、人形が非常に小さく見えるのだが、実は人間の等身大の大きさがあるという。バイエルン王室の結婚式を再現したもので、貴族や兵士、騎馬が踊る様子を再現してるのだそう。ひたすら5分間上下の人形たちがグルグルと回っているだけなので、あまりインパクトはなく、首も疲れてきてしまうのだが、1908年から動いていると聞くと、意味を感じる。



からくり時計もだが、市庁舎の建物そのものが素晴らしく、ファサードにうっとりする。

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# by iihanashi-africa | 2024-01-17 23:30 | ドイツ | Trackback | Comments(0)
ミュンヘン・レジデンツ:ヴィッテルスバッハ王家の宮殿
1年半以上前の2022年5月に南ドイツのミュンヘンへ出張したのだが、実は出張の最終日に半日だけ空き時間あったので、歩いて出かけられる範囲を観光していた。しかし、当時は仕事に追われブログをアップする時間がなく、そのまま放っておいたらアップするタイミングを逸してしまった。

久しぶりに写真フォルダを眺め、歴史やら彫刻の意味やら何もかもすっかり忘れてしまったのだが、、、とりあえず写真だけアップしておく。

この日は確かミュンヘン・レジデンツの開館時間に合わせてホテルを出発した。余裕をもって見学をと思ったのだが、とにかく広くて、最後は足が疲れてしまい、かなり早足で駆け抜けた記憶がある。

14世紀頃の旧バイエルン王国の宮殿「ミュンヘン・レジデンツ Residenz Muenchen」
https://www.residenz-muenchen.de/englisch/tourist/index.htm

この地を治めていたヴィッテルスバッハという王家の宮殿だそうだ。

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この時代、伊万里や柿右衛門が多く輸入されて欧州でも人気になっていたそうだ。ここにも多くのコレクションが残っていた。

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こちらのレンガの礼拝堂はコンサートホールとなっていた。第2次世界大戦で損傷を受けたのだが、上半分を修復しかつての姿を取り戻したそう。

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このホールは圧巻だった記憶がある。タペストリーが兎に角素晴らしかった。

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誰の椅子だったかも、誰のベッドだったかも忘れてしまった。。。

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# by iihanashi-africa | 2024-01-13 17:26 | ドイツ | Trackback | Comments(0)
Machmoumと呼ばれるチュニジアの香りの花束
前回投稿したゴマペーストのスイーツ、ハルワと共に、もう一つチュニジアのお土産をもらった。

指輪やピアスなどのアクセサリーが入っていそうな高級感のある入れ物。

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開けると、ふわっとアラブの香りがする。この香り、セネガルでもかいだ記憶がある。甘く官能的で大人の女性の香り。

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とはいえ、はて、小さな花束のようだが、どうやって使うのだろう。

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プレゼントしてくれた方に連絡してみると、「Machmoumマクムーン」というジャスミンを原料に作られる小さな花束だということが分かった。昔は、男性が女性に求婚する際に贈ったものだそうだ。今では道端やレストランで売り子を見かける。

ジャスミンはチュニジアを象徴する花である。北アフリカのマグレブ地域において希望の象徴でもあり、2011年に起きた「アラブの春」を敬意を表して「ジャスミン革命」と呼ぶこともある。ただ、やはりチュニジア人にとってはジャスミンは純潔の象徴であるため、多くの方が亡くなり、略奪もあった出来事を「ジャスミン革命」とは呼びたくないというのが本音だという。

さて、話が逸れたが、MachmounはMachmoun Amberとも呼ばれるらしく、ジャスミンに加え、アンバーの香りづけがされているようだ。本来はマッコウクジラの腸から排出される結石のアンバーグリスが原料だが、今では捕鯨禁止の影響もあり、合成香料が代替利用されている。Machmounもジャスミンよりというより、このアンバーの香りが強い気がする。

さて、どうやって使おうか。とりあえずリビングに飾るか。お手洗いでもよさそうだな。


# by iihanashi-africa | 2024-01-09 19:12 | チュニジア | Trackback | Comments(0)