<   2016年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧
ウガンダ・ルウェンゾリ山地の氷河
1カ月ほど前にアップした記事「キリマンジャロの氷河」で、アフリカの高山で氷河があるのは、キリマンジャロ、ケニア山、ルウェンゾリの3つの山のみと記述した。キリマンジャロやケニア山は有名だが、ルウェンゾリという名前は初めて聞いた。

Wikipediaのルウェンゾリ山地の説明
「ルウェンゾリ山地は、アフリカ中部、ウガンダとコンゴ民主共和国の国境に位置する山地。小規模ながらも壮観な眺めを持つ。最高峰の標高は5109mである。ルウェンゾリの山頂付近は赤道直下にもかかわらず万年雪を冠しているが、アフリカ大陸で万年雪を戴くのはキリマンジャロ山とケニア山、そしてこのルウェンゾリだけである。ルウェンゾリ山地のほとんどは、「ルウェンゾリ山地国立公園」(ウガンダ)、「ヴィルンガ国立公園」(コンゴ民主共和国)として世界遺産に登録されている。」

どこにあるかというと、ここ。本当に赤道直下。
c0116370_0473175.jpg


もう少しルウェンゾリ山地を拡大してみると...
c0116370_0475017.jpg


そして、今月の出張でケニアとセネガルへ行き、ケニア航空で横移動をしたときに、丁度山地の真上を通った。

平地に突然山塊が見えてきた。
c0116370_0483130.jpg


山ではなく、山地と呼ぶ意味がなんとなく分かる。深い峡谷に区切られた山塊の集まりだ。
c0116370_0491441.jpg


おっ、あったあった、左の山塊の頂上に氷河らしきものが見える。
c0116370_0492767.jpg


拡大してみると、、、やっぱり氷河だ。
位置を確認すると、最も標高の高いスタンリー山群だと思われる。
c0116370_0494247.jpg


山塊の合間に湖も見られる。
c0116370_0495721.jpg



上記の通り、ルウェンゾリ山地は世界遺産に登録されており、植生が非常に多彩らしい。写真を検索してみると、その魅惑的な風景に目を奪われる。

これらはPhilip Koch Natureというサイトから拝借。
c0116370_0512095.jpg


c0116370_0513910.png



こちらは、1990年にルウェンゾリに登山に行った方のページ。写真は少し歴史を感じるが、見たこともない植生が美しい。
http://www.david-noble.net/Africa/Ruwenzori.html



にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2016-03-28 00:52 | ケニア | Trackback | Comments(0)
ナイロビ国立公園
ここ一年で4回ケニアに出張したが、毎回弾丸出張でナイロビ市内へ行く余裕もない。しかし、今回は土曜の午前中につかの間の空き時間を得ることができた。そしてナイロビ在住の方に、ナイロビ国立公園Nairobi National Parkに連れて行ってもらった。

ナイロビ国立公園は、1946年にケニアに初めて設立された国立公園。もともとは、19世紀後半にイギリスの植民地化が始めってからナイロビの人口が増えるにつれて、野生動物と人間の共存が難しくなった結果、20世紀初めに保護区を設置したことが始まり。その後、自然保護運動家の働きよって、国立公園となっている。

ナイロビのジョモ・ケニヤッタ空港に隣接しており、渋滞がなければ市内から20分で到着する。これほど都市の近くに国立公園があるのも珍しいと思う。それも個人所有の車でガイドなしで公園内を走る。公園内には道が整備されており、分かれ道には必ず看板があるので迷子になることはない。

c0116370_22430100.jpg


朝5時半にホテルを出発。
6時にオープンだったのだが、少し早く到着したので少々待ってチケットを購入。


c0116370_2244986.jpg公園に入って間もなく水面から顔をのぞかせるカバを発見。
カバは、カメルーンとブルキナファソでも見たことがある。

カメルーン
カメルーン北部旅行 後半
ブルキナファソ
鉄道とバンフォラの旅 2日目 1/2


c0116370_22452852.jpg


インパラの群れ。
彼らには非常に高い確率で何度も出会う。


c0116370_2246961.jpg


ちょっと遠くからバッファロー
この後も何頭か見かけた。


c0116370_2247681.jpg


私たちの前を走っていたのは、ジャッカル。結構長い間先導してくれた。


c0116370_2248131.jpg


珍しく一頭ぽつりとガゼル


キリンが目の前に現れる前から道が渋滞しており、何かいるに違いないと目を凝らすとキリンだった。そうそう、ここだけに限らず、分かれ道で渋滞していることもあり、こんなに混んでいる公園は初めてだった。
c0116370_22485311.jpg

c0116370_224989.jpg


野生のキリンを最初に見たのは、カメルーンのワザ国立公園だったが(カメルーン北部旅行 前半)、こんなに近くで見たのは初めてかも。

c0116370_22502048.jpg


キツネザル??
こんなサルもいるのね。


この国立公園の魅力は、野生動物の先にナイロビの高層ビルが見えること。
ダチョウとナイロビの街のコントラストがいい。
c0116370_22513665.jpg


シマウマとナイロビの街。
c0116370_22521814.jpg


シマウマは大群と遭遇。
車の前を横切って行った。
c0116370_2253223.jpg


c0116370_22532165.jpg


c0116370_22533670.jpg



c0116370_2254961.jpg


最後に出会ったこれは何だろう。
ハゲワシ??にしてはスリムすぎるか?


c0116370_22544010.jpg


朝見えなかった入口。


10時半にホテル到着。
こんなに気軽に国立公園に行けるとは。

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2016-03-21 22:58 | ケニア | Trackback | Comments(0)
今度はコートジボワールで襲撃か…
悲しいとしか言いようがない。

あまりこういう胸が痛む話はブログに書きたくはないのだが、マリ、ブルキナファソに続き、コートジボワールでも起きてしまった。

もしかしたら次のテロの標的はセネガルではないかと思っていたが、コートジボワールだった。

今日3月13日(日)午後1時過ぎ、中心都市アビジャンから40kmほど東のグラン・バッサムGrand Bassamで襲撃は起きた

http://www.ledauphine.com/france-monde/2016/03/13/cote-d-ivoire-des-tirs-entendus-sur-une-plage
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000004-asahi-int

グラン・バッサムは、アビジャンから近く、砂浜海岸があり、素敵なホテルが並び、またフランス植民地時代に数年間だけコートジボワールの首都だったこともあり、当時の建物が残っていて歴史を感じる街らしい。私は行ったことはないが、ブルキナファソにいた時の友人たちが「近場で海を楽しんでくる!」とこの辺りに旅行に行った話は聞いたことがあった。

報道によるとテロリストは6人。グラン・バッサムの3つのホテルと海岸で乱射したらしい。現時点で、一般市民14名と軍関係者2名が犠牲になったとの発表が出されている。

マリ北部で活動するイスラム過激派のAQMIが犯行声明を出している。
今年1月に発生したブルキナファソのテロもAQMIだった。

【アラート】ブルキナファソでもテロ
マリ北部のイスラム過激派グループとは


今回セネガルに出張に来て、スーパーやホテルなどの入口で、とても警備が厳しくなったと感じた。外国人がよく行く大型スーパーでは、ナイロビ同様に車の下、中、乗車している人のカバンの中までくまなく調べる。これまではサクッと駐車場に入れたのに、今や入口で渋滞する。私が泊まっているホテルも、空港でよくみる金属探知機で全身をチェックする。やはり1月のブルキナファソのテロ以降、セネガルでも警戒し始めたようだ。

世界各地でのこのテロの発生はどこまで進み、どこで終息するのだろうか。

このままテロの頻度が高くなり、その内ちょっと大きめの交通事故が発生したような感覚で報道されるようになるのではないかと怖くなる。

仕事も旅行も本当にやりづらくなった。

今日はトルコでもまたテロがあった。
あんなに魅力的な国トルコにも、もうしばらくは旅行できない。


にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2016-03-14 05:06 | コートジボワール | Trackback | Comments(2)
セネガルの憲法改正の争点
今、セネガルに滞在中。

街のあちらこちらに「OUI(YES)」というポスターを見かける。
3月20日に憲法改正の国民投票が行われるらしい。これらのポスターは「YESに投票を」という与党のキャンペーン。

c0116370_22521795.jpgc0116370_22524580.jpg

c0116370_2253875.jpg


私が出張中に面会するはずだった行政の方々の中にも、地方の市長を兼任している人がおり、20日までは選挙キャンペーンで首都にいないらしく、面会できないかもしれない。それにしても、省庁の局長ポストと市長ポストをどうやったら兼任できるのだろうか。

さて、今回の憲法改正では、15の条項の変更を提案している。

主な議論になっているのが、大統領の任期を7年から5年に短縮するという提案。実は、セネガルでは、2000年にワッドWade氏が大統領に選出された翌年に、大統領の任期を7年から5年に短縮し、上院を廃止するという憲法改正の国民投票を実施しており、大多数の支持を得て改正されている。しかし、2007年にワッド大統領が2期目に再選してすぐに荒っぽい決断が散見されるようになり、一旦廃止されたはずの上院が2007年に復活し、65名の上院議員を自分で任命し、2008年には自分が提案した7年から5年への大統領任期短縮を、国民投票もせずにまた7年に戻すという強引な決定をしていた。

セネガルの現大統領マッキー・サルMacky Sall氏は、2012年にワッド大統領を破って第4代大統領に選出されたが、その際の公約の一つが、より民主的な国家実現のために自分の大統領任期を再度7年から5年に短縮することであった。そして、今、公約実行に至っている。ちなみに、サル大統領は大統領就任後すぐに、上院を廃止している。

こうして記述すると賞賛に値する決断のようにも見えるが、なぜ野党はここまで反対しているのかがとても疑問だった。

そして出張に同行してくれているセネガル人に聞いてやっとその理由が理解できた。

野党も大統領任期短縮を反対しているわけではないらしい。
争点は、この任期短縮の決定がいつから効力を発するかという点

2012年の大統領選当初から、サル大統領は「自分の任期を短縮する」という発言をしていた。つい一か月前までそのような発言を続けていた。しかし、先月2月16日に、憲法評議会が現行の任期には適応されないという判断を下したとして、現在の自分の任期は7年のままで2019年まで続くと発表したのだ。憲法によると、憲法評議会の決定は大統領権限で変えられないことになっており(一部の憲法専門家は異論を唱えているが)、今回の判断は仕方ないというのだが、野党や国民は騙された感があるのだろう。野党は、公約を守るのであれば、5年が経過時点で一旦辞任し、再度選挙に出馬するべきと主張している。

憲法改正案をよくよく見てみると、民主的な改正案が並ぶのだが、大統領任期にだけ焦点が当たっており、残念ながらあまり議論になってはいない。

なので、ご参考までに憲法改正案と現在の憲法のサイトを紹介しておく。

現在の憲法
http://www.gouv.sn/IMG/pdf/constition_sn.pdf

2016年の憲法改正案
http://www.au-senegal.com/IMG/pdf/projet_constitution.pdf


******************

3月22日

得票率65%を得て「YES」が勝利した。


にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2016-03-13 22:58 | セネガル | Trackback | Comments(0)
KLM航空の機内安全ビデオが凝っている
以前、「エールフランス航空の機内安全ビデオのセンスがいい」という記事を書いたが、今回の出張で使ったKLM航空の機内安全ビデオも素敵だった

ネットで調べたら、こんな記事があったので参考にする。
http://spotlight-media.jp/article/211302027165433012


まずは安全ビデオを見てほしい。2015年11月1日から機内で流されているようだ。



オランダの伝統陶器であるスズ釉薬を用いて彩色、絵付けされるデルフト焼のタイルを、1000枚以上も使っている。


c0116370_13305467.jpg


背景の木目もセンスがある。


c0116370_1331552.jpg


飛行機雲が禁煙のマークに変身。非常に細やかな作業だ。


c0116370_133250100.jpg


机を元の位置に戻し、座席の背もたれも元の位置に戻しましょう。


c0116370_13334698.jpg


陶器の工房で撮影。


c0116370_1334136.jpg


これだけのタイルを使いました。


このビデオのメイキング映像もYoutubeに掲載されていた。気が遠くなるような細かい作業だ。



今回、KLM航空の機内で、オランダの伝統的な家を模した陶器をいただいた。これもデルフト陶器。
c0116370_13344543.jpgc0116370_1335293.jpg



c0116370_13361864.jpgデルフト陶器は、通常白地に濃く鮮やかな青で模様が描かれている。この青色をデルフトブルーと呼ぶ。オランダのシンボルカラーと言えば、サッカー代表のユニフォームのようにオレンジをイメージするのだが、KLM航空が青いのが不思議だった。もしかしたら、デルフトブルーをイメージしてこのような色にしたのかもしれない(あくまで個人的見解)。



にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2016-03-06 13:38 | Trackback | Comments(4)