カテゴリ:セネガル( 54 )
自分の店を失ったときに
昨日、久しぶりにセネガルのムスタファ君に電話をしてみました。自分の民芸品店を構えて以来、精力的に商売をしています。ムスタファ君が仕事をしているのはダカール中心部に位置するケルメル市場(写真は市場の入り口)。市場の建物そのものは八角形をしており、市場の敷地を囲むように民芸品店が軒を並べています。c0116370_1458046.jpg

昨年、市場の管理人が、更に多くの人が出店出来るようにと、八角形の建物の壁際に小さなプレハブ小屋を並べました。ムスタファ君もその一角を賃借していました。しかし、最近、県がこれらのプレハブ小屋を撤去してしまったそうです。なんでも市場の管理人が県に許可を得ていなかったそう。ムスタファ君は自分の店を失い、再び道端で民芸品を売らなければならない日々。しかし、落胆していてもおかしくないのに、電話口ではいつもと変わらない口調でこういうのです。

「市場の周りに小屋がびっしりと並んでいたから、景観が悪かったし、風通しも悪かった。だから県が撤去したのもしょうがない。以前も、道端で売っていたんだし、そこで頑張るしかないね。」

県は、撤去するだけで何もしてくれません。もちろんそれだけの財政力もないのでしょう。結局弱者は追いやられるのだなあと、私は思ってしまうのですが、どんな困難に遭っても常に前向きなムスタファ君には勇気付けられます。
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by iihanashi-africa | 2007-08-07 14:58 | セネガル | Trackback | Comments(0)
校長室
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by iihanashi-africa | 2007-08-04 18:54 | セネガル | Trackback | Comments(0)
制服
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↑セネガル(セネガル地図)の首都ダカールの郊外、ゲジャワイ市で最も貧困層が多いといわれる地区の私立パトリオット小学校。アフリカの小学校でも制服がある学校が多く、セネガルでは、このように服の上に羽織るものが一般的です。学校によって色が異なり、背には学校名が書かれています。

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↑ゲジャワイ市の私立マン・マリア小学校。私は、この小学校で2日間インターンをさせてもらいました。

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↑ダカール郊外、ピキン市の公立ピキン第23小学校。
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by iihanashi-africa | 2007-08-04 18:32 | セネガル | Trackback | Comments(0)
セネガルのムスタファ君
セネガルの首都ダカール(→セネガル地図)の中心部に「ケルメル市場」があります。その一角に、ジェンベ(西アフリカに多く見られる太鼓)奏者一家の長男であるムスタファ君が小さな民芸品店を構えています。5人兄弟の長男であり責任感は一際高く、また家族思いでもあるため、両親や兄弟から絶大な信頼を得ており、ケルメル市場の仲間たちからの信頼も厚いのです。

私がムスタファ君に出会ったのは、彼からジェンベのレッスンを受けていた日本人の友人が「根っから優しいセネガル人がいる」と紹介されたのが初めてでした。盗難に遭い、金銭や衣服全てを失った日本人バックパッカーに、Tシャツやズボンなど衣服一式を買い与え、その日の昼食もご馳走してあげたというムスタファ君。もちろん彼は十分なお金を持っているわけではありません。それでも、「困っている人がいたら助けてあげなければならない」「稼いだお金は神が与えてくれた物だから皆に分け与えなければならない」と常日頃から口にしています。その後、日本人バックパッカーからは一度電話が来たきり音沙汰がなく、少々悲しんではいますが、この日本人が嫌いになりかけていたセネガルに一つだけ良い思い出ができたと喜んでいたそうで、ムスタファ君も満足しています。

ある日の夕刻、ムスタファ君に会うと、日中に財布をなくしてしまったと落ち込んでいました。落としたのか盗まれたのかは分からないとのこと。思い当たる場所は探したが、結局見つからなかったそう。その時ムスタファ君が言った言葉。「でも、拾った人の役には立っているはず。もし拾った人が家庭に問題を抱えていて拾ったお金で解決できたならそれはそれで意義があるのかもしれない。」
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by iihanashi-africa | 2007-05-18 05:45 | セネガル | Trackback | Comments(2)