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エチエンヌさん米国へ移住
帰国し、今日から東京事務所勤務です。

ただ、タンザニアで書き溜めた記事がまだ残っているので、ここしばらくはタンザニア情報を投稿することにします。

現在キボンド県に唯一残るンドゥタ難民キャンプに、エチエンヌさんというブルンジ難民がいます。タンザニアの現地NGOであるREDESOのキャンプ内の普及員として働いていました。公用語の一つがフランス語であるブルンジですが(現在は東アフリカ経済圏に入るため英語に移行中)、フランス語を流暢に話せる難民は少なく、私が唯一フランス語で会話ができる方でした。

そのエチエンヌさんですが、なんとアメリカのアイオワ州へ移住したことが判明!ンドゥタキャンプは9月末で閉鎖される予定で、すでに多くの難民がブルンジへ帰還したり、別の難民キャンプへ移動しているので、エチエンヌさんもンドゥタキャンプにはもういないであろうことは予想していましたが、まさかアメリカへ移住するとは想像もしていませんでした。

できることならブルンジに帰りたいが治安、土地、就職の不安はあると話しており、アメリカ行きが決まったときも、アメリカへ行くべきかブルンジに帰るべきかかなり悩んだそうです。エチエンヌさんは、英語もフランス語もスワヒリ語ももちろんブルンジの言語も話します。農業省で働いていた経験もあり、考え方がしっかりしています。周囲の勧めでアメリカ行きを決意しました。

移住して環境が整うと能力を発揮する人もいます。北京オリンピックの陸上1500mアメリカ代表だったロペス・ロモングさんもスーダン難民でしたし、フランスやカナダで大活躍する歌手のコルネイユもルワンダ難民でした。ソマリア難民で現在はあるUNHCR事務所の所長さんという女性にも会ったことがあります。エチエンヌさんも彼の能力を生かせるような仕事が見つかることを祈っています。

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by iihanashi-africa | 2008-09-29 10:36 | タンザニア | Trackback | Comments(0)
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