文化人類学者、川田順造氏の「曠野から-アフリカで考える」を読んでいます。
ブルキナファソに関わり始めて1年以上が経過したというのにまだ読んでいなかったのかと言われてもおかしくない、ブルキナに関わる方なら誰もが読むエッセーです。ある大学の農学の教授が、「唯一尊敬する文化人類学者」と評していたのも思い出します。 川田氏の描写力と美しい文体にはただただ深く感銘を受けます。私も良く知るブルキナファソの生活について綴られているため、読みながら本の中の世界に陶酔し、自分が書いているような錯覚に陥ってしまいます。ふと我に返ると、「そうそう!」と何度も相槌を打っている自分がいます。 「曠野から」は1973年に出版されたエッセーですので、ところどころで現在との違いを垣間見ることができます。当時3軒しかなかった薬局も、今では私の家の周りだけで3軒。舗装されておらず1日がかりの移動だったワガドゥグ=ファダ間も、現在は3時間の距離。4月から始まっていた雨季も、今では5月あるいは6月にならないと始まりません。でも、ブルキナの生活スタイルや人々の考え方はそれほど大きく変わっていないようです。何故かほっとします。
by iihanashi-africa
| 2008-07-14 07:47
| ブルキナファソ
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Comments(3)
こんにちわ。このあいだから、ちょこちょこ、すこしずつよませてもらっています。いろいろかんがえさせられます。
これからも、たのしみに、よませてもらいますね!! 砂漠化についても、、ほんとうに、どうしたらいいのか、かんがえなきゃいけませんね。。 それでは、また!!あ、、この、本も、よんでみたいです。
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iihanashi-africa at 2008-07-18 20:27
こんにちは。私の小さな記事が、何か考える機会になったようで、光栄です。私の日々の疑問、興味深い話題を今後も書いていきたいと思います。砂漠化も、正確に認識されていることが少なく、「砂漠を緑にしよう!」とほぼ不可能に近いことをあんに考えてしまったりします。私もそうでしたから。ですから、いろいろと情報を発信していこうと思います。
ちなみに私は洗濯があまり好きではありません。洗って、干して、取り込んで、たたむまでの過程が長いから。でも「のんちゃん」さんの写真を見ると、何故か洗濯物が喜んでいるように見えました。
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Buckeymam
at 2008-07-22 05:14
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その場所を知っている人がその場所の事を書かれた本を読むとメチャメチャのめりこんで読んでしまうよね。何か想像できるわー!
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