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荒廃地を林に
以前、タカバング村で、ザイ農法と石堤を組み合わせて荒廃地を回復する活動を行なう男性グループを紹介しました。(以前の記事

このグループは、これまで草一本生えなかった荒廃地を草原にし、さらには林にしようと活動を始めて3年になります。しかし、1年目のアカシアの木は順調に成長しているのですが、2年目のアカシアはほとんど枯れてしまい、昨年11月に村を訪れたときはメンバーは少し落胆している様子でした。

このグループの活動サイトを先週視察してきました。乾季も終わりだというのに、1年目のアカシアはまだ青い葉を付けており、さらに驚いたことに、昨年作付けしたソルガム(モロコシ)の残根残茎からひこばえが出ていたのです。今年はまだ一滴も雨が降っていないというのに。荒廃地だったとは思えません。そして、アカシアやプロソフィスなどの木の芽も20本程確認できました。アカシアが枯れてしまったと落胆していたメンバーにとっても朗報でしたし、村人にとっても喜ばしいこと。
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    ソルガムのひこばえ。
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    家畜の糞に混入していたアカシアが発芽。
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荒廃地を林にすることは可能なんですね。

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by iihanashi-africa | 2008-06-05 02:40 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(3)
Commented by buckeymam at 2008-06-05 03:39
先日アフリカのある国の現住民族が「最近草があまり生えなくてヤギが草を食べれず乳の出が悪くなった。」とか「昔は頭まで草が生えていたが今は腰位までしか生えてこない」と自然の変化を科学的なリサーチではなく実際の生活から感じ取り今後の環境を心配していました。水が乏しい大陸というイメージが固定していますがこの様な写真をみると希望が沸くね。
Commented by iihanashi-africa at 2008-06-05 05:27
確かに、降雨量は減少しています。でも、雨季には雨が降るので、その雨をいかに有効活用できるかに、今後の生活がかかっています。自然を壊しているのは、気候変動よりも、人間活動です。壊した自然は人間の手で、自分たちの生活にあった方法で回復すべし!このグループの活動は、わざわざ水を遣らなくても木が成長します。とても画期的な活動だと思います。
Commented by iihanashi-africa at 2008-06-14 03:16
初めまして。
山本さんのブログにも寄らせてもらいました。
私の実家の周囲は農家が多く、生果をネット販売している人もいると聞きます。稼げる農業へ!!
私も寄らせてもらいます。
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