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サソリ=危険=3日間苦しむ
火曜から金曜まで、タカバング村に出張していました。

今回の出張は、激しい気温差にちょっと疲れ、金曜と土曜は思い切り寝ました。

サソリ=危険=3日間苦しむ_c0116370_7251513.jpg火曜の夕方に村に到着。その夜は風が吹いていなかったので外で蚊帳を吊るして寝ました。が、、、家畜(特に牛)が夜中に敷地内に侵入し、木の葉をぱきぱきと食べる音で何度も目を覚ましてしまいます。日中に牛が敷地内に入ってくると追い払うのですが、さすがに夜中は起きて追い払おうという気にはなりません。牛も牛で、日中は追い払われるので、夜はここぞとばかりに忍び足でやってきます。全くそんな大きい体してたら、どんなに静かに侵入しようとしても気付くっていうのに。

翌朝、村の朝は早く、午後5時半には村人が事務所にやってきて、こんな朝っぱらから井戸端会議。寝不足。

サソリ=危険=3日間苦しむ_c0116370_753795.jpg水曜は日中、酷暑でした。試しに温度計を外に出してみたら、限界まで上昇(右→)。50度の温度計では測定不可能。ちなみに、日陰は44度でした。昼の12時から午後3時半までは、暑くて身動きできません。だから、44度の部屋の中で昼寝をしようと試みますが、暑くて寝付けもしません。

昼の会話
私:「今日は暑いね」
ある村人:「全く!でもこのくらい暑くなると雨が降るかもしれない。」


この日、夕方から強い風が吹きました。日中はあんなに暑かったのに、強風のおかげで心地よい気温。

とその時、事務所の中から「うお~~」と大の大人の叫び声。サソリが2匹も見つかりました。村人によると、サソリは、この日のように日中にかなり気温が上がり地面が暑くなっているときに涼しい風が吹くと、涼しさを求めて地面から出てくるそうです。私は、このとき地面に敷いたござの上に座っており、村人が「危険だから椅子に座れ」と事務所の中に椅子を探しに行ってくれました。丁度その時、ござの上を虫が歩いている音...さっきから手のひらサイズの蜘蛛が走り回っていたので、また蜘蛛かと思い懐中電灯で照らしてみると、「きゃ~~~」。なんとサソリ!!!!!即座に体が反射して、丁度村人が持ってきてくれた椅子に飛び上がりました。ああ、おそろしや。3匹のサソリは全て成仏(?)しました。

水曜の夜は、風が強かったので小屋の中で寝ました。

木曜日、雲ひとつない午前中に、ある村人が「今日は雨が降るかもしれない」と言います。そういえば昨日の昼も別の村人が同じことを言っていました。全く歩く天気予報。本当に午後から雨が降りました。タカバング村の今年初の大雨です。ワガドゥグにいると、雨が降るたびに憂鬱になるのに、村にいるときに雨が降ると心から嬉しくなります。村人が「明日から畑仕事が始まるぞ!」と弾んだ声で話していました。

木曜の夜は、27度まで気温が下がりました。前夜とは反対に、今度は寒くて眠れません。最終的に毛布をかけなければ眠れませんでした。サヘル地域で27度というのは、これほどまでに寒かったのかと再確認。

それにしても天気の話題だけで長文が出来てしまうのも滅多にないかも。


『もう一つこぼれ話』

ワガドゥグに戻ってきてから、サヘル州に長期にわたり勤務したことのある友人に、サソリの話をしたときの彼の反応。
「サソリは危険だぞ。刺されたら3日間は痛みが取れないぞ。」

ええっ???この文章ってなんかおかしくないですか?3日間痛みが取れないだけ?サソリって刺されたら死に至るんじゃないの?私にとっては「サソリの危険=致死」なのですが、彼らにとっては「サソリの危険=3日間苦しむ」なんですかね。

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by iihanashi-africa | 2008-06-02 07:25 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(2)
Commented by buckeymam at 2008-06-05 03:46
最高温度に達した温度計を初めて見た。40度だったチュニジアで私はダウンだったのに…。一杯水を飲まないとダメだよ。体内の血がどろどろになっちゃうから。しかしサソリは刺されたら③日痛みが取れない?イエイエ、③日どころか永遠の眠りにつきます。だから絶対逃げましょう!
Commented by iihanashi-africa at 2008-06-05 05:43
ありがとうございます!水は沢山飲むよう心がけていますが、飲んでも飲んでも喉が渇きます。これだけ暑いと、1日3,4リットルは平気で飲めてしまうんです。サソリは・・・もちろん逃げます。
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