人気ブログランキング | 話題のタグを見る
年間降雨400ミリの有効活用
ブルキナファソ最北端の地域は年間降水量約400ミリ。日本は1500ミリ強なので、日本の3分の1以下しか降らないとも言えますし、取りようによっては3分の1程度は降るとも言えます。

ある大学の先生がおっしゃっていました。サヘル地域は雨が降らないわけではない。ただ、短期間に集中豪雨があり、折角の大量の水を有効活用できる技術がなく、全て流れ去ってしまうのだと。それも表土の栄養分と共に。

5月5日、タカバング村で小雨が降りました。雨季の始まりです。ワガドゥグでも5月4日に大雨が降りました。雨が降り出すと、農民は稗やモロコシの播種を開始します。昨年も5月上旬に1回目の雨が降りましたが、その後7月1日までの2ヶ月間雨が降らず、本格的な雨が始まったと思ったら1ヵ月半で集中豪雨。昨年、アフリカ各地で発生した洪水は、まだ記憶に新しいかと思います。

私に電話をくれた村人は、2度目の雨を待って播種を始めると言っていました。今年は“理想的な”雨季になりますように。

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ にほんブログ村 環境ブログへ

年間降雨400ミリの有効活用_c0116370_1844059.gif
by iihanashi-africa | 2008-05-07 18:12 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
<< ドライ野菜市場 小学校植林への児童、教員、PT... >>