マラリアと診断されました。アフリカに関わり始めてから5年、一度もマラリアと診断されたことはなかったのですが、ついにマラリア陽性という診断を受けてしまいました。
【私の症状】 1週間前に出張から戻ってきたその日から喉がいがいがし始めました。私は扁桃腺が腫れやすいので、すぐに日本から持ってきた抗生物質を飲み始めしばらく様子を見ることにしました。抗生物質のおかげか、その後喉の痛みはひどくなりませんでしたが、鼻が詰まり始め、乾いた咳も出てくるようになりました。そして36.8度~37.4度の微熱がずーっと続き頭が熱く、仕事に集中できません。普通の風邪の症状にも思えますが、やはり自分の体です。普段の風邪とは少し異なることはすぐに分かりました。まず、解熱剤を飲んでも大して熱が下がりません。なんというかしつこい熱なのです。そのうち胃腸がきりきりと痛みを感じるようになり、消化不良で下します(でも初めは前日にカシューナッツを食べ過ぎたせいかと思いました)。 【マラリアの検査】 マラリアと聞くと、ものすごい高熱が出て、食欲がなくなって、点滴を何度も受けて、、、という印象がありますが、私は微熱で、食欲もあり、仕事も続けていました。マラリアはマラリア原虫によるもので、血液中の原虫の数が多いほど症状が悪化します。マラリア検査の結果は、血液1μLあたりの原虫の数で出てきます。40の倍数で出てくるので、40、80、120、160、200、、、、、と続きますが、私は120でした。2万や3万、最大で10万なんていう数字も出てくるそうです。マラリア陽性とはいくつ以上のことをいうのかというと、血液中にマラリア菌がある時点で陽性なんだそうです。しかし、陽性だからといってマラリア特有の症状が出るとは限りません。40や80くらいでは人によっては何の症状も見られないとのこと。120も軽い方です。友人でマラリアになって2日間入院をした人は2800だったそうです。2万、3万という濃度の人ははたして意識を保っていられるのでしょうか。 私は、別の抗生物質とマラリア治療薬と解熱剤を処方され、3日間薬を飲み続けて今は元気です。進んでいなかった出張報告書を急ピッチで書いています。
by iihanashi-africa
| 2007-12-10 08:00
| ブルキナファソ
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