自分の店を失ったときに
昨日、久しぶりにセネガルのムスタファ君に電話をしてみました。自分の民芸品店を構えて以来、精力的に商売をしています。ムスタファ君が仕事をしているのはダカール中心部に位置するケルメル市場(写真は市場の入り口)。市場の建物そのものは八角形をしており、市場の敷地を囲むように民芸品店が軒を並べています。c0116370_1458046.jpg

昨年、市場の管理人が、更に多くの人が出店出来るようにと、八角形の建物の壁際に小さなプレハブ小屋を並べました。ムスタファ君もその一角を賃借していました。しかし、最近、県がこれらのプレハブ小屋を撤去してしまったそうです。なんでも市場の管理人が県に許可を得ていなかったそう。ムスタファ君は自分の店を失い、再び道端で民芸品を売らなければならない日々。しかし、落胆していてもおかしくないのに、電話口ではいつもと変わらない口調でこういうのです。

「市場の周りに小屋がびっしりと並んでいたから、景観が悪かったし、風通しも悪かった。だから県が撤去したのもしょうがない。以前も、道端で売っていたんだし、そこで頑張るしかないね。」

県は、撤去するだけで何もしてくれません。もちろんそれだけの財政力もないのでしょう。結局弱者は追いやられるのだなあと、私は思ってしまうのですが、どんな困難に遭っても常に前向きなムスタファ君には勇気付けられます。
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by iihanashi-africa | 2007-08-07 14:58 | セネガル | Trackback | Comments(0)
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