先日、ブルキナファソに到着したある日本人が7月12日付けの新聞を持ってきてくれました。そこで、一際目を引いたのが、社会面に掲載されていた「トイレの諭吉さん、誰が」という記事。全国各地の役所のトイレなどで、手紙と共に和紙に包まれた1万円札が見つかったそう。総額は400万円を超えるそうです。このお札は、警察で6ヶ月間管理をして、置いた人が現れなかった場合は、拾った人が全額を受け取り、札幌市では置いた人が現れなければ、市の財源に入れられるそうです。
置いた人は、何かお金の用途について意図するところがあったのかもしれません。なかった可能性もあります。私が、この記事を読みながら思ったのは、私たちの団体に寄付してくれたらなあ... 400万円あったら、現在行っているコングシの小学校緑化運動の対象校を25校は増やせます。現在の対象校は10校ですので、倍以上の学校が植林活動を行えるようになります。木が生長すると、熱風や砂嵐を妨げてくれるので、暑いのを我慢して窓を閉めて授業を行う必要がなくなります。400万円で25校、約1万人の児童が風通しの良い教室で授業を受けられるようになります。 私たちの団体には、毎年100万円単位で寄付をしてくださる方々がいます。今日は、毎年大阪でチャリティーコンサートを開催してその収益の一部を寄付してくださる団体に、お礼の手紙を書いていました。日本にいる私たちのスタッフは、このコンサートに足を運び、実行委員の方々の開催に至るまでのご尽力、会場入り口での子供たちによる募金活動を見て、感動して帰ってきたそうです。私は、残念ながらその場にはいられませんでしたが、電話で当日の様子を聞くと、この寄付は絶対に無駄には出来ないなと改めて思います。また、たとえ金額は大きくなくても、数ヶ月に1度3千円を寄付してくださる方もいます。このような支援が、日本の市民、私が働くブルキナファソ事務所、そしてブルキナファソの国民を繋いでくださっています。 にほんブログ村
by iihanashi-africa
| 2007-07-16 09:05
| ブルキナファソ
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