人気ブログランキング | 話題のタグを見る
イドリッサ・ウエドラオゴ監督
先日、ワガドゥグで唯一のカジノを経営するフランス人の友人アブデルに昼食に招待されました。レストランも、ワガドゥグで唯一美味しいフランス料理を提供してくれる“Coq bleu(コックブルー)”。前菜が2500~3000fcfa(625~750円)、メインは7500~10000fcfa(1850~2500円)と、NGO職員の私にとっては贅沢すぎる値ですので、この日のように招待された時にしか行くことはありません。

午前中、事務所に予期せぬ訪問客があり、さらに話が長引いたため、約束の時間から大幅に遅れてレストランに到着すると、アブデルはブルキナファソ人と席を共にしていました。アブデルが私に「彼はイドリッサです。イドリッサ・ウエドラオゴさん。」と紹介してくれ、続いて私のことをイドリッサに紹介して席につき食事を始めました。アブデルは私がイドリッサ・ウエドラオゴ氏を全く知らないことを察したようで、耳元で「彼はブルキナファソで最も有名な映画監督」と囁いてくれました。

昼食中は、ウエドラオゴ監督が私の行っている活動に興味を持ってくださり開発の話題に花が咲き、私のアフリカ映画に対する無知さが露見せずにすみましたが、一緒に食事をした映画監督の映画を一本も知らないのは恥ずかしいので、帰ってから調べてみました。

『イドリッサ・ウエドラオゴ氏は1954年バンフォラ(ブルキナファソ南西部の街)生まれで、ワガドゥグの映画専門学校を修了し、1981年から政府の機関であるブルキナファソ映画製作局に勤務しながら数本の短編映画を手掛ける。その内の一本『ポコ(Poko)』が、フェスパコ映画祭(ブルキナファソで開催される国際アフリカ映画祭)で短編映画最優秀賞を受賞する。その後、パリで映画学修士号を取得する。

1986年の初の長編映画以来、現在に至るまでに撮影した映画は短編も含め17本。1988年の『ヤーバ(Yaaba)』はカンヌ映画祭でcritique、1990年の『ティライ(Tilaï)』はフェスパコで最優秀賞、カンヌ映画祭では審査員賞を受賞している。2005年には『3人の男とある村(Trois hommes, un village)』というテレビ連続ドラマを撮影し、フェスパコで審査委員特別賞をした。』


日本で、彼のDVDを手に入れることは出来るのでしょうか。そのうち、ワガドゥグのフランス文化センターでDVDを借りようと思います。
by iihanashi-africa | 2007-07-13 07:54 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(3)
Commented by zner at 2007-07-14 12:43
セプテンバー11という作品は購入可能なようです。
YahooJapanのショッピングで登録されてますね。
Commented by zner at 2007-07-14 12:46
他に、カンヌ映画祭で受賞している、「掟」と言う映画も購入可能になってます。
タイトルだけは私も知っていましたけど、監督がこの方とは知りませんでした^^;
Commented by iihanashi-africa at 2007-07-16 09:02
いろいろと調べていただきありがとうございます。セプテンバー11という映画は、複数の監督の短編映画をまとめたものですね。タイトルの通り、9月11日のテロに関する作品だそうですね。
<< 寄付の重みを感じながら らくだの顔 >>