私の現在働いている首都の事務所では、昨日までダイヤル回線のインターネットが繋がっていました。ユーザー名とパスワードを入力してダイヤルすると、まず発信音が鳴り、その後「ピーーージジジ、ジュルジュル、ガガジジーーージジジ」と、パソコンが壊れるのではないかと心配してしまうようなとんでもない音が鳴り、最後にユーザー名とパスワードを自動的に認識してやっと繋がります。ワガドゥグでは、大抵1度ダイヤルすれば繋がりますが、4年前にカメルーンにいたとき、2年前にチャドにいたときは、20回、30回、40回とダイヤルしても繋がらず何度も諦めたものです。きっと数年前はワガドゥグのインターネット事情も似たようなものだったのかもしれません。
ダイヤル回線の不便さは、繋がりにくいだけではありません。まず、インターネットに接続している間は固定電話を使用できません。そして、一台のパソコンしか接続できません。更には、電話代が半端なく高くなります。一時間インターネットに接続したら、一時間市内に電話を掛けていたのと同じことになります。先月は、事務所の電話代が12万Fcfa(3万円)にもなりました。固定電話から国際電話を掛けることはほとんどありませんので、電話代の8割から9割がインターネット接続料です。日本の事務所とのやりとりは大半がメールですので、ネット接続は仕事にも欠かせません。 ところが、最近はアフリカでもADSLや無線LANが普及し始めました。タンザニアでは既にADSLが主流です。ここワガドゥグでも、現在ADSLがダイヤル回線に取って代わろうとしています。私たちの事務所でも、昨日からADSLを利用できるようになりました。ダイヤル回線では速度30~50Mbpsだったのが、現在はその倍の100Mbps。重いファイルのダウンロードも出来るようになりました。さらに、ADSLの月額使用料3万Fcfa(7,500円)。ダイヤル回線に比べずいぶんと格安です。事務所経費節約にも貢献。 とにかくこれで、心置きなく時間をかけて投稿できます。
by iihanashi-africa
| 2007-07-05 09:49
| ブルキナファソ
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