セネガルにおける今年のラマダン明けの日付の決め方
今日、セネガル政府は次の日曜日25日にラマダンが終わり、翌26日がラマダン明けの祭り「Aid El Fitr イード・アル・フィトル」のお祭り通称Koritéコリテで祝日となると発表した。

ラマダン明けに限らず、イスラム歴は月の満ち欠けに依存しているので、ラマダンの開始も終わりも、犠牲祭の日も全て月の状態を確認したうえで決まる。

今年のラマダンは、セネガルでは5月27日に始まった。この時ももちろん裸眼で目視した時の新月が目印。
ラマダン前日の月

そしてラマダンの終わりも細い三日月の所謂イスラムの新月が目印なのだが、少し面白い記事を見つけた。

http://homeviewsenegal.com/index.php/2017/06/22/korite-2017-ce-sera-le/


セネガルには、ASPA(Assoiation Sénégalaise pour la Promotion de l’Astronomie)という天文学者の集まりがある。そのASPAによると、太陽と地球の間に月が現れる時、つまり月と太陽の黄経が等しくなる時のことだが、今年は6月24日(土)の午前2時31分52秒だという。この瞬間が月が地球を一周し終わる時で、ここからまた新たな一周が始まる。だから、この翌日である25日(日)がラマダン明けの祭りになるのかと思いきや、さらに一日待たなければならないらしい。というのも、「裸眼の目視」で新月(三日月)を確認する必要があるから。

天文学者によると、24日(土)の月は照らされる面積が0.88%のため、セネガルを含むアフリカ、ヨーロッパ、アジアでは裸眼で確認することは難しいという。コーランでは裸眼での確認を課してはいない。しかし、多くのイスラム圏では裸眼での目視を絶対としている。そのため、セネガル政府も天文学者の意見を重視して、万一日曜日に曇りで見えないとしても晴れていれば必ず見えるはずと判断して、祝日を前もって決めている。天文学者によると、25日(日)には照らされる面積が4.42%になり、裸眼での目視が可能だという。この時、月齢1.17日になっているらしい(←この月齢が意味するところがよくわからないのだが)。

こんな詳細な説明、初めて読んだ。

ちなみに、各国で決定の仕方は様々で、例えばトルコでは新月の高さが5°、太陽との角度が8°になる時で決まり、エジプトでは新月が日没後少なくとも5分後に沈んだら新たな月が始まるらしい。

イスラム暦、奥が深くて今日深い。

以前書いた犠牲祭の日付の決め方の記事
タバスキ(犠牲祭)の日付の決め方


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by iihanashi-africa | 2017-06-23 08:49 | セネガル | Trackback | Comments(0)
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