セネガルにIntermondesというローカルNGOがある。
現在も代表を務めるMamadou Ndiaye氏がENDA Grafから独立して、ENDA Intermondesを設立し、さらにENDAから独立してIntermondesに改名した。 http://www.intermondes.org/ 私は2006年に5か月間、ENDA Intermondesでインターンをしていたのだが、この時に代表のMamadou氏から学んだことは、今とても大きかったと感じている。開発支援において受益者との対話能力にたけた方で、今まであまり多くを語らなかった村人も、Mamadouと話すと本音が出てくる。セネガル人の知り合い中で最も尊敬する方の一人である。 Intermondesの建物は、ダカール市に隣接するゲジャワイ(Guediawaye)市に位置する。2006年初めにベルギーの民間企業連合体からの支援で建設されたIntermondesの建物には、インターン生が宿泊できる部屋があるのだが、私は最初の宿泊者となった。当時、日没後は絶対に歩いてはならないと言われ、街中からタクシーで戻る際も必ず建物の前まで送ってもらうようにと言われるほど、この辺りの治安は悪かった。タクシーで帰る途中に、目の前で女性のカバンが引ったくられたのを見たこともある。同時ゲジャワイに住んでいると言ったら、「すごいところに住んでいますね。大丈夫ですか?」と言われる場所だった。 先日、11年ぶりにIntermondesを訪ねてみたのだが、周囲が見違えるほどに開発されておりびっくり。 11年前は、高い建物と言えばIntermondesしかなく、目の前は更地だった。 当時の建物。 Intermondesの前の更地。 海側の更地。 もちろん前の道路は舗装されていなかった。 それが、11年たった今、前の更地はこのような住宅地へと変容した。ダカール市内の住宅地と遜色ない美しさである。これがゲジャワイと言って信じる方は多くないかもしれない。 この更地は未だ開発途中。 今やIntermondesの建物も周囲の建物に埋もれて目立たなくなった。 そして前の道路も綺麗に舗装された。 私のセネガル人の友人が、この近くに住んでいるのだが、2008年に225平方メートルの土地を3200万fcfa(約640万円)で購入している。しかし、9年たった今、この土地を売却するとしたら5000万fcfa(約1000万円)は下らないという。 この高騰がずっと続くとは思えず、そのうちバブルがはじけるのだとは思うが、ダカールは郊外に向かって開発が進んでおり、先見の明がある人たちはかなり儲かっているようだ。 にほんブログ村
by iihanashi-africa
| 2017-05-22 05:56
| セネガル
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