レブ族の守り神Ndeuk Daourの宿るマドレーヌ諸島
ダカールは半島になっており、その周辺に4つの島がある。最も有名なゴレ島、ンゴール島、ヨフ島、そしてこのマドレーヌ島。その内、ヨフ島とマドレーヌ島は昔から無人島で、今まで人が住んだことがない。

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マドレーヌ諸島は二つの島からなり、大きい方の島をマドレーヌ島(Ile de la Madeleine:かつてはサルパン島と呼ばれていた)、小さい島をルーニュ島(Iles Lougnes)と呼ぶ。マドレーヌ島は面積17haで全長600m。ルーニュ島は更に小さな島からなり合計面積6ha。ルーニュ島は岩山なので、島に降りるのは難しい。周囲の海も含めて約45haが海洋国立公園に指定されている。

現在まで様々な鳥類、海洋生物、植生が保護されきたのは、これまで人間による侵食がなかったという理由が大きい。なぜこれまで無人島で居続けられたのか。それは、ゴレ島とは異なりマドレーヌ島の周囲が高波になることが多く、船の着岸が難しかったことが一つの理由ではあるが、最大の理由はダカールに多いレブ族の守り神Ndeuk Daourが、人間が島に居住することを反対していたからだと言われている。フランスの植民地時代に一度島に建物を建設しようとし、現在でもその跡が残っているが、建設しようとすると毎回不幸に見舞われ、最終的に完成しなかったらしい。

といっても、今から千年あるいは2千年前には人間が住んでいたという説もある。調理のくずや土器のようなものも発見されてもいるようだ。

マドレーヌ島は無人島だが、朝9時半~16時半まで船が出ており、島を探索したり、泳いだりすることができる。ピクニックもできないことはないが、日陰がないので少し暑いかも。私たちは午前中2時間だけ滞在して帰ってくることにした。

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コルニッシュ・ウエスト通りにこういう入口がある。毎日通勤で通っているのに全く気が付かなかった。


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道路からは見えないが、階段を下りると結構しっかりとした建物がある。オランダの支援で建てられたらしい。
ここで、乗船料金一人5000fcfa(約1000円)とグループ毎にガイド料金5000fcfaを支払う。


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こういう船が待っている。この一隻が一日中往復するようだ。


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マドレーヌ島の全貌。


マドレーヌ島に近づくと、大きな難破船が見えてくる。2013年に難破したスペインの船らしい。嵐の日の高波に襲われてしまったようだが、幸いなことに死者は出なかったとのこと。島の沖合にはロシアの船も沈んでいるらしく、この破片がマドレーヌ島の浜辺に打ち上げられている。
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ルーニュ島の岩山。
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ガイドさんが、「あの先にライオンが2頭寝ています」と指さしたのが、この岩山。おっ、ほんとだ。
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これはお気に入りの一枚。
マドレーヌ諸島は、このような不思議な岩から出来上がっている。かつては火山があり、噴火直後にすぐに冷却されたマグマはこのような形を作るらしい。細長い筒状の岩を沢山重ねて断面を切った感じ。
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島の入り江に到着。


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ここからガイドが島を案内してくれる。
まず植民地時代にフランスが建てようとした未完成の建物。


島の上から見たダカールの街。
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綺麗な入り江だが、さすがにここでは泳げない。


とっても面白い形をしたバオバブがあった。Baobab nain(背の低いバオバブ)と呼ばれている。マドレーヌ島は風が強いためか、木が6m以上には成長しないらしい。どのバオバブも横に広がっている。こんなバオバブはかつて見たことがなかったなあ。
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最後は帰りの船が到着するまで、この美しい入り江で泳ぐことにした。が、砂浜ではないため歩きにくく、それも苔で覆われた岩のため、滑りやすくてとても危険。さらに、入り江とはいえ、少し進むともう足が全くつかなくなるほどに深い。ちゃんとシュノーケルセットをもってこないと、深いところを泳ぐのが怖い私はこの先に進めないと思った。でも、水は本当に透き通っていて美しい。
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今回、一つだけ残念だったことと言えば、Phaeton a rouge(ネッタイチョウ)と呼ばれるマドレーヌ島のシンボルとなっている鳥を見られなかったこと。尾が長く特徴的で、セネガルやカーボベルデあたりでしか見られないらしい。この鳥は頻繁にみられるのかなあ。



こんな魅力的な島だとは思っておらず、意外にも楽しく過ごせた。今度はシュノーケルセット持参だな。


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by iihanashi-africa | 2017-04-28 08:54 | セネガル | Trackback | Comments(0)
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