スイカとメロンの一大産地
先週、カオラックに出張した帰りに、サンジャラSandiaraという町で同行したセネガル人のカウンターパートがメロンを買いたいというので、スイカとメロンの出荷場に立ち寄った。当初は路肩の売店で買う予定だったのだが、運転手の親戚が出荷場の責任者ということで、出荷場内を見学させてもらった。

c0116370_7421354.jpg


Sandiaraはスイカとメロンの一大産地である。

2008年、ワッド前大統領がGoana (Grande Offensive pour la Nourriture et l'Abondance:「食糧・豊穣のための農業攻勢」、セネガル人はいつも言葉に拘るため独特の言い回しを使うなあとつくづく思う)とという戦略を打ち出し、農業改良技術の普及などを通じ、穀物、野菜、商品作物など農産物全般にわたる増産を目指した。その際に農業の品種改革も行われ、様々な作物の様々な品種が試行されたが、このスイカとメロンは当時スペインの支援を受けて成功した産業だという。

出荷場もスペイン支援で建設され、今でも出荷場の労働者は外部支援で支払われているらしい。品種が導入されたのはもう7~8年も前なのに、今でも支援に頼らないと運営が成り立たないのだろうか。。。あまり詳細は分からないので憶測で話しているにすぎないのだが、とにもかくにも導入されたメロンとスイカが非常に美味しいのだ。

様々な種類のスイカとメロンが周辺の農家によって栽培されている。

①日本でもおなじみの縞々模様のスイカ、Goanaの時代に導入された品種のため、ローカルマーケットではGoanaと呼ばれている。
c0116370_7444118.jpg


②ローカル品種の大きなスイカ
c0116370_7452356.jpg


③ローカル品種の色の濃い大きなスイカ
c0116370_7455527.jpg


この3つのうち、どれが一番美味しいかと出荷場の方に聞くと、①のスイカだという。しかし、市場で最も高く売れるのは、②と③とのこと。なぜ???という問いに、同行した園芸スペシャリストが答えてくれた。セネガルの世帯は人数が多い。そのため、家族全員で分けられるよう大きいスイカを好むのだという。最も美味しいものが最も高く売れるわけではないという興味深い例かも。今のセネガルのマーケットニーズは糖度ではないようだ。

①の縞々のスイカを自宅で切ってみた。真っ赤で、出荷場の方の言う通りとても甘い。そしてどれを切っても外れがない。
c0116370_7491517.jpg



メロンもGoanaと呼ばれる品種がある。
c0116370_7513693.jpg


ラグビーボールみたいな、まさに「うり」といった形でこれがメロン??と疑問に思ってしまうが、同行したカウンターパートが言うには、この品種が導入されてからセネガルのローカル市場でとても評価が高いらしい。カウンターパートもこのメロンが大好きだという。

見た目は美味しそうには見えず、切ってみてもやっぱり「うり」にしか見えないのだが、食べてみてびっくり。これが最高に甘い。スイカはとめどなく食べられるが、このメロンは甘すぎて沢山食べられない。本当に美味しい。
c0116370_7524026.jpg


⑤日本人も見慣れたメロン
c0116370_7531895.jpg


こういうメロンもマーケットで売っている。これはSandiaraのメロンではないが、ダカールのマーケットで購入したもの。

切ってみると、色鮮やかでとても美味しそう。しかし、見た目とは裏腹にこれが思ったほど甘くない。やっぱりメロンを買うなら、④のメロンがお勧め。時々とても甘いメロンにあたることもあるのだが、当たり外れが多いのがこのメロン。
c0116370_7545549.jpg



これらのスイカとメロン、多くはローカル市場で取引されるが、一部はスペインへ輸出されているらしい。昨年は300のコンテナ分をスペインに輸出したそうだ。この量が全体のどのくらいの割合なのかは分からないが。どのような業者が関わっているかもう少し知りたいなあ。


にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by iihanashi-africa | 2017-03-28 08:00 | セネガル | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://iihanashik.exblog.jp/tb/26536789
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< ポフタンという植物 Tidiane宗派カリフの逝去 >>