今、パリでトランジット中。
これからブルキナファソへ向かう飛行機に乗る。2年前まではブルキナファソ行きのエールフランス航空便はニジェールを経由していたのだが、最近ニジェールではなくコートジボワール経由に変更になったらしい。ニジェール行きの便もコートジボワール経由になっている。ブルキナファソもニジェールも週に5日しかパリ行きの便がないのに対し、コートジボワールは毎日2便も飛んでいる。これだけでも経済規模の差を感じる。 そういえば、数カ月ぶりのパリ、シャルル・ド・ゴール空港で大きく変わったのがインターネット環境だ。パリは結構最近まで空港のWifiが有料だった。ちなみにホテルのWifiも有料のところが多かった。しかし、今回、空港もホテルも無料Wifiがあり、とても便利になった。大きな変化である。 *************** さて、先日トマ・サンカラの記事を書いたのだが、その記事に興味深いコメントをいただいた。ブルキナファソに造詣が深い方なら知っていることかもしれないが、「ベ」については知らない方も多いかもしれないので、記事に残しておこうと思う。 サンカラの記事はこちら ↓ トマ・サンカラの死から29年(その2) コメントの一部 [・・・]「ブルキナ」がモレ語で「高潔な人々」、「ファソ」がデュラ語で「国」。しかも「ブルキナベ(ブルキナ人)」の「べ」はプル語で「人」という意味だそうです。だから英語でもフランス語でもブルキナべはブルキナべなのだとのことです。当時ブルキナの友人からその説明を聞いて、ブルキナの3大?勢力の言葉を組み合わせて国名を作ったサンカラのセンスは素晴らしいなと心から感心しました。[・・・] 「ブルキナベ」と聞いてピンと来ない方のために補足すると、日本を英語でJapan、日本人をJapanese、カナダをCanada、カナダ人をCanadian、というように、ブルキナファソをBurkina Faso、ブルキナファソ人をBurkinabè(eにアクセントをつけない表記もある)という。英語やフランス語で人を「bè」と表す例は聞いたことがないと思う。これが、ブルキナファソの民族の一つプル族の言葉だったのである。 モレ語とジュラ語の組み合わせで「ブルキナファソ」という国名が出来ていることはよく聞くのだが、「ベ」がプル語(フルフルデ)であることは意外と知らない。もちろん私も知らなかった。 参考までに、ブルキナファソの民族分布は大まかにはこんな感じ。 モレ語MooreはMossi族の言語で、ブルキナファソの45%を占める。プル語は8%(地図のPeulh族の地域)、ジュラ語は5%だった。ジュラはブルキナファソの西部で話されるが、西部は特に様々な言語が入り交ざっており、地域の特定が難しい。 にほんブログ村
by iihanashi-africa
| 2016-11-16 20:49
| ブルキナファソ
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