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【アラート】ブルキナファソでもテロ
ブルキナファソでも発生してしまった。

昨年11月20日には、マリの首都バマコでRadisson Hotelという外国人が多いホテルが攻撃された。ニジェールは過去に誘拐も発生しており、ナイジェリアのボコ・ハラムも活発に活動している。この二つの国に挟まれたブルキナファソでも、その内何かが起こる危険性は常にあった。それに、インドネシアでも起きたばかりだし、トルコにももう旅行は行こうと思えなくなってきたし、世界各国本当に危険になってきた。

はあ、残念だなあ。

ブルキナファソは11月に大統領選挙が行われ、3日前に組閣が行われたばかり。ブルキナファソ国民にとっては明るい未来に向けて出発したばかりなのに。

朝日新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160116-00000022-asahi-int

昨日1月15日(金)夜19時30頃、ブルキナファソの首都ワガドゥグ中心街のスプレンディッドホテル(Hotel Splendid)の前に駐車されていたピックアップ2台が爆発した。そして、四駆に乗った覆面の男たちがホテルに乱入したとのこと。それと同時にホテルの向かいにあるカプチーノというカフェ・レストランでも乱射が発生。そして、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ系武装勢力(AQMI)が犯行声明を出した。

AQMIの記事。
マリ北部のイスラム過激派グループとは

近くにいた方の撮影映像



その後、22時頃にブルキナファソの治安安全部隊とフランス軍が周囲を包囲し、翌日午前1時半に突撃が開始され、人質救出を行っている。今、日本時間15時、ブルキナファソは朝の6時。50分前にアップされたBurkina 24というニュースサイトの記事によると、朝の4時55分にも銃撃戦の音が聞こえたとのこと。まだ完全に制圧されていないようだ。

様々な記事で、少なくとも20名程度の犠牲者が出ているとのこと。私の仕事の関係者は巻き込まれていないようだ。よかった。。。

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スプレンディッド・ホテルは、2014年の政権交代の際のデモで焼き討ちに遭ったAZALAIホテルがなくなって以降、首都の中心街で外国人が宿泊したり会議やワークショップを行うのに最も適したホテルとなった。私がいた頃からよくワークショップで行っていたし、宿泊する日本人に会いにいくことも何度もあった。



【アラート】ブルキナファソでもテロ_c0116370_1541268.jpgただ、ワガドゥグ在住の外国人にとって、スプレンディッドホテルが襲撃されたことよりも、カプチーノが襲撃されたことの方が衝撃だったと思う。カプチーノに行ったことのない外国人はいないだろう。

カプチーノは、サラダの種類が豊富で週に2~3回はランチで使っていた。パン屋でもあるので、家で朝食をとれなかった時は、職場に行く途中にパンを買っていた。おそらく、ワガドゥグでも訪れる外国人の数では1、2を争っていたカフェ・レストランだと思う。


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カプチーノのイチゴパフェが美味しくて、イチゴの時期になるとよく食べていた。



一方、首都のテロと時を前にして、昨日15日の14時頃、ブルキナファソの北部ゴロムゴロムという都市から80kmほどのTin Abao村(マリとの国境の近く)でも、国境付近警備と治安維持の任務を行っている憲兵隊が20人近い武装集団に攻撃されたらしい。死者2名、負傷者2名の被害を受けたとのこと。まだ関係があるかは分かっていないが。。


ブルキナファソの友人にメッセージを送ったら、こんな返事があった。
「Vraiment trop triste. Mais le peuple burkinabe est trop fort mentalement va s’en sortir. (本当に悲しすぎる。でも、ブルキナファソ国民は精神的に非常に強いから大丈夫。この危機は乗り越える!)」

過激派は外国人を目の敵にしているが、純粋なイスラム教の人々もどんどん敵に回していることが分からないかあなあ。。。

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by iihanashi-africa | 2016-01-16 15:41 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
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