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ブルキナファソ:憲法改正反対デモ
先週から今週にかけて、ブルキナファソの大都市が少々騒がしい。

1987年にクーデターで政権を奪ったブレーズ・コンパオレ大統領だが、1991年、1998年、2005年、2010年に行われた大統領選で、4度にわたり再選している。ブルキナファソの憲法は、2000年に改正されており、大統領の任期を2期までに制限し(憲法第37項)、任期も7年から5年に短縮されているため、2005年に3選を目指す意思を示した際に、憲法に違反するという反発があった。しかし、ブルキナファソの憲法委員会は、コンパオレ大統領は2000年の段階で大統領の座にあったので、修正憲法は2期目が終わるまで適用されないという判断を下し、2005年の任期から憲法が適用されている。つまり、現在2期目の終わりに近づいている。

次の大統領選は2015年

コンパオレ大統領は、憲法で禁止されている3選(憲法改正以前も含めると5選だが・・)を果たすべく、現在憲法を改正しようとしている。憲法改正の動きは昨年末からあった。上院を設置し、国民投票を実施しようとしたり。そして、その度に野党が扇動して大規模なデモ行進が行われてきた。

下の写真2枚は、2014年1月18日に行われたデモ行進の様子。デモに参加した友人から写真をもらった。
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そして、先週10月21日、憲法改正について10月30日に国会審議が行われることが公表された。これを受けて、23日から高校生・大学生が授業をボイコットして街中の道路を封鎖したりタイヤを燃やすなどして抗議を開始。昨日27日には、食器を手にした女性たち数百名が首都をデモ行進した。今週は一週間、全ての大学、高校、中学校が休校となっている。

今日10月28日(火)
過去最大規模ともいえるデモ行進が行われた。上記の1月18日のデモは5万人が参加と報道されていたが、今日のデモは10万人とも報道されている。

デモの参加者は、街中のPlace de la Nationに朝早くから続々と集まっていた。私は通勤通路を変更し、街中を避けて事務所へ向かったが、途中デモに向かう多くの人々とすれ違った。

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デモ行進の実施は先週から公表されていたため、市内の全ての商店、銀行、ガソリンスタンド、事務所は、暴徒化を恐れて朝からシャッターを閉めた。だから、デモ参加者以外に車通りも人通りもほとんどなく、とても閑散としていた。ゼネスト状態。



集合場所のPlace de la Nationにはこんなに集まったらしい。
ツイッターやfacebookで拡散されている航空写真を拝借。
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デモ行進はお昼には終了したが、一部が治安維持部隊と軽く衝突し、催涙弾が使用され、デモ隊に向かって放水も行われたようだ。

このサイトに今日のデモの写真が沢山掲載されている。
http://burkina24.com/2014/10/28/zephirin-diabre-maintenant-ca-passe-ou-ca-casse/

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タイヤも燃やされたようで、遠くからでも黒煙が立ち上がっているのが見えた。


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帰宅途中、デモ行進が行われたあたりでは、石が投げられた形跡があった。


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デモ参加者がタイヤを使って幹線道路を封鎖していた形跡もあった。



明日は、高い教育費への抗議デモが行われ、明後日30日には国会審議が行われる。山場は30日。激しい衝突が起こらなければよいが。。。


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by iihanashi-africa | 2014-10-29 06:59 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(1)
Commented by katcat2121 at 2014-10-29 16:04
こんにちは K◎です
人が 人として 当り前に 生きることは そんなに難しいことなのでしょうか…
ただ ただ 小さな幸せを感じながら 暮らしたいだけなのに…
どんな時代でも どんなところでも 力のない者は 一握りの人間の為に
犠牲になっていきます
日本は 平和ボケと、云われていますが 本当に その通りだと、思います
自分も そーですが 自分たちの未来を切り開こうと
拳を上げることはないでしょうネ…
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