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ブルキナでも地デジ?
先日、同僚から「ブルキナファソでも地デジが導入されるらしい」という話を聞いた。日本でもつい最近の話なのに、まさかこんなに早くブルキナファソでと疑っていたが、なんとこの話を裏付ける記事を発見してしまった。

http://www.rtb.bf/infos/medias/article/avenement-de-la-tnt-au-burkina-les

記事によると、ブルキナファソでは、2011年から地デジ変換に向けた動きが進んでおり、予定では2015年6月17日から地デジ放送が開始するらしい。

しかし、地デジ化には機材の投資に莫大な予算が必要であり、国の支援なくては実現しない。記事を読む限り、まだ政府の補助がない、あるいは十分ではないようだ。それに、視聴者側の投資も必要になる。2015年に完全地デジ化するわけではないと思うが、徐々に国民もテレビを買い替えなければならない。

でも、意外にさくっと変換できてしまうかも?
現在、ブルキナファソの首都ワガドゥグでは、デジタルテレビの普及率は意外に高い(←私の感覚ですが)。もちろん、もう電気店ではアナログテレビは販売していない。ブルキナファソに限らず、アフリカ諸国では少し贅沢とも思えてしまう電子機器に、結構お金を使う傾向がある。パソコン、iphone、ipad、そしてテレビもその一つ。日本の発展のステップと同じようにアフリカも発展しているわけではなく、情報網や流通網はグローバル化する世界の中で先進国で起こる変化の数年後にはアフリカでも同じ変化が起きている。


さてさて、地デジに話を戻すと、世界の地上デジタルテレビ放送の方式には日本方式ISDB-T、欧州方式のDVB-TおよびDVB-T2、米国方式のATSC、中国方式のDTMBの4方式が存在する。下の地図はWikipediaから拝借した「採用方式分布図」。日本式を採用した国は南米に多い。アフリカでも、ボツワナとモザンビークは日本式を採用、という記事を発見したが、この地図ではモザンビークは欧州式になっている。ちなみに、冒頭に紹介した記事によると、ブルキナファソは欧州式を採用したようだ。総務省もかなりアフリカ諸国へ売り込みをしたようだが、やはり欧州と関係の深いアフリカでは成果がみられなかったのかな。ブルキナでも地デジ?_c0116370_22265644.png



この地図は地デジ化の進捗状況。これもWikipediaから拝借。何年のものかな???ブルキナでも地デジ?_c0116370_22303529.png

:地デジ化完了
濃オレンジ:移行中、ほぼ完了
薄オレンジ:移行中
:まだ未開始
:予定なし
グレー:情報なし

こういう発展の状況を見ると、やはりアフリカは電力不足問題を早期に解決する必要があると感じる。

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by iihanashi-africa | 2014-10-17 22:31 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(3)
Commented by K◎ at 2014-10-18 13:35 x
こんにちは!
ほほぉ~ 地デジ化ですか… イイのやら 悪いのやら なんか 複雑な気持ちになります
Commented at 2014-10-21 18:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by iihanashi-africa at 2014-10-26 17:44
これだけグローバル化が進むと、IT関連のものは特に合わせていかないと情報からおいて行かれるのかもしれませんね。
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