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アブラヤシの使い方
ブルキナファソは全土が乾燥地というわけではない。
年間降雨量400mm以下の北部から、南部は1200mmの地域まである。だから、もちろん植生も様々。南西部のカスカッド州には、降雨量2000mmは必要と言われているアブラヤシが多々見られる。そのため、パームオイルはもちろんのころ、アブラヤシの実から作るご飯のソース(Sauce Graine)ヤシ酒もかなり消費されている。

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これは、Foutou avec sauce graine。ヤムイモを餅状についたフトゥとアブラヤシのソース。私の中では、1,2位を争う好きなブルキナ料理。


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椰子の実。
これからソースを作る。


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椰子の葉も


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籠やござの原料となる。


カスカッド州の州都バンフォラの近くの椰子の木。これは乾期の終わりの4月に撮った写真だが、地面に穀物の残渣が散らばっている。ということは、ここも畑ということ。椰子の木は背が高く、葉が覆い茂ることはないため、日照の妨げにはならない。雨期真っ最中の9月には景色ががらっと変わるかも。
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さて、この椰子の木、よーーく見ると幹に無数の穴が開いている。
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何のためかというと、こうして登るため。

では何のために登るのか。


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それは幹と葉の境目の辺りから採れる樹液を採取するため。
ペットボトルに溜まった液体がヤシ酒の原料となる。


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よーくみると樹液が固まっているのが分かる。


ヤシ酒はブルキナファソではまだ飲んだことがないのだが、カメルーンで飲んだヤシ酒は匂いを嗅いだだけでくらくらしてしまうほど強く、それに発酵した独特の味があって、一口しか飲めなかった記憶がある。ブルキナファソのはどうなのだろう。

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by iihanashi-africa | 2014-10-11 21:09 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(5)
Commented by katcat2121 at 2014-10-12 01:55
こんばんは! K◎です!
そちらのヤシ酒は呑んだことがありませんが 亜細亜で作られる
ヤシ酒は 訪れる度に口にします!
う~ん どんなお味なんあでしょうか? 気になりますネ!
Commented by Sato at 2014-10-12 19:57 x
Palm wine(ヤシ酒)おいしいですよね。Burkina FasoではあまりPalm oilを多用した料理を見ないので、そんなに使わないと思っていたのですが、バンフォラにいった時に油ヤシをみてびっくりした覚えがあります。Nigeriaの料理にはヤシ油がかかせないので、是非、食べてみてください。
Commented by iihanashi-africa at 2014-10-15 07:10
K@さん、アジアのヤシ酒は日本人の口に合いそうですね。勝手なイメージですが。さて、ブルキナ離任前までに飲む機会があるか・・・
Commented by iihanashi-africa at 2014-10-15 07:20
Satoさん、調べたらナイジェリアのパーム油生産量は世界第5位なのですね。消費量も多い!チョコレート、ポテトチップス、インスタントラーメンと、パーム油が使われているのは、やはり体には良くなさそうですが、美味しいのが困ったもの。
Commented by iihanashi-africa at 2014-10-15 08:08
Satoさん、コメントに返信してから気づきましたが、この記事を紹介いただきありがとうございます!!!!
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