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「内向性=社交性がない」ではない
昨日、JIRCAS(国際農林水産業研究センター)の岩永理事長が話されていたことがとても印象的だった。

「内向性」というと、世間一般では社交性がなく内向きという比較的悪い意味でつかわれがちである。しかし、「内向性」と「外向性」というのは社交性があるか否かではなく、どうやって充電をするかの違いであるという。(以下、思い出して書いているので理事長の言葉そのものではありません)

例えば、一日会合に参加し、その日の夜レセプションがあるとする。会合とレセプションの間に少し時間がある時、自分の部屋に戻って一人でその日あったことを思い出して噛み砕くことで充電する人は「内向的」で、ロビーで他の参加者とビールを飲みながら談笑することで充電する人は「外向的」なのだそう。

日本の社会では、「外向的」な方が組織のトップとして理想的と考えられていることが多く、事実、日本の企業のトップの大半は「外向的」な方だという。しかし、アメリカでは組織のトップの半分は「内向的」な方だと言われている。その筆頭がビルゲイツ氏である。

「外向的」な人は、周囲の人と交流することでエネルギーを蓄えるため、孤独に耐えられないことが多く、また周囲の影響を受けやすいため決断力に欠ける。一方、「内向的」な人は、一人で事物を振り返ることでエネルギーを蓄えるため、孤独に絶えて自分自身で決断することができる。

組織のトップは、周囲の意見を聞きつつも最終的には自分で決断しなければならないことがほとんどである。そしてトップは常に孤独である。

で、私はというと、明らかに「外向的」である。
確かに、人の意見に左右されてしまい、決断力はないかも。
でも、トップを支えて引き立てる役割は向いていると思うなあ。調整業務も向いているような。

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by iihanashi-africa | 2014-09-17 10:41 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(4)
Commented by katcat2121 at 2014-09-17 12:30
フムフム… これは 実に 興味深い話ですネ! "φ(・ェ・o)~メモメモ

>支えて引き立てる
それって 逆に 凄いことだと、思います! ブラボー!
Commented by iihanashi-africa at 2014-09-18 07:30
この日はこのほかにもとても興味深い話を聞いたのですが、メモする状況になかったためにすっかり忘れてしまいました。それにしても、組織のトップになる方は違いますね。
Commented by 久高 at 2014-10-01 07:18 x
ぱっと決めるのは即断。決断は思慮深く。
Commented by iihanashi-africa at 2014-10-08 08:37
決断は思慮深く。そうだね。お父さんが言うと深みがある。
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