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ブルキナファソの空手家たち
先週末は格闘技の週末だった。

金曜日はボクシング観戦、そして日曜日は空手観戦。

9月7日(日)、在ブルキナファソ日本国大使館が空手の日本大使杯を開催した。ボクシング同様、空手もまた私とはほとんど縁のないスポーツ。でも、こうして日本から遠く離れた海外にいるからこそ得られる観戦の機会は大事にしようと、楽しみに出かけた。そして、もちろん期待は裏切らず、レベルの高さと礼儀正しさに感激して帰ってきた。

驚いたことに、ブルキナファソには、154の空手チームが存在し、3265名の空手家が存在するらしい。もちろん本場日本とは比較にならないほど少ないが、日本から遥か離れたブルキナファソでこれだけの人数が空手に関心を持っていることは、本当に驚くべきことだと思う。

空手はもちろん肉体的にも成長精神的するが、礼節や伝統を尊重する態度を養うことを通して心も磨く。この部分も、確実にブルキナファソでも教授されている。

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私が見たのは、「型」と「組手」の男女の決勝戦。
これは女子の「型」。
心身の調和がとれていないと、バランスが崩れてしまう。決勝でも体がぶれている選手がいるのを見ると、相当経験を積んで精神的に安定しないと難しいことがよく分かる。


「組手」では、ブルキナファソ人の身体能力に驚かされた。跳躍力が半端ない。

ブルキナファソの空手家たち_c0116370_5121350.jpgこの大使杯に合わせて、日本の空手連盟から4名の空手家がブルキナファソを訪問された(いや、逆かな。訪問されたから開催したのかな。まあ、どっちでもいいか)。


表彰式前に、4名の日本人空手家のデモンストレーションが行われた。一人一人紹介されたのだが、みなさん60歳前後。団長は67歳で、「ミスターYAMADA、7段、67歳」と紹介があったときは、さすがに会場がざわついた。この年で足元が全くぶれない。
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ブルキナファソの空手家たち_c0116370_5134847.jpg表彰式の様子。
表彰台が個人戦用で、団体用の表彰台がないのが残念。
一人一人メダルをもらったら表彰台を降りて後ろにまわり、代わる代わるメダルをもらうという面倒なことをしなければならない。


大使杯は、7個の金メダルと2個の銀メダルを獲得したワガドゥグの「Epervier(ハイタカ)クラブ」に送られた。
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少し高望みかもしれないが、ここからオリンピック選手が出て欲しいなあ。



ちなみに、以前ブルキナファソの野球も紹介したので、そちらの記事もどうぞ。
ブルキナといえば「野球」


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by iihanashi-africa | 2014-09-11 06:06 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(2)
Commented by kjys1575 at 2014-09-11 17:46
実際見てみると良いものですね。
ユーチューブの動画もあり分かりやすく、トルコ旅行と楽しいです。
日本では伝染病の報道がされていますが、お体を大切にしてください。
Commented by iihanashi-africa at 2014-09-13 08:14
いつもありがとうございます。
日本ではデング熱が流行っていますね。ブルキナファソでは昨年流行っていました。デング熱は症状が比較的軽く、風邪とも間違えてしまうほど。もしかしたら、これまでも日本であったのではないかと思ってしまいます。ただ、1週間近くだるく何もやる気の起きない感じが続くようで、仕事には支障がでます。しっかりと治療しないとですね。
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