人気ブログランキング | 話題のタグを見る
4095mのカメルーン山
4月27日~5月5日までカメルーンの首都ヤウンデに出張していた。

TICAD V(第5回アフリカ開発における東京国際会議)の閣僚級会合をヤウンデで開催するあたり、外務省ロジ支援の応援出張。毎日、朝から夜中12時まで仕事をしていたため、久しぶりのカメルーンだというのにサンドイッチとお弁当の日々で、結局一度もカメルーン料理を口にすることなくブルキナに戻ってきてしまった。

私は、2002年3月~2004年3月の2年間、ヤウンデに勤務していた。その後2009年に1週間強のカメルーン旅行をしており、今回は3度目のカメルーン。2009年にも感じたが、ヤウンデは更に変化を遂げた。ホテルから仕事場までの道もどこを通っているか分からないほど。かつて住んでいたバストス地区のメインストリートのお店は、中華レストランを除き全て変わってしまった。大きなスーパーができ、素敵なカフェができ、ファーストフード店ができ、綺麗なアパートができ... 2013年のサブサハラアフリカの経済成長率平均は4.7%。それに比べ日本は1.5%。やはりアフリカの10年というのは大きい。

ただ、、、今回の出張でこの大きな変化を写真に納められなかったのは残念。

ということで、2009年に撮影したヤウンデの写真をどうぞ。
ヤウンデは変化した

カメルーンの記事はそれほど多くないのだが、これは数少ないカメルーンの話題。
http://iihanashik.exblog.jp/i4/1/

*********************************

さて、今回の出張はブルキナファソからカメルーンのアフリカ大陸横移動だったのだが、私にとっての大きな驚きは、実はとても近いということ。

ワガドゥグから隣国コートジボワールのアビジャンまでは空路で約1時間半。そしてアビジャンからカメルーンの経済中心地ドゥアラまではなんと2時間。この驚きはアフリカの地理をご存じの方でないとなかなか分かってもらえないかもしれないが、コートジボワールからカメルーンに例えば陸路で行くには、ガーナ、トーゴ、ベナン、ナイジェリアの4か国を通り抜けなければならない。4か国を通過するのにたった2時間で到着するのだ。ワガドゥグから隣国の中心都市アビジャンまでの移動時間と大して変わらない。それが驚き。
4095mのカメルーン山_c0116370_22493385.jpg


4095mのカメルーン山_c0116370_22594834.jpg最近、コートジボワール航空は再建されてサービスが良くなった。CAの対応が良く、そして機内食も美味しい。エールフランスより美味しかったかも。


*********************************

さてさて、本題から逸れた話題に行数を使ってしまったが、今回の出張で唯一撮った写真が機内から撮ったカメルーン山の写真

カメルーン山はアフリカ大陸で最も大きい活火山の一つ。標高は4095mで富士山よりも高い。大西洋の海岸に面したところに聳え立つため、海抜0mから頂上を眺めることができる。1922年と1999年に大きな噴火が発生しており、1922年の噴火では溶岩流が大西洋にまで達し、1999年の噴火でも海から200mのところまで溶岩が流れた。毎年1回行われるカメルーン山レースは有名で頂上まで一気に駆け登る。

2002年にカメルーンにいたときに撮影したカメルーン山。
角度によってはこのように富士山に負けず劣らずの三角形で美しい。
4095mのカメルーン山_c0116370_22501185.jpg


1999年に噴火した際の溶岩流。幹線道路を封鎖してしまい、迂回道路が建設されている。溶岩から石を掘り出し路上販売していた。
4095mのカメルーン山_c0116370_22511480.jpg


カメルーン山の周囲は油やしのプランテーションが広がり圧巻。
4095mのカメルーン山_c0116370_22523942.jpg


そしてこれが今回飛行機から撮影したカメルーン山。亜熱帯気候のため常に雲がかかっておりなかなか全景が見られないが、雲の隙間に麓の街が見えるのが分かるかな。ちょっと厳しいかな。。。
4095mのカメルーン山_c0116370_2255321.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
by iihanashi-africa | 2014-05-12 23:01 | カメルーン | Trackback | Comments(0)
<< 鉄道とバンフォラの旅 1日目 民族によって異なる倉庫の形 >>