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お面と芸術の国際フェスティバル in Dedougou
ブルキナファソは国際的なカルチャーイベントが多い。

2大国際イベントと呼ばれるのがFESPACOSIAO。両イベントとも2年に1度開催される。

FESPACOフェスパコ(Festival Panafricain du Cinéma et de la Télévision de Ouagadougou(ワガドゥグ汎アフリカ映画祭))
「アフリカ映画の都ワガドゥグ」~フェスパコ便り 1

SIAOシアオ(Salon International de l’artisanat à Ouagadougou(ワガドゥグ国際工芸見本市))

これまで、この2つのイベントしか知らなかったのだが、実はもう一つ2年に一度開催される国際文化イベントがあることを最近知った。きっかけは偶然出会った日本人のバックパッカー。これからこのイベントに行くと話しており、このイベントの存在を知った。

それが、FESTIMAと呼ばれる祭り。

Festival International des Masques et des Arts、お面と芸術の国際フェスティバル。
http://www.festima.org/

隔年毎に、ブックル・ド・ムフン州の州都デドゥグDedougouで開催される。そして今年が開催年だった。今年は第12回。

第1回FESTIMAは1996年に遡る。伝統が忘れ去られつつあることを危惧した学生の有志たちがお面文化保存組合を設立し、ブックル・ド・ムフン州の6つの村のお面を2日間にわたって披露したことが始まり。その後2000年までは毎年開催され、お面もブルキナファソ全体から集まるようになり、訪問者数も4万にまで増えた。2004年にはインターナショナルフェスティバルとなり、隣国からも招待されるようになった。今年も、マリやベナンのお面が披露されていた。訪問者数はのべ10万人だったそう。売上チケット数で数えているらしいが、午前の部、午後の部、夜の部とチケットが別々なので、同じ人が何度もチケットを購入しているだろうから、実際の訪問者数はその3分の1くらいだと思う。

前述の通り、FESTIMAは午前の部、午後の部、夜の部があり、午前に「繊維のお面(Masques de fibre)」、午後に「葉っぱのお面(Masques de feuilles)」、夜に「布のお面(Masques de tissu)」の踊りが見られる。繊維のお面と聞くと、繊維で出来たお面かと思ってしまうが、ここで「マスク」というと、頭に被るお面だけでなく体に纏う衣装も含めるらしい。そのため、お面そのものは木彫りだが、身に纏う衣装が繊維か葉っぱか布かの違いになる。

ブックル・ド・ムフン州ウナOunaの繊維のマスク。
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ブックル・ド・ムフン州クカKoukaの繊維のマスク。
座っている姿がかわいらしい。
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やっぱりこういうフェスティバルは動画だと面白い。



マリのドゴン族のマスク。
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ブックル・ド・ムフン州チェリバTcheribaのマスク。
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セユSeyouのマスク。
セユってどこだったかな?
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ベナンのマスク。
マスクの域を通り越した伝統魔術のスペクタクルという印象。
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午後の葉っぱのマスク。
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お面と芸術の国際フェスティバル in Dedougou_c0116370_5532558.jpgちなみに、これらはフェスティバル実行委員会の敷地内に飾られていた各地のマスク。こういうマスクは見ていて飽きない。


お面と芸術の国際フェスティバル in Dedougou_c0116370_553539.jpgそして、これはブックル・ド・ムフン州の特にデドゥグのマスク。




デドゥグは首都から車で片道3時間なので、日帰りはきつかったが、それでも行ってよかった。


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by iihanashi-africa | 2014-04-10 05:58 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
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