タイガーナッツという豆
仕事を再開するとなかなかアップする時間をとれない。。。

ここ数回、日本では一般的ではない食材を紹介してきたので、もう少し続けてみようと思う。

今回は「タイガーナッツ」
フランス語で、Pois sucréSouchetと呼ばれる。

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こういう豆。


c0116370_21502644.jpg割るとこんな感じ。
生あるいは乾燥させたものを、落花生みたいな感覚で、小腹がすいた時に直接食べるのが通例。ジュース加工も行われている。その他、飼料、油、パウダー、クスクスへの加工も行われているが、需要は少ない。
かなり甘味があり、この甘味が苦手な人ももしかしたらいるかもしれないが、私は嫌いではない味。


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一見カヤツリグサ?と見間違える。
食用カヤツリグサとも言うらしい。


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こうして根に無数の豆が出来る。


昨年末にブルキナファソ南西部のカスカッド州コモエ県のタイガーナッツ栽培地を視察した。コモエ県のタイガーナッツ栽培面積は合計198ha。平均収量は1.5ton/haということで、県全体の生産量は約300トンかな。ブルキナファソ全体の生産量はデータがないのだが、コモエ県ほどの生産量を得ている県はそれほどないと思うので、勝手な想像で1500トンくらいかと思う。
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タイガーナッツは通常8月に播種し、12月~2月にかけて収穫する。8月に播種というのが何を意味するかというと、雨期の栽培作物のうち一番最後に種をまくということ。ブルキナファソの農家にとって最も重要な作物は、ミレット、ソルガム、トウモロコシなどの穀類。翌年安定した生活を送れるかどうかは穀類の収穫量で決まると言っても過言ではない。そのため、まず最初にこれら穀類(栽培期間も長い)が播種される。それが6月頃。その後、綿花、ゴマ、ササゲ、落花生等の換金作物が植えられ、中でもタイガーナッツは最後にまわされる。まだまだ重要度という意味では、他の作物に劣る。

タイガーナッツの栽培技術はいたって簡単で、深刻な害虫被害も見られないが(むしろ日本では繁殖性の高い雑草として嫌われているくらい)、収穫に労力と時間を要する。通常、土が乾燥するまで収穫せず、固くなった土をダバでたたいて砕き、そこから小指の先ほどの豆を選り分ける。1日に幅20~30mの畝1列しか処理できず、0.25haの収穫を終えるまでに1カ月から1.5カ月はかかる。

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コモエ県で栽培されるタイガーナッツは主に3品種ある。①モバイレ(長粒)、②ムチャニ(小粒)、③モビレ(黒粒)。①と③がジュース加工に適していると言われる。


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これがタイガーナッツのジュース。
ちょっと粉っぽいけど美味しいと思う。
ブルキナファソではOchataオシャタと呼ばれている。調べたら、スペイン語で「horchata de chufa(タイガーナッツのミルク」と呼ばれる飲み物があるらしい。ここからきているのかも。スペインではタイガーナッツジュースの需要が高く、生産国でもあり輸入国らしい。


さて、これからどこまで生産がのびるか。


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by iihanashi-africa | 2014-01-22 22:05 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
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