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ボボ・ディウラソとモスク
以前、写真だけ掲載したボボ・ディウラソのモスク。
ボボのモスク

前回訪れたのは2007年12月。6年ぶりに訪れて、今度は内部も見学したので、もう一度掲載することにする。

これが6年前の写真。
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そしてこれが角度は違うけど今現在の姿。
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全然変わっていない。

ブルキナファソ第2の都市ボボ・ディウラソで最古のモスク。通称「泥のモスク」。1880年に建設が開始され、10年かかって完成した。壁は土と粘土で出来ており、支柱は全てシアの木が使われている。

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天井にもこうしてシアの木が並べられている。ボボ・ディウラソは雨が年間1000mm弱降る土地柄、湿気が多く木が腐りやすい。そのため5年に一度、木の張り替えを行っているとのこと。


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モスクの中。
モスク内には42本の柱が、外には64本の柱が建てつけられている。


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モスクの上へ上がる階段。


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光窓&通気口&雨除けの帽子。


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「ミナリ」と呼ばれるモスクの塔。
この中は空洞になっており、5段に仕切られたお祈りのための個室がある。利用するのはコーラン学校の先生など。一週間近く籠る方もいるとのこと。

ちなみに、壁に埋め込まれた無数のシアの木も5年に一度新しいものに埋めかえられる。



これは、ボボ・ディウラソで最初に建てられた家と言われている。ボボ・ディウラソとモスク_c0116370_18245482.jpg



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「Première maison de l’ancêtre Bobo fondateur de Sya construite au XIe Siècle (11世紀に建設されたボボの祖先であるシヤ創設者の家)」


ボボ・ディウラソの歴史は諸説あるのだが、Wikipediaによると、1050年頃にMandeからやってきた農耕民族Boboが住み着いた「Kibidoue」と呼ばれる村が徐々に大きくなっていったらしい。「Kibi」というのはボボ民族の言葉で「木」を意味し、大きな木の周囲に集落を作ったことから、このような村の名前となったとのこと。この小さなKibidoue村に、商人のDioulas族や他の民族も徐々に居住を始め、BoboとDioulaの混在した街という意味でBobo Dioulassoという名前が付けられた。

ボボ・ディウラソは今やブルキナファソの経済の中心地。大きな工場は、ワガドゥグではなくボボ・ディウラソにある。経済的に最もつながりの強いコートジボワールと近く、また一大農業生産地域の中心都市でもあるため、人口はワガドゥグほどではないものの活気はある。また、降雨量が比較的多いため、緑も多く過ごしやすい。これといった観光名所がないのが残念なのだが。。。

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by iihanashi-africa | 2013-12-29 18:31 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
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