先週金曜日10月26日は、イスラム最大のお祭り犠牲祭だった。
この日、友人のイリヤスムと仕事でお付き合いのあるワタラさんから招待を受け、二人の家をはしごすることにした。 イリヤスムの家は、2007年の犠牲祭でもお邪魔している。 羊の解体の仕方や焼き方は毎年同じなので、こちらをどうぞ。 羊、羊、羊、 今年の羊はこんな感じ。 大きさが分からないので私も入ってみた。 羊の足も炭火に直接入れて焼いて食す。どうやって食べるのだろう。 今年は羊がやたらに高い。 これだけ大きい羊は15万FCFA(約2万円)。これまでは5万~6万FCFAで購入出来ていたのが、今年は3倍にまで跳ね上がった。高すぎて羊が購入できず、やむを得ずヤギを購入した人もいた。羊もヤギも買えず、鶏だけを調理した人もいた。友人のイリヤスムも羊一頭分の予算しかなかったが、親戚から羊をもう一頭プレゼントしてもらったらしい。犠牲祭は、イスラム最大のお祭りなので、借金をしてでもお祝いをする。こういうところはアフリカの文化だと思う。 なぜ今年はこんなに羊が高値になったのか。 正確には分からないが、やはりマリの政情不安が大きく影響しているようである。マリの畜産は非常に盛んで、マリの羊は周辺国からも安価で大きな羊が買えると評判だった。そのマリが今年3月以降政情不安に陥り、市場が混乱した。これまでマリから輸出されていた羊の量が激減し、国際市場流通量が激減、ブルキナファソの羊も過去以上に周辺国、特にコートジボワールに輸出された。それがこの高値に繋がっているらしい。 政情不安というのは国民の生活にこういうところで影響が出てくる。 権力者は分かっているのだろうか。 にほんブログ村
by iihanashi-africa
| 2012-10-30 06:11
| ブルキナファソ
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