人気ブログランキング | 話題のタグを見る
"Le foulard noir"
ドイツ文化センターに映画を見に行った。

"Le foulard noir"というBoubacar Diallo監督の映画。
http://www.lefaso.net/spip.php?article46361

2010年のブルキナファソの軍隊の暴動で犠牲になった市民を描いたもの。店が略奪に遭った女性、強姦に遭った女性、その旦那さんの殺害、強姦に遭った女性の自殺、全てを失った女性の再出発、、、、映画はフィクションだが、当時ブルキナファソにいなかった私は、こんなにも悲惨な状況だったことを初めて知った。そしてブルキナファソ政府が被害者救済に相当の金額を積んだことも。

ブルキナファソもか。

しかし、ブルキナファソの方々は映画の最中にコメントが多い。そして、始終笑っている。全然笑うところではないのに。私は悲しくて胸が痛くなっているのに、周囲では笑い声が聞こえる。

この話をアフリカ人の友人にしたら、きっと「映画は映画」と割り切ってみているのだという。私は映画に入り込んで主人公の気持ちを自分でも感じてしまうのだが、ブルキナファソの方は映画はあくまで映画で、楽しんで見るものだと捉えているのだろう。このあたり、文化の違いを感じる。

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村
by iihanashi-africa | 2012-09-28 07:50 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
<< アビジャンの路上物売り 内陸にはない楽しみ >>