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ラマダンが明けましておめでとうございます
イスラム教圏にお住いの皆さま、
ラマダン(断食)明けのお祭りをいかがお過ごしでしょうか。

ワガドゥグは、昨日8月19日がラマダン明けのお祭りでした。今日は振替休日。今年の8月は休日が多い。ちなみに同じブルキナファソでも北部のサヘル州は今日がお祭りだそう。

お祭りの日の決め方はこの記事をご参照あれ↓
タバスキ(犠牲祭)の日付の決め方

断食の記事も以前書きました↓
断食明けの祭り

ブルキナファソ、特に首都ワガドゥグは、宗教の面で見ると非常に面白い街だと思います。敬虔なキリスト教徒あるいは敬虔なイスラム教徒が比較的少ないのです。キリスト教徒とイスラム教徒の結婚も多々見られます。そして男性がイスラム教徒の場合でもキリスト教徒の妻の改宗を強制しません(改宗させる場合もあります)。私の知っているケースだと、キリスト教とイスラム教の夫婦の子は両方の洗礼を受けて二つの名前を持っていました。「Albert Oumar」。Albertはキリスト教名、Oumarはイスラム教名。不思議な響きです。このAlbert Oumarさんは40歳近い方なのですが、イスラム教に決めたと公言しながら、実は教会にも通っています。まあ、これは稀なケースですが。

敬虔なイスラム教徒ではないと思われる現象が、断食中にも見られます。

断食は1か月間続きますが、子供や老人、妊婦や病人はしなくてよいとされています。実は私の周囲のイスラム教徒はなぜが断食の期間に病気になります。「胃が悪くて断食をするなと医者に言われている」、「今日は具合が悪い(そしてその後何日も調子の悪い日が続く)」、、、、などなど。それでもいつも通り仕事はしているのに、とりあえず朝から具合が悪いと言い、昼食はもりもり食べるのです。私から見ると仮病にしか見えない...仕舞いには、「今日は寝坊して5時半に起きられず、日が昇る前に朝食をとれなかったから、今日は断食をしない」という方もいました。そういえば、以前豚肉を食べるイスラム教徒に出会ったのもブルキナファソでした。この方の場合、両親がイスラム教徒なので、自分もイスラム教徒だと言いますが、お祈りも断食もせず、とりあえず他の宗教に属しているわけでもないのでイスラム教徒だと言っている名前だけの信者です。

さて、昨日私はブルキナファソの友人宅へ行ってきました。
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ラマダン明けのお祭りはタバスキよりも準備が複雑ではなく、必ずしも羊を調理する必要はありません。肉であれば何でもOKです。この日は、鶏肉と牛肉でした。
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ちなみに犠牲祭の羊の記事↓
羊、羊、羊、


友人の二人の娘も少しおめかししていました。午前11時から午後5時まで6時間かけて編んでもらった髪形。
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by iihanashi-africa | 2012-08-20 21:46 | ブルキナファソ | Trackback | Comments(0)
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