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マダガスカルのウナギ、日本へ。
一昨日7月27日、日本は土用の丑の日だった。

父に電話をしたら、今日本はうなぎが高騰しており、マダガスカルからウナギを輸入することになったという話題を聞いた。

http://www.africa-news.jp/news_CR3eG5p7p.html

まず、静岡県の卸業者が2012年6月下旬にアフリカ・マダガスカル産の食用うなぎの輸入に踏み切り、続いて東京都の業者も近くマダガスカルからうなぎを輸入したとのこと。アフリカからの輸入は初。

マダガスカルは、伝統的にウナギを消費する国。日本人ほどではないが、伝統料理の一つに、「豚肉とウナギの煮込み(Henan-kisoa sy Amalona)」がある。日本人にとって異質な組み合わせだが、マダガスカルでは豚肉と魚の煮込みも存在し、何の違和感も感じられない。

マダガスカルのウナギは、日本のウナギと同等の大きさのものから、ニシキヘビほどの太さのウナギまで存在する。太いウナギはかなり淡泊で、細いウナギは独特のウナギの臭みがある。この臭みが苦手な私は、マダガスカルのウナギ料理は好んで食すことはなく、日本の甘く味付られたウナギを懐かしんでいた。あと、小さいウナギは小骨が沢山残っており、食べるのが大変だった記憶がある。

マダガスカルのウナギ養殖は、首都アンタナナリボから東へ100㎞のムラマンガ(Moramanga)周辺からアンバトラザカ(Ambatondrazaka)に向かう道沿いで行われている。見たことはないが、日本に輸出するということで、今後大量生産されることになるだろうか。

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by iihanashi-africa | 2012-07-30 00:55 | マダガスカル | Trackback | Comments(4)
Commented by 石田 at 2012-07-30 11:20 x
iihanashi-africaさん、こんにちは!
お元気でいらっしゃいますか?

私もそのニュースを見ました!
味は油はそんなにのっていないけれど、さっぱりしていて、それなりに美味しいとのことでしたよ!
スーパーに並んでいたら一度買ってみようと思います♪
Commented by Sato at 2012-07-31 00:15 x
iihanashi-africaさん。ウナギの記事、うちでも書いてましたが(http://buzzaholic.jugem.cc/?eid=1794)、小さいのも大きいのもいるのですね。やっぱり住んでいた人の情報は違いますね。いろいろ調べてもちゃんとは出てきませんでした。Satoは食べたいけど、そこまでして、とは思わないのですが。マダガスカルの産業に貢献できれば良いけれども、完全養殖ができていない限り稚魚の乱獲に貢献してしまいそうで、このあたりが怖いところですね。
Commented by iihanashi-africa at 2012-07-31 05:58
石田さん、是非食べたら感想を教えてください。日本人はよい素材を見抜く力に長けていると思いますので、きっとそれなりに美味しいのでしょう。
Commented by iihanashi-africa at 2012-07-31 06:14
satoさん、ありがとうございます。7月前半はブログをチェックしていなかったため、satoさんの記事を見過ごしていました。より詳細な記事、参考になります。うなぎは稚魚生産の単価が高いと言いますから、やはり数年後に日本と同じ状況に陥ってしまいそうで怖いですね。それに、輸出先が日本だけですと、リスクは高いですね。マダガスカル国内でも伝統料理の一つではあるものの、日常の食卓に出てくる素材ではないため、国内消費は限られており、むしろ輸出向け産業になる可能性も高い=リスクも高いので、このあたりも少々怖いですね。
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