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12の丘の12の妃
マダガスカルの首都アンタナナリヴは、12の丘に囲まれている。

16世紀後半、マダガスカルの大部分を統一したメリナ王国の4代目の王Andrianampoinimerinaアンドリアナンプイニメリナは、12の妃を持ち、それぞれアンタナナリヴを取り囲む12の丘に住まわせた。

その12の丘を登ろうという企画を友人らと立てた。

12のうち2つの丘はすでに制覇している。一つはアンタナナリボの中心に位置する女王宮。
もう一つはAmbohimangaアンブヒマンガ

7月24日(日)、3つ目の丘Antongonaアントゥングナの丘登りを決行した。
アンタナナリボからは25㎞、車で1時間程度。国道1号線から丘までの道は相当悪い。

12の丘の12の妃_c0116370_3471018.jpg一緒に行った友人2人はフルマラソンも走ってしまうアウトドア派。国道1号線から丘のふもとまでもジョギングしようということになった。私も軽いジョギングはするものの、アップダウンのある道は慣れていない。息が荒くなる。7キロほど走って丘のふもとへ到着。ここから丘の頂上を目指す。


実はこの丘、最初に存在を知った時にGoogle earthで調べたら、相当の崖の上に聳えている写真が載っていた。その写真でかなり関心が高まった。
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少し登ってから見た女王宮。


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足元はかなり険しい。


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頂上の周囲は石を巧みに積み上げた塀に囲われている。


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頂上付近は意外に緩やかな上り坂。


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到着。と思いきや、ここは管理人さんの家。


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ここが本当の入口。


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頂上はこんな感じ。アンブヒマンガの王宮のように、黒檀で作られた王宮が二棟。中は歴史を紹介するミュージアムになっている。右側の棒は避雷針のようだ。周囲を見渡すとこの丘が一際高い。避雷針がなければすでに火事にあっていたことだろう。


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隣の丘にも登ってみた。
こちらは道もなく、整備の手は全く入っていない。


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美しい。。。
世界遺産に登録されているアンブヒマンガの丘ほど整備はされていないが、このアントゥングナの丘の方が登り甲斐があるし、景色もいい。
よくもまあ、こんなところに王宮を建てようと思ったものだ。敵の襲撃は防げるかもしれないが、使いの者たちは大変だったに違いない。

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by iihanashi-africa | 2011-08-09 04:20 | マダガスカル | Trackback | Comments(2)
Commented by shuri at 2011-08-17 03:47 x
Antongona、意外な景勝スポットでしたね! この企画をきっかけに、イメリナ王国の歴史について私も少し勉強しました。
次のねらい目は、Antsahadintaでしょうか・・・雨季が始まる前に行ってみたいですね♪
Commented by iihanashi-africa at 2011-09-15 00:45
Shuriさま。コメントへのお返事が遅くなってしまいました。雨期前に是非あと1か所!
でも昨日、今日と雨ですね。もう雨期???
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