今年の目標「1ヶ月に最低5回ブログ更新」を掲げたばかりなのに、やっと今年2回目。頑張らねば。
3ヶ月も前ですが、RLIというジャスのラジオ局が主催するJAZZ in Trainという企画に参加してきた。日帰り列車旅行をしながら1日中ジャズに浸るという企画。アンタナナリボからアンジルAnjiroまで行く。 ある日偶然ポスターを見かけて友人を誘って参加することに決定。チケットを購入しにRLIラジオ局へ出向くと、「はい、チケット」と言って渡されたのがこのCD。素敵な切符。 私の目的はJAZZよりも列車に乗ること。 途上国の列車は概して車より遅い。列車が車に負けては、客車として利用する意味がない。唯一勝る点は重量のある貨物を運べること。だから、ここマダガスカルでも鉄道は発達していない。でも鉄道を利用する機会が少ないからこそ、一度は乗ってみたいという気持ちが強くなる。 マダガスカルに初めて鉄道が敷かれたのは1901年。1909年にAntananarivo=Brickaville間が開通し、翌年にはTamataveまで繋がる。1915年にはMoramanga=Lac Alaotraが開通し、1923年にはAntananarivo=Antsirabeも開通する。 1974年、それまで民間企業であった鉄道会社を国営としたが、1990年代に入り鉄道の維持管理がなされなくなり、政府は再度会社を手放して民営化した。現在のMadarailの誕生である。現在、ベルギー企業が最大の株主となっているらしい。 朝9時にアンタナナリボのスアラノ駅を列車で出発。 内装の異なる車両が5両連なり、ぎりぎりに到着した私たちは座り心地の悪い車両へ追いやられてしまった。 今回のルートであるアンタナナリボ=アンジル間は、毎月1回は出張で通るルートである。見慣れているはずの景色だが、車からの景色とはやはり違う。自然が近く感じる。 列車の中でジャズの生演奏を聴きながらアンジルへ向かう。 意外にも演奏の質が高く、どの車両の演奏も心地よく聴けた。特にこの女性ボーカルがよく、最後に普段はどこで歌っているのか聞くと、普段は舞台をしており歌ってはいないという。もったいない。。。 列車の中では、アルコールを含む飲み物が無料でサービスされた。企画はとてもしっかりしていたと思う。 アンタナナリボを出発して3時間。お昼過ぎにアンジルへ到着。 駅に到着するのかと思いきや、こんな場所に停車。 アンジル村近くの広場に、既に野外ステージが設置されていた。 到着してすぐにジャスコンサートが開始され、RLIのスタッフが昼食バイキングの準備を始めた。かなりきめ細やかなサービスだった。 RTAというテレビ局のカメラが2台来ており、カメラマンもビールをポケットに入れて仕事。 もともとJAZZをそれほど聴かない私は、2時間も聞いていると飽きてきてしまい、線路の上を散歩。生演奏を聴きながらの贅沢な昼寝もしてしまった。 この間、列車は近くの町まで行き、Uターンして午後4時に戻ってきた。 アンタナナリボに到着したのは午後7時。帰りもずっとジャズ三昧。さすがに別の音楽が聴きたくなった。 面白い経験ではあったけれど、かなり疲れたので、もう乗ることはないかもな。 ******************* JAZZ in Trainの一週間後、友人から携帯にメッセージが入り、RTAテレビで私が写っていると教えてくれた。その後も何度か放映されたようで、いろんな方から「テレビで見たよ」と言われたのだが、私自身は結局見られず終い。残念。どこかで番組の録画を入手できないかな。。。 にほんブログ村
by iihanashi-africa
| 2011-01-26 06:35
| マダガスカル
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Comments(4)
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久高
at 2011-01-28 11:46
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月5回。期待します。
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kjys1575 at 2011-01-29 17:02
NHKスペシャルの最後の楽園という番組でマダカスカルのサルとカメレオンの種類の多い事を紹介していました。18日はお誕生日でしたね。おめでとうございます。ジャズ列車ものどかですね。
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iihanashi-africa at 2011-02-04 00:12
月5回。頑張ります。
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iihanashi-africa at 2011-02-04 00:23
kijys1575さん。なんと私の誕生日を覚えていてくださったとは。本当にありがとうございます。毎年、充実した1年を送りながら歳をとっています。歳をとる毎に失うものもありますが、得るものの価値はその倍ですので、1年を振り返るのが楽しみです。
NHKの番組ですが、俳優の福山さんが出演していたドキュメンタリーですよね。確か11月頃にマダガスカルに撮影にいらしていたようです。ちらっと会った私の友人は、アウトドアな男性陣の中に一人だけやけに白くすらっと格好いい人がいたと話していました。
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